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映画「チルソクの夏」は永遠です♪

「出口のない海」エキストラ参加・つづき・・

2005-11-04 23:57:19 | 佐々部清監督
昨日へんな時間に寝て、また起きて寝て・・で、今日はなんだか時差ぼけのようでした。

2日の夜中に参加した撮影が、なんだか夢の中の出来事のようです。

今日の読売新聞・山口県版に、30日のロケのことが記事となっていました。
記者の方も丸坊主頭にして、実際に参加されたようです。
(海老蔵さんの斜め前に位置している写真が載ってました)

この日のロケは、とても大変だったと聞いています。
途中でいなくなった人もいたとか・・
監督さんや、スタッフの方たちの一生懸命な姿を目にしたら、そんなことできないと思うのですが、よほど辛かったのでしょうか。残念な気持ちでいっぱいです。

その日のエキストラの中の最年長者の方のコメントが、掲載されていました。
光市の60才の方です。
「終戦の年に生まれたんだ。
二度と帰ってこれないことを知って出撃した人生の先輩たち。どんなに悔しかっただろう。
戦争は二度としてはならない。
この映画でそのことが少しでも世の中に伝わることを願いたい」

本当にその言葉のとおりだと思います。
戦争は絶対にしてはならないと。

そしてこの映画は、そんな戦争の愚かさを訴え、みんなの心にずっと残ると思います。
ところで、私の参加した2日のロケのことですが・・

いよいよ撮影が始まるということで、1番ホームへとみんな移動しました。
指示のあったとおり、各車両の前に並びます。
荷物を持って乗り込む人もいます。

学童疎開の役の小さな子どもたちが、かなり眠そうで、大丈夫かな~?という感じです。
お母さんに抱っこされて、眠っている子もいました。

重たそうな機材が運び込まれ、大きなカメラも設置されました。
ライトの位置や、また旗の位置など、細かく調整されています。

「仕事」をされているスタッフの方たち。プロとはこういうものなんだ!(感動)

私はというと、移動中に隣になった女性とりんごさんとずっと一緒にいておしゃべりしていたのですが、私達ふたりだけ3両目のホームのところへ変更になりました。(りんごさん、さようなら~
「お父さんを見送っているという様子でお願いします」と言われ、お父さん役?の方と一緒に、なんとなく、こんな感じかな~と、練習してました。

さて、本番!というときになって、やっぱりこっちと言われ、また2番ホームへ。
(お父さん、さようなら~

景色のひとつでしかない私達でも、やはり衣装の色など細かく見ていらっしゃるのでしょうか。間引かれたり、呼ばれたり。とにかくいろいろでした。

終わってから上着を取りに行こうとしたとき、監督さんに「疲れたでしょう。休憩取れなくてごめんなさいね」と声をかけていただきました。
なんて優しい言葉。
「いえ、全然大丈夫です」と答えました。(感激)
はっきり言って、そのお言葉で、「元気ハツラツゥ!」状態です。

私なんかは、失礼とは思いましたが、途中疲れてしまって、壁によっかかって体育座りをしたりしてました。
監督さんや、スタッフの方はずっと立ちっぱなしです。
いえ、駆け回っていらっしゃる方もたくさんいます。

メイクさんも、ずっと回っては私達の頭を何度も直してくださってました。
寒いのに半そで姿のスタッフも・・(それでも汗をかいている)

ホームでの撮影が終了し、今度は広場に集まって音取りです。
車両ごとにそれぞれ声を出します。
1両目は学徒出征の方たちで、送る方、送られる方とそれぞれ台詞がありました。
それがとても上手でびっくりするほどです。

歩いて移動し、衣装を返し、髪を直してもらって、外に出ると6時過ぎでした。
徹夜をしたのは何年ぶりでしょうか。
爽やかな疲れでした。

しかし、監督さんやスタッフの方たちは、こんな徹夜はいつものことなのでしょうね。
私達がやりっぱなしで帰ったあとの後片付けから、また次の現場までの移動と、休む間もなく(眠る間もなく)またお仕事をされるのでしょう。

