ゴッドハンド輝 Vol.５

Vol.５　『ヴァルハラ崩壊・・・消えゆく夢』




輝はまた遅刻寸前。

途中、道端に座り込んで苦しそうなおじさんに声をかける。

おじさんはこれから最高の病院で最高の医者に診てもらうと、

目の前の派手な建物、KZ病院へ入って行く。

遅刻寸前なのに何故か輝も行ってみる。

中には有名な医者がいっぱいで興奮気味の輝。

その時、受付でさっきのおじさんが

会員じゃないから診れないと断られてる。

会員になるには１，０００万かかるらしい。



そしておじさんは倒れてしまう。

心配停止。

輝が心臓マッサージをし、周りに助けを求めるも

医者も看護師も知らん顔。

ここで治療すると高額な治療費がかかるから、

その人の為に何もしないと院長のケビン。



輝はおじさんを救急車でヴァルハラへ。

すぐに手術になり、四宮と絶妙のコンビで手術も成功。

おじさんは助かる。



ヴァルハラの前でKZ病院のチラシ配りをしていると

院長に知らせに来る看護師。


「ヤバイな～。スカートが短すぎる。」


KZ病院が人の命なんかなんとも思ってないと輝。

そんな輝に素っ気無い態度の四宮。

そして金がないよりある方がいいと言う西村。



手術したおじさんにKZ病院からアンビュー使用料として

２０万円の請求書が届く。

それを見た輝は怒って飛び出して行く。

KZ病院に行って文句を言う輝だったが、

警備員に取り押さえられてしまう。


ケビンにアメリカでは救急車も有料で、

２０万円くらい払えないような人間は

救われる価値がないと言われる。

更に怒った輝。

そこへ院長がやって来る。

院長はケビンと知り合いらしく、

その場はなんとか院長が収め、輝を連れて帰る。



北見に病院に迷惑をかけるなと怒られる輝。

ケビンは昔、アメリカの病院にいた時、

腸重積の患者をオペしようとしてた。

それを院長が止めて、オペをしないで治したと。

その後、ケビンは患者たちに必要のないオペをしたと

訴えられて医師を辞め、経営に回ったらしい。



ケビンはヴァルハラの医師、看護師の買収をし始める。

北見にも話が来るが、キッパリ断る。


「国家予算持って来い。」



買収は着々と進み、西村や看護師が次々に辞めて行く。

院長はみんなが動揺しないように、

気を引き締めてやって行こうと伝える。

しかし片岡も何やら怪しい・・・

それに気付く院長。



医師や看護師不足でみんなの疲労もピーク。

麻酔科医も忙しすぎで限界が・・・

新しいスタッフを募集しても、

KZ病院が裏で手を回してるらしく集まらない。



運ばれてきた男の子は苦しそうにしてるが、

レントゲンには何も映らない。

その時、事故で大勢の患者が運ばれて来る。

輝は男の子が気になるものの、患者の治療に回る。



麻酔科医の乃木も辞めてしまい、岩永だけに。

その岩永が何やら頭が痛いようで・・・

みんなの前ではそんな素振りは見せないが、

結構ヤバイ状況なのかも。



さっきの男の子が急変。

けど原因が分からず焦る輝と四宮。

そこへ片岡がやって来て、聴診器をあてる。

肺挫傷だった。

すぐにはレントゲンに映らないこともあると言う片岡。

そんな片岡に感動し、これからも色々教えて欲しいと頼む輝。



しかしその片岡も辞表を・・・

北見はそんな片岡を責めるも、院長が止める。

片岡の母や兄の事情を知っていた院長は、

力になれずにすみませんでしたと。

片岡は頭を下げ謝る。



輝は片岡のフォローをみんなでしようと、

片岡を引き止めようと提案に院長の元へ行く。

すると、北見の声が。


「このヴァルハラが、KZホスピタルに

乗っ取られるっていうんですか！？」


設立の時に院長の腕を見込んで

スポンサーになった三応物産を、

KZホスピタルが買収し、ヴァルハラの経営権が映ったらしい。

スタッフは今のままでいいけど、院長はクビ。

それに納得が行かない北見。

経営権は１０億で買い取れる。

７億はなんとか出来るが、残り３億がどうしても無理だと。



この病院は大丈夫だと不安がる患者たちに言い安心させる輝。

しかしその場しのぎだと言い出て行こうとする四宮。

四宮もKZに移ると思い引き止める輝。


「あたしはヴァルハラを辞めない。北見柊一がいる限り。」


明日には戻ると言い残し出て行く四宮。



KZ病院に行く院長を待っていた北見。

院長に付き添うと言う。



四宮は兄・蓮に頼みごと。


輝の元には患者が運ばれて来る。



北見は院長を残して欲しいと頼む。

ケビンは昔のことを土下座して謝れば残してやると言う。

怒る北見に、院長は「やるよ。」と。



四宮は蓮に３億の融資を頼む。

それなら北見を引き抜こうと言う蓮に、

ヴァルハラにいないと意味がないと言う四宮。

輝に拘ってるのかと蓮。


「兄さんは分かってない。あの男の力を。」



院長は土下座。

しかし謝るのではなく、昔言ったことをまたケビンに言った。

土下座してでもかわいいスタッフを守ろうと思ったけど、

ケビンの下では誰も育たないと。


「お前なんかにヴァルハラは絶対渡さない。」



四宮は蓮にもう一度言う。

「兄さんは分かってない。真東輝の本当の力を。」



手術をしていた輝。

しかしなかなか出血個所を見つけられず焦っていた。

その時、ゴッドハンドが。

指示を出しオペを続ける輝。



帰ろうとする院長にケビンが言う。

「終わりだよ。お前もヴァルハラも。」

KZ病院の後ろ盾を仄めかすケビン。



蓮に衝撃的なことを言われる四宮。


「KZホスピタルを動かしてるのは、我が四瑛会なんだよ。

目障りなんだよな～。ヴァルハラ。」



オペ中、岩永が突然倒れる。

スタッフが足りなく、患者も岩永もピンチ。

「誰かいないのか！！」 と叫ぶスタッフたち・・・




この病院ってそんなにピンチな経営だったの？

院長だって北見だって有名な医者な訳でしょ？

ヴァルハラって呼ばれたりしてるしさ。



KZ病院は会員になるにも治療も高額な訳じゃん。

風邪で１０万もかかるし。

医者や看護師は高額な報酬に目が眩んで

病院を移るかもしれないけど、

患者まではどうかねぇ～(-_-;)

そんな金持ちの患者ばかりじゃないでしょ。

なんかリアリティないよ・・・



その点、北見はちょっとかっこよかった。

「国家予算持って来い。」ってキッパリ！！


院長もかっこよかったね。

あんな人の下でなら働きたい人いっぱいいると思うよ？



それより岩永どうなっちゃうんだろう。

早く誰か～！！



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