第七話
『気絶の司会者!! 遂に明かされる記憶喪失の謎!!』
本間の前に元プロデューサーの山之辺が現れた。
「1つ忠告しておく。
お前のしていることは全てお前の身に返って来る。」
「オレはあなたとは違います。
あなたと同じ失敗は犯しませんよ。」
「お前のせいだ。」と責められてる夢を見る男。
その男の元へ案内人がやって来る。
「柴田勇樹さん。あなたをザ・クイズショウへご招待します。」
神山に次の解答者を見せる本間。
「もうイヤです。」
「あの場所に立ち続けるんだ。
お前の居場所はあそこしかないんだ。」
本間は危険だと局長に言う冴島。
しかし局長は本間と神山だけは変えることは出来ないと。
本番前、体調が悪そうな神山。
本番がスタートするも台詞が言えず立ったまま。
スタッフも心配するがそのまま音楽へ。
本間は直接神山に話しかけると大丈夫だと。
音楽が終わると、台詞が飛んじゃったと誤魔化す神山。
そして今回の解答者を呼ぶ。
解答者は航空会社事務員の柴田。
元パイロットだと紹介。
柴田は神山に「お久し振りです。」と声をかける。
神山はそんな柴田に戸惑う。
柴田の夢は小型の旅客機。
独立して航空会社を作るのが夢だと。
オープニングトークが終わったところで、
神山が倒れてしまう。
CMを入れ、本間が神山に駆け寄る。
いつも通りに進めればいいと。
そのまま続けるが体調は悪いまま。
第1問、第2問とクリア。
最後に操縦したのは8年前で、シナイ湖を飛んだと。
シナイ湖と聞いて美咲を思い出す神山。
第3問。
柴田の操縦していた小型機の愛称は?
答えはエジプト。
「この飛行機は今も現存してるのでしょうか?」
神山の問いに柴田は訝しげな顔。
「失礼ですが・・・どこかでお会いしたことありますか?」
「ありますよ。8年前ですよ。
後で知ったんですよ、僕も神山さんのこと。」
「8年前・・・」
神山は美咲と並んで飛行機に乗る自分の姿を思い出す。
「あなた誰ですか? なんで俺のこと知ってるんですか?」
そして神山は倒れてしまう。
CMを入れる。
「見えたんです・・・あの人・・・何かを知っている・・・」
神山は立ち上がりステージに戻って行く。
冴島はダイジェストに切り替え、
可能な限り神山を休ませようとするが・・・
「やらせて下さい!!
俺が間違ってました。
怖がってては駄目なんです。
あそこに立ち続けなくてはいけない。
それが俺の使命なんです。
ここは夢を叶える場所です。
足掻いて足掻いて、自分と向き合うための場所なんです。
それは解答者と同じように、
神山悟にとっても同じなんです。
俺は自分の夢を叶えたい。」
第4問。
8年前、あなたが引き起こしてしまったのは?
墜落事故。
柴田は8年間空を飛んでおらず償って来た。
ここへ責められるために来たんじゃないと。
自分の操縦ミスが原因だと柴田。
その間、神山はずっと苦しそう。
第5問。
8年前、社長から受け取った金額は?
200万。
臨時ボーナスのようなものだと言う柴田。
第6問。
8年前の小型飛行機墜落事故の乗客名簿に載っている名前は?
新田美咲。
神山はまた倒れそうになるも誤魔化す。
第7問。
墜落事故を起こした本当の原因は?
先ほど操縦ミスと言ってましたが?と神山。
「柴田さん、答えましょう。真実を。
ここは夢を叶える場所なんです。
自分自身と向き合って、自らの夢を叶えましょう。
さあ、柴田さん。お答え下さい。
あなたの夢のために。」
柴田は昔を思い出す。
社長に土下座をして頼まれ、操縦ミスだということにした。
いずれ戻してやると言われたが、
社長には裏切られ、空を飛ぶことを奪われてしまった。
「たった200万で私は全てを売った。
でももう耐えられない。
私はもう一度空を飛びたい。
そのためには夢を叶えるしかないんです!」
柴田はエンジントラブルだと答える。
そしてドリームチャンスへ。
神山はコールするも倒れてしまう。
番組は中断。
「神山を医務室へ。」と本間。
航空機事故を思い出す神山。
墜落し、自分も美咲も湖の中へ。
神山が目を覚ます。
フラフラになりながらもステージに戻って来る神山。
しかし柴田もお客さんもいない。
「まだ終われない!!
まだドリームチャンス残ってるじゃないですか。
彼は7問目まで自分と向き合って答えてたんです。
だったらやらなきゃ。
ドリームチャンスやらなきゃ。
このまま中途半端に終われませんよ。
ねえ、本間さん。」
「放送は終わったんだ。」
「おかしいって。こんなのおかしいって!!
まだ彼の夢と向き合ってない!!
解答者の思い確かめなきゃ。
それが俺の仕事でしょ?
それが俺の使命でしょ?
ねえ、本間さん。答えてよ!
本間さん・・・」
しかし番組が続くことはなかった。
自分の責任だとスタッフに謝る本間。
帰ろうとする柴田の元へ、本間と案内人がやって来る。
答えたくない問題にも答えたのにと言う柴田。
「本来ならあの問題は、
ドリームチャンスに出されてもおかしくない問題です。
知り合いの航空会社です。
話はつけておきました。」
本間はそう言い、封筒を渡す。
柴田が中を見ると、そこには航空会社の採用通知が。
「ひとつだけ、これは僕でなく神山悟の意志です。
僕は二度と、あなたのことは思い出したくない!」
山之辺が墜落事故の資料を冴島に渡す。
「僕は彼らを救いたい。
前任者として、同じ過ちを繰り返したくありません。
神山と本間を救えるのは、冴島さん・・・
あなたしかいませんよ。」
本当のドリームチャンスの問題を見てしまう高杉。
シナイ湖小型飛行機墜落事故で、
唯一現場に居合わせた報道陣は?
そして答えDに冴島の名前が・・・
白い部屋の神山。
航空機に乗ったことを思い出す。
今までの解答者も乗っていた。
そして冴島が現場にいたことも・・・
冴島も墜落事故のVTRに神山の姿を見つける。
本間は3人で写っている写真を見ている。
そこへ高杉が来て、冴島との間に何があったのか、
本間と神山はどんな関係なのか聞く。
かなり話が進んだね~。
やっぱ前回の最後で寄って来たのは冴島だったか。
神山はかなