Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

飛騨

2007-12-29 12:22:15 | ビバ☆オヤジ酒場
【小田原美食巡礼(其の三)】

“小田原おでん本店”へ行く途中“飛騨”というお店の前を通り過ぎ、気になってたので帰りに寄ることにしました。
巡礼中はこういう感は大事ですよ。

古いカウンターに常連客がひとり。
女将さんがひとり。
おっとジャマしちゃったかな。
ま、とりあえず寒いのでお燗をつけてもらいました。

使い古した升にコップ酒。
酒はなにかと訊ねれば、神戸の「富喜」とのこと。
絶妙な燗付けはお見事。
このお通しがなんとも温かみがあります。しかも、いい出汁。
ここは、かなりいいかもと心がはずみます。

ヌタをなにも訊かずに注文してみました。
ほらね。
アタマはマグロかと思いきや、ウルメイワシのサービス付き。
すばらしい。

〆さば。この色見たら判るよね?
〆すぎると、白っぽくなるもんね。つまり絶品。旨い。

イカも美味しかったなぁ。やるね相模湾。

これは絶対に嫁には食べさせないようにしましょう。
旨すぎ!

現在の女将は二代目で、先代は女将のお父さんだったようです。
今は他界して、女将ひとりで店をつづけている小さな店。
先代は、元々サラリーマンだったのだけど、酒が好きで、全国を飲み歩いているうちに自分の店までもってしまったとのこと。
自分の足で好み酒を探しまわり、だから小さいわりには、酒が充実していました。

銀座通りという、アーケードつきの繁華街の中心にありました。
常連さんもみないい人たちばかりで、とってもくつろげるいい店でした。

近いうちに、ぼくは必ず再訪することでしょう。

今夜の気分は、
セント・ルイス・ブルースセント・ルイス・ブルース(2007/10/03)敦賀明子商品詳細を見る

「What Now My Love」かな。

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小田原おでん本店

2007-12-29 10:57:27 | ビバ☆オヤジ酒場
【小田原美食巡礼(其の二)】

この日は雨が降ってきて、めっさ寒かったです。
その冷たい雨の降るなか、賑やかな街を通り過ぎ、海の方までトボトボと歩いていきました。
辺りは真っ暗で、もう街中とはよべません。
すると、

ぽっと灯る白提灯のぬくもり。
なんだろう?
もっと近づいてみないと。

小田原おでん?
静岡おでんなら知ってるけど、その静岡の手前の小田原にそんな有名な“おでん”があったの?

へへ、入っちゃうもんねぇ。

店内はフツーの小奇麗なおでん屋さん。
なにがちがうんだろう……。

とりあえず地酒をたのんでみました。
ウムムム…
なんか間抜けな味。
実は、あとで知ったのですが、

(↑上のと同じ種類)これ、燗酒にするとほんと見事に味が変わって美味しくなる。買って帰って試してみたので、たぶん?事実です。

さて、ではその小田原のおでんを食べてみよう。

なるほど、これか。
三種類の薬味で食べ分けられるんですね。
右から「梅味噌」「しょうゆワサビ(ワサビ醤油ではありません)」「カラシ味噌」
どれも美味しい。
でも一番気にいったのはウメミソ。

このじゃこ天が美味しい。

おでんのコンクール?みたいなもんがあるらしいんだけど、数々の賞を受賞して、最近かなり知名度を上げてきているらしいです。

濃厚そうに見えるこの牛スジ。実は見た目とちがって、すごくあっさりしてました。

ネギ塩豆腐。温かい豆腐とネギ塩が抜群なハーモニーをかもし出してました。
これは酒のアテには最高傑作かも。

ネギ塩豆腐と、この自家製塩辛さえあれば、ほんと酒が何杯でも飲めるんだけど。
惜しむらくは、酒の勉強が少し足りないかな。(「火牛(かぎゅう)」を冷でしか出さないところとか)

小田原おでん。
この地域から、どんどん流行らせようとしているのかな。
あちこちで、「小田原おでん」ありますみたいな幟を見ました。
その本店ということなのでしょう。
今後に期待。東京進出もあるのかな?

こんなマニアックなおでんを好む方へ。

こういうマニアックなアルバムはいかがでしょうか?
アマゾンで検索しても出てきませんでした。
オヤジさま、もっと楽できる選曲でお願いします。
アルバムはBucky PizzarelliとDick HymanとJay Leonhartの『Lost Songs of 1936』です。
曲はその三曲目「The Night Is Young」をどうぞ。

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