●君主は
善を嘉して不能を矜む。
いきなりこう書かれたら、なんとなく善と不能でつながりがわからなくないわけではないけれども、読め!といわれたら読めないでしょうね・・・
もちろん、論語・・・です。
読みは 「善(ぜん)を嘉(よみ)して不能を矜(あわれ)む。」
善人(ぜんじん)をたたえながらも、能力の劣った人をも哀(あわれ)れむべきである。
ということらしいです。
てな感じで、私の会社の社長さんが論語をつぶやかれるのですが
難しい読み方にふりがなありのあたり・・・やさしいです。
と書くと
これまた前に勤めていた会社の話で恐縮ですが
生保の1年間の研修明けに配属された、町田支店での支店報作成のことが思い出されます。
今の生保の支店管理ってどうなっているかは知りませんが、
当時の支店は毎日の営業報告のほか、月次締めで集計し、その営業結果を拠点比較して支店報に載せていました。
そして、当時の町田支店も独自の支店報を作成していました。
当時の町田の支店長は
日大文学部卒! 趣味は乗馬! というそれだけだととても、支店営業のトップとは思われない方でしたが
なにがどうして・・・組合の切った張ったもよくやる、とても剛毅な営業マンでした。
その支店長が、支店報の巻頭文(書き出し)を手書きされて、
その手書きされた巻頭文章を、エポワードでパソコンに打ち込むというような仕事を、当時入社2年目の私は毎月始の仕事にしていました。
ところが、この日大文学部卒の支店長
まぁ、ユーモアあるといえばあるといい、意地悪といえば意地悪だったのですが、
必ず! その支店報の巻頭文のなかに、「ほとんど日常使わない、そして想像しても読み方がわかりにくい・・・」漢字をいわゆるさまざまな古典から引っ張り出してきて、いれてくるのです。
そして、その巻頭文はいつも拠点長会議の最初に、前月の月報(営業成績)で支店内最下位の拠点長さんに読ませるのでした・・・
だから、いつも私がエポワードで打ち込むころには、拠点長のうちの誰かが、必ず私のところに電話してきて、「今回の支店報巻頭できたかい、難しい漢字あるかい?」って聞いてきてましたね
もちろん、その聞き手はやはり最下位の拠点長さんでしたね・・・ <笑
そのために、古典を引っ張り出してみたりしたなぁ・・・
その癖というわけではないけれど、今は社長のつぶやく論語を英文でなぞったりしてますわ。
で、その町田の支店長さん
実は私の結婚式で主賓として出席していただいたのですが
最初に出席を頼みにいくと「私は会社の部下の結婚式には出ない主義だ」といわれてしまい、実際によほどのことがない限り出席はしていなかったようなのでした。
当然にまず仲人を断られ、主賓出席も断られ・・・ それでも何度も足を運んで頼み込んで、やっとの思いで主賓出席を承諾してもらったんですが、
しばらくして、支店長によびだされ、すると今度は「出席はするが、スピーチはせん!」
とまぁなんとも、
うれしい結婚式でこんなひやひやとする思いをするとは思いもよりませんでしたわ。
支店の次長さんにも、その支店長さんへの依頼の苦労を話すも、次長さんも「なるようにしかならんだろう・・・」といわれるばかり・・・
結婚式当日はなんとか苦肉の策で、その結婚式の司会をやってくれた会社同期に頼んで、
主賓の挨拶!とは言わず「支店長の○○さん どうぞひとこと・・・お願いします」 となるようになれ! と振ってみてもらいました。
すると・・・
ちょっとは驚かれたのかな・・・ (いやもう20年近く前の話を引き続きかいちょります・・・すみません)
しかし、たちあがった支店長・・・マイクの前にたつと・・・・
よう・・・しゃべるわいな
言い出しはしっかり憶えているな
「今日は私の好きな馬の 大事なレースがあります、だから私は出席したくなかった・・・」だもんな・・・ <汗
その後は、結婚式では禁句!という、切った張っただの、別れるだの、殺すだののことばいり交えてを話をされたのでした。
友人や親戚の結婚式にも相当な回数出席してきましたが
自慢じゃないが、後にも先にもここまで新郎を落とすスピーチはなかったでしょうな
(でも実際には最後の褒めことばがすごく強調されたんですけどね・・・)
だからかな?私がスピーチを求められたときに、「褒めことば」だけのスピーチはなしだな
と思ってしまうんですわ。
あれ?なんだっけ?なんの話をしていたんだ?
漢字の読み方が難しいうんぬん・・・からはじまったんだな、今日の日記は
といって途中から思い入れで書いた、その支店長さんも現役の役員さんのときにお亡くなりになられて、もう10年近くなってますかね?
あのかたこそ、営業の師 という感じでした。
あれ?
