シナモンmamaのケーキ&料理教室のブログ

教室での愉快な出来事や,失敗なども,ケーキや料理の写真と一緒にのせて行きます。mama談義も!

奈良漬の値段が高い訳

2014-11-13 14:28:11 | グルメ
漬物はぬか漬けで育ち、好きな漬物は奈良漬でした。
でも、新鮮な野菜の取れる山形市で、朝食はパン生活の中で、ぬか漬けは2年も続きませんでした。
その中で奈良漬、粕漬けの文化が、ここ山形の農村では当たり前でした。
知ったのも最近です。
それからは2年ごとに奈良漬をつけています。
で、市販されている奈良漬の値段の高い訳が、分かります。

塩漬けの瓜もキュウリもナスも、八百屋で普通に売られています。
産直をうたう農協の値段の半分で、地元八百屋スーパーは約300円で1kgを買えます。
瓜とキュウリの塩漬けを2kg  596円
ねり酒粕 1kg を2個    716円
砂糖   1、5kg      300円
35度 焼酎 残りがあったので小1本 224円 普通に買えば約800円 500cc

焼酎を普通に500cc買ったとして合計2412円 

今回は買いに行くタイミングがずれてしまって、1kgの瓜しか買えませんでした。
後1kgはどこかで入手しますので、あと500円ぐらいはかかりそうです。

2kgの奈良漬のつける準備が整いました。今からだとお正月には間に合うでしょうが、
私は1年近く寝かせます。
すっかり飴色になってから、ちびりちびりと食べます。
そのために慎重に食べます。
要するに3kgの奈良漬を作るのに夕に3000円、農協を通じるともう1000円アップする訳です。
そして少なくとも半年は食べられません。
高い訳です!
他のどの漬物にも敵わないほどの、高値の漬物です。
ですから、2年に1度!

では其の高嶺の奈良漬の作り方です。
拍子抜けするほど、簡単です。



買って来た塩漬けの瓜やキュウリの、塩出しをします。

水3リットルに塩100gを溶かして、その中に2kgの漬物を入れます。
24時間ほど付けて、時々動かして混ぜます。



漬物2kg、酒粕 2kg、砂糖1、5kg、焼酎35度500cc
容器に入れてよく混ぜます。



漬け込みましたが、容器が小さいので混ぜた酒粕が少し残って、小さなカメに入れておきました。
後で1kgの瓜が買えたら漬けるつもりです。

買い足した220mlの焼酎です。こんな小さくても35度です。



残った酒粕の袋です。ここに昆布水を入れて、今日の夕飯は粕汁にします。
もったいないものね。隣の袋が2年物の大事な奈良漬です。
ものすごい美味しいの。薄く切って食べます!カラスミ状態ね!



要するに、水が美味く、酒造りに適していて、農地も豊かで、冬はしっかり寒い。
これで酒粕の使う料理が発展しない訳がない。
奈良でしか作れないのだと、思っていましたよ。この都会育ちは!(私のこと)
小学校3年生で帰宅したら、家の周りも全て舗装されていました。
それから殆ど、土も砂利も家の周りから消えていました。

さて、白菜も塩漬けして毎日楽しんでいるし、あとは山形ならではの
おみづけ作りです。干し大根も並び始めました。
菊芋とも唐芋とも呼ばれる芋も買ってきました。
土曜日には減農薬野菜の青菜が届きます。
次回はおみづけのアップを予定しています。

山形に来たばかりの頃は、どこも漬物をお茶うけにして
塩分の取り過ぎと言われ、脳梗塞の原因と言われ続けている漬物を
こんなに作るとは、自分でも驚きです。

私の食生活の中では塩分より、糖分の摂り過ぎのほうが
今のところ、問題です。





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