十輪院 奈良市十輪院町27
当山は元正天皇(715‐724)の勅願寺で、元興寺の一子院といわれ、また、右大臣吉備真備の長男・ 朝野宿禰魚養(あさのすくね なかい)の開基とも伝えられています
本堂・国宝
本堂内部
石龕仏---わが国では非常にめずらしい石仏です。龕(がん)とは仏像を納める厨子を意味します。すべて花崗岩の切石を用いて築造されています。
龕中央に本尊地蔵菩薩、その左右に釈迦如来、弥勒菩薩を浮き彫りで表しています
魚養塚
魚養塚---遣唐留学生の「吉備真備」と「唐の女性」との間にできた子供が、日本に帰った父を慕い、魚に助けられて日本に来たと言う伝説があるその子供、朝野魚養(とものうおかい)の墓
以下Post Card より
本尊・地蔵菩薩・重文・平安
五劫思惟阿弥陀仏像・室町
多宝塔・鎌倉
不動明王・重文・藤原
釈迦如来・重文・鎌倉
弥勒菩薩・重文・鎌倉