みんなの思いが詰まった映画、きっと素晴らしいものになるに違いありません。

素敵な経験を、どうもありがとうございました。

「出口のない海」エキストラ参加

2005-11-03 23:43:32 | 佐々部清監督
昨日の真夜中に、「出口のない海」の撮影に参加させていただきました。
参加?というよりも、「見学」の方がぴったりくるかも。
本当に幸せでした。

監督さんの鋭い目と、「本番!」の声の次にくるあのピーンとした空気には胃が痛くなるほどでした。
スタッフの皆様の大変さもひしひしと感じました。
感動の裏には見えない仕事がたくさんあるんですね。

撮影には海老蔵さんの他に、樹里ちゃんと杏奈ちゃん。そして古手川裕子さん。
実際の樹里ちゃんを見るのは初めてです。
息を呑むくらいお肌がすべすべで色も白く、「次は化粧品のCMもきそう・・!」などと、全く関係ないことまで頭に浮かびました。


女性は夕方6時に集合となっていましたので、時間調整のため車で行きました。
男性は7時半集合だったので、子どもはあとから電車で来て、現地で待ち合わせました。

受付に行くと、周南サポーターズの大橋さんが丸坊主姿で、汗をかきかきお世話をされていました。本当にいつも大変なお役目で、頭が下がります。

メイクの方に髪をセットしてもらって、衣装の方へ行きました。
かなりの人数だったので、時間がかかります。
並んでいる最中に、子どもがきました。(つまりこの時点で受付をしてから1時間半は経っていることになります)

衣装を着せてもらって、ロビーで子どもと一緒に、持参した夕食(簡単にパンと飲み物)を食べました。
そのとき近くにいた方と、写真を撮ったりして、楽しくお話しました。

お一人の方は熊本からの参加でした。
海老蔵さんのお父さんの方のファンで、後援会にも入っているそうです。
海老蔵さんの襲名披露パーティにも行かれたとか・・
そしてそのときの博多座には4回行かれたそうです。凄い!

もうひとりの方は防府市の方でした。
私が「私は佐々部監督のファンなんですよ~」と話したら、お二人とも「監督を見に来られたんですか?」と驚いていました。海老蔵さんでなくてすみません。

結局その方たちとは離れ離れになって、私は「2両目のホームの見送り客」になりました。
偶然、りんごさんにお会いしてびっくりでした。
いろいろとお話ができて、嬉しかったです。いつもながら思いやりあふれる、優しい方です。

駐車場で、役柄や設定の説明があり、そのあとサンドイッチとお茶(お~い、お茶)が配られました。
手作り風のボリュームのあるサンドイッチでした。
(さっきさんざん、アンパンやらなんやら食べてしまっていたので、お腹がいっぱいで半分しか食べられませんでした。とてもおいしかったので、半分は持って帰りました)

その後、駅へ移動し、終電までは3番ホームで待機です。
1両目の役の方たちは、いろんな役があって、かなり練習されていました。(台詞も)
私は遠くに監督を見つけて大喜びです。
りんごさんに笑われてしまいましたw

撮影のある1番ホームのあたりは、すっかり準備ができています。
「新山口駅」はどこを見ても、昭和20年の「東京駅」にタイムスリップしているようでした。
終電が着きました。
私達も移動して、撮影が始まります。

・・長くなりましたので、続きはまた明日

鶴田真由さんのインタビュー

2005-11-02 16:29:48 | 佐々部清監督
今朝はとてもラッキーでした。
「ズームイン」での特集コーナー、鶴田真由さんのインタビューを見ることができたからです。

鶴田真由さん、とても綺麗
バックのポスター配置もおしゃれな感じで・・
(あと、スタジオも素敵に飾られていて嬉しかったです)

「カーテンコール」観て2回目くらいかな・・私がはまっていったキャラクターは
鶴田真由さん演じる娘の美里さんなんですよね。
ちょっとある人物と、重ねて見てしまって。

それに、なんというか、「四日間の奇蹟」のときに感じた「私を生んでくれてありがとう」のメッセージも、再度心に響いてきたように思います。

ただ、美里さんに重ねて見てしまう彼女に、「カーテンコール」を勧めることができませんでした。
彼女もきっと「生んでくれてありがとう」と思っていると思うのですが、会いたくても会えない両親のことなど、思い出させてしまうのは、私にはできなかったのです。
彼女が自分で選んで、この作品を観てくれることを祈っています。