私も不義理だなぁ・・・ 七回忌だの十三回忌だのというのを完全にわすれているかも・・・
ちょっと昔の手帳を紐解いて確認してみるかな・・・とへんな締めくくりですみませんが、そんなことを今朝は思いました。
善を嘉して不能を矜む。
いきなりこう書かれたら、なんとなく善と不能でつながりがわからなくないわけではないけれども、読め!といわれたら読めないでしょうね・・・
もちろん、論語・・・です。
読みは 「善(ぜん)を嘉(よみ)して不能を矜(あわれ)む。」
善人(ぜんじん)をたたえながらも、能力の劣った人をも哀(あわれ)れむべきである。
ということらしいです。
てな感じで、私の会社の社長さんが論語をつぶやかれるのですが
難しい読み方にふりがなありのあたり・・・やさしいです。
と書くと
これまた前に勤めていた会社の話で恐縮ですが
生保の1年間の研修明けに配属された、町田支店での支店報作成のことが思い出されます。
今の生保の支店管理ってどうなっているかは知りませんが、
当時の支店は毎日の営業報告のほか、月次締めで集計し、その営業結果を拠点比較して支店報に載せていました。
そして、当時の町田支店も独自の支店報を作成していました。
当時の町田の支店長は
日大文学部卒! 趣味は乗馬! というそれだけだととても、支店営業のトップとは思われない方でしたが
なにがどうして・・・組合の切った張ったもよくやる、とても剛毅な営業マンでした。
その支店長が、支店報の巻頭文(書き出し)を手書きされて、
その手書きされた巻頭文章を、エポワードでパソコンに打ち込むというような仕事を、当時入社2年目の私は毎月始の仕事にしていました。
ところが、この日大文学部卒の支店長
まぁ、ユーモアあるといえばあるといい、意地悪といえば意地悪だったのですが、
必ず! その支店報の巻頭文のなかに、「ほとんど日常使わない、そして想像しても読み方がわかりにくい・・・」漢字をいわゆるさまざまな古典から引っ張り出してきて、いれてくるのです。
そして、その巻頭文はいつも拠点長会議の最初に、前月の月報(営業成績)で支店内最下位の拠点長さんに読ませるのでした・・・
だから、いつも私がエポワードで打ち込むころには、拠点長のうちの誰かが、必ず私のところに電話してきて、「今回の支店報巻頭できたかい、難しい漢字あるかい?」って聞いてきてましたね
もちろん、その聞き手はやはり最下位の拠点長さんでしたね・・・ <笑
そのために、古典を引っ張り出してみたりしたなぁ・・・
その癖というわけではないけれど、今は社長のつぶやく論語を英文でなぞったりしてますわ。
で、その町田の支店長さん
実は私の結婚式で主賓として出席していただいたのですが
最初に出席を頼みにいくと「私は会社の部下の結婚式には出ない主義だ」といわれてしまい、実際によほどのことがない限り出席はしていなかったようなのでした。
当然にまず仲人を断られ、主賓出席も断られ・・・ それでも何度も足を運んで頼み込んで、やっとの思いで主賓出席を承諾してもらったんですが、
しばらくして、支店長によびだされ、すると今度は「出席はするが、スピーチはせん!」
とまぁなんとも、
うれしい結婚式でこんなひやひやとする思いをするとは思いもよりませんでしたわ。
支店の次長さんにも、その支店長さんへの依頼の苦労を話すも、次長さんも「なるようにしかならんだろう・・・」といわれるばかり・・・
結婚式当日はなんとか苦肉の策で、その結婚式の司会をやってくれた会社同期に頼んで、
主賓の挨拶!とは言わず「支店長の○○さん どうぞひとこと・・・お願いします」 となるようになれ! と振ってみてもらいました。
すると・・・
ちょっとは驚かれたのかな・・・ (いやもう20年近く前の話を引き続きかいちょります・・・すみません)
しかし、たちあがった支店長・・・マイクの前にたつと・・・・
よう・・・しゃべるわいな
言い出しはしっかり憶えているな
「今日は私の好きな馬の 大事なレースがあります、だから私は出席したくなかった・・・」だもんな・・・ <汗
その後は、結婚式では禁句!という、切った張っただの、別れるだの、殺すだののことばいり交えてを話をされたのでした。
友人や親戚の結婚式にも相当な回数出席してきましたが
自慢じゃないが、後にも先にもここまで新郎を落とすスピーチはなかったでしょうな
(でも実際には最後の褒めことばがすごく強調されたんですけどね・・・)
だからかな?私がスピーチを求められたときに、「褒めことば」だけのスピーチはなしだな
と思ってしまうんですわ。
あれ?なんだっけ?なんの話をしていたんだ?
漢字の読み方が難しいうんぬん・・・からはじまったんだな、今日の日記は
といって途中から思い入れで書いた、その支店長さんも現役の役員さんのときにお亡くなりになられて、もう10年近くなってますかね?
あのかたこそ、営業の師 という感じでした。
あれ?
私も不義理だなぁ・・・ 七回忌だの十三回忌だのというのを完全にわすれているかも・・・
ちょっと昔の手帳を紐解いて確認してみるかな・・・とへんな締めくくりですみませんが、そんなことを今朝は思いました。