久しぶりに真面目な話です。
痛ましい事件の判決が先日下されました。
入所施設がどこにも見つからず、将来を悲嘆して、重度知的障害がある我が子を父親が殺害してしまうという事件。
こうゆう事件って本当に起こってしまうんだなぁと改めて悲しくなってしまいました。私が勤めている施設もかなり介護が大変な方もいらっしゃいます。私たちなんて所詮日中だけの支援で、利用者さん達が帰宅されてしまえばそれで終わりですが、家族はずっと続くのです。入所先が見つからない方はご家族が介護をしているわけですが、だんだんとご家族も高齢化していくと本当に自宅でどうやって対応しているのか・・・と心配になります。
そしてまたこれが悲しい現実なのですが、重度であるほどなかなか入所先が見つからないということも言われています。最優先で入所したい方々のはずなのにそうもいかないという現実。。。結局家族が背負うしかなくなってしまうのです。
事件の父親の判決は懲役3年、執行猶予5年 というものでした。
父親だけに責任を押し付けるのはあまりにも酷だという裁判長の言葉が救いです。これはこの家族だけの問題ではなく社会全体で考えていかないといけない問題だと改めて感じました。
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