東京の生活に疲れ果て、仙台近くの港町の実家でニート生活を送っていた美琴。
ある日、野良猫を助けた美琴は、
商店街の一角にある「保護猫茶房・猫又」を訪れる。
美琴を出迎えたのは、青年店主・透真と、オッドアイの白猫・銀之助。
野良になった猫たちが暮らすこのカフェには、
なにやら人には言えない事情があるようで。
しかも、美琴はずっと隠していたある秘密を見抜かれアルバイトとして働くことに!
一癖も二癖もある保護猫たちと、様々な事情を抱えたお客様。
第二のしあわせな“ニャン生”のため、本日も「保護猫茶房・猫又」開店です!
地元仙台が舞台とのことで手にした1冊。
これは猫好きには堪らない。
保護猫だしそれなりに色々あったり考えることもあるけど、
猫たちにも幸せな生活が待ってるといいなと思った。
それにしても美琴の前の職場は最悪極まりないな。
日本全国津々浦々を愛猫のつづみを連れて巡りながら、
小さなスペースを間借りしたり、ギャラリーやイベントの一角に招かれたりして、
出張カフェ「迷い猫」を営んでいる如月たんぽぽ。
占い師としての顔も持つ彼女は、ご当地のお茶、お菓子を出しつつ、
訪れる客の悩みを聞いていく。
そして彼女自身も各地で「あるもの」の行方を探していた……。
出張日本茶カフェ+占いという一風変わったスタイルで面白かった。
ご当地のお茶とお菓子を使うところもいい。
地元の物も出てきてちょっと嬉しかった。
『霜柱』美味しいんだよね~。
続きが出たら読みたい。
何者かに海中深くへ引きずり込まれた元ダイバー。
無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。
現場は、ソナーで監視され、誰も近づけないはずの“音の密室”。
事件の調査依頼を引き受けた、
防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、
大海原に隠された謎に挑む!(「コロッサスの鉤爪」)。
表題作ほか計2編収録。
『ミステリークロック』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。
榎本シリーズ第4弾後編。
なんで2冊に分けたのか・・・1冊で良かったのにな。
トリックはもはや理解することを放棄(笑)
表題作の『コロッサスの鉤爪』は舞台が海上なので勿論密室も海。
なかなか大掛かりで読み応えがあった。
それにしても純子のキャラは読むたびにしんどくなってくる。
本当に弁護士なんだろうかと。
人里離れた山荘での晩餐会。
招待客たちが超高級時計を巡る奇妙なゲームに興じる最中、
山荘の主、森怜子が書斎で変死を遂げた。
それをきっかけに開幕したのは命を賭けた推理ゲーム!
巻き込まれた防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、
時間の壁に守られた完全密室の謎に挑むが…(「ミステリークロック」)。
表題作ほか計2編収録。
『コロッサスの鉤爪』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。
榎本シリーズ第4弾。
表題作の『ミステリークロック』がイマイチよく分からなかった。
ご丁寧に図解まであったけど凡人には理解出来ず(笑)
モヤモヤしたまま終わってしまった。
『ゆるやかな自殺』はドラマ化されていたのでイメージしやすかった。
元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。
ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。
だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、
これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。
ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。
あなたはこの密室を解き明かせるか!?
防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾。
榎本シリーズ第3弾。
短編集だったしドラマで観てたというのもあってか、
さっくりあっさり読めた。
けど最後の劇団の話は今回も読み辛かったな~。
なんでだろ。劇団員の名前かな?
長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。
突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。
現場は、築100年は経つ古い日本家屋。
玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。
第一発見者の父が容疑者となるが…(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。
防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、
美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、
防犯探偵シリーズ、第2弾。
榎本シリーズ第2弾。
なんだろう。やっぱり違和感が・・・
あれだな。
純子のキャラがドラマよりも突飛すぎて、
本当に弁護士なのか?と思ってしまうからか。
表題作は救いのない話で後味悪く、『黒い牙』はただただ気持ち悪かった。
日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、
社長の撲殺死体が発見された。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。
オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。
監視カメラには誰も映っておらず、
続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて……。
弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、
難攻不落の密室の謎に挑む。
ドラマを見ていたから読んでいてなんか違和感があった。
やっぱりキャラ設定とか原作とは変えられてたのね。
その違和感が読んでいて最後まで拭えぬままだったのが
思いの外しんどかったかも。
読み応えはあったんですけどね。
続編も手元にあるから取り敢えず読んでみます。
雪の降る函館旧市街。進学を控えてこの街へやって来た彩は、
かつて母が結婚直前に訪れたという紅茶館『くじら亭』の扉を開けた。
暖かな店内には、若いマスターの怜二と猫のマシュウ。
彩は彼らに、人の心が“香り”でわかる自身の体質と、
そのせいで起こった人間関係の諍いを打ち明ける。
そんな彼女に、怜二は一杯の紅茶と、先代譲りの言葉を送るのだった。
「これは親友の言葉だがね―」やがて彩は『くじら亭』で働き、
お客のささやかな悩みに寄り添っていく…。
不器用だけれど優しい人々の、居場所を見つける物語。
紅茶館に猫までいるなんて癒し空間すぎるな(笑)
彩は中学時代にイヤな目に遭ったって割には意外と積極的な感じがする。
サクッと読めるけどそこまで印象に残る話でもなかったかな。
箸休め的な1冊だった。
杜の都、仙台にはかわいくてお天気屋な幽霊がいる。
永遠の十七歳(なぜなら死んでいるから)お鈴さんである。
江戸時代の幽霊だが、地下鉄も自在に乗りこなし神出鬼没。
OLのカエデに取り憑き、奉公人扱いをするなど、やりたい放題。
だが事件と聞けば放っておけず、首を突っ込むお人好しでもある。
カエデたちを巻き込んでは、仙台の街を駆け回る。
お鈴さんのいくところ、事件あり!?読むと元気をもらえる、優しい幽霊の物語。
シリーズ第2弾。
お鈴さん、前回以上にやりたい放題だな(笑)
ちょっとカエデが可哀想になったくらい。
お鈴さんのせいで破談になりそうだったしね。
けど最後は丸く収まって良かったよ。
ところでお鈴さんは成仏できるんだろうか?
杜の都、仙台で暮らす村田カエデ27歳。ぽっちゃり体型の優しい彼氏あり。
地元の信金勤務の平凡な人生を送っていた―お鈴さんに出会うまでは。
彼女は超がつくわがままお嬢さま。さらに問題なのは幽霊であること!?
でもお人好しで憎めない、変わった幽霊なのだ。
困った人を放っておけず騒動ばかり引き起こす。
今日もカエデたちを巻き込み大騒ぎに!?楽しく笑い、ほろりとさせられる。
読んだ後に優しい気持ちになれる物語。
仙台が舞台だから手に取ってしまった。
やっぱり地元が舞台だと気になってしまう。
面白くないわけではないけど、設定が色々ちょっと中途半端。
もう少し突っ込んだ感じでも良かったかな。
こんちゃんがいい人で癒された。