さて、ぼくはいったいどこに来ているんでしょうか?
判んない?
じゃあ、カメラさん、もっと引いてもらえます。
もう判ったよね?
え!判らないの?
じゃあ、もうちょびっと引いてもらえます?
ほら判った。
ええ!?ぜんぜん判んないのぉ?
下の大滝まで降りて行こうかと思ったんだけど、雪が深くって断念しました。
もうどこだか判りましたね。
こんな時期にヒトがくることはないのでしょう。
近所の茶店は“冬眠中”の札が出てました。
なぜ“銀のポスト”かっていうと、
それは銀のポストがあるからです。
さて、ここはいったいどこでしょうか?
ピンポン!さすが塾長さま。この辺にも土地を所有されているのですね。
そうです。塾長さまの会社の前を通って、ビーナスラインを走りました。
家のうしろにはこんなに薪が積んであるのに、
どなたも住んでいらっしゃらないようです。
玄関まで、雪で行けません。
うろうろしてるクマはまるで不信熊物。
しかたがありません。
クマってだけで、ぼくは無藝ですから。
そうです、ここは小田安二郎センセイのおうちです。
小田じゃねえ!小津だ!!
ここでダイヤ菊100本呑んでたのかぁ。
ちがう!ここで数々の作品を創ったんだ!
いいなぁ。こんなところだったら住んでみたいなぁ。
そうだ塾長さまから土地分けてもらって、設計もしてもらって、ついでに家建てちゃえばいいんだ。
家の名まえも考えなきゃ。
「夢芸荘」っていいんじゃない?
やっぱパクリなのね…………。