あれから10年です。
病院のNICUで、産まれて1ヶ月の我がムスメを抱きながら、揺れに耐えたあの時から10年です。
毎年、この日を思い出さない事はないですが、今年は10年という節目でもあり、メディアも多く特集を組んでいるので、余計にリアルにあの時の事を思い出します。
テレビでは連日現実と思えない映像が流れて、あり得ないほどの悲しいニュースが溢れて、日本中が悲しみに暮れました。
その悲しみの中でも、ムスメはスクスクと成長し、首がすわったとか、寝返りをしたとか、そんな事で喜んでいた記憶があります。
世の中の悲しみと我が家の喜びがアンバランス過ぎて、ムスメの成長が嬉しいのに、手放しで喜ばないような感じでした。
10年たった今でも、被災された方々の悲しみはきっと薄れることなく残っているのだと思います。
私に出来ることなど何もないとは思いますが、ただただ被災地へ思いを馳せて、寄り添いたい気持ちだけは忘れずにいたいと思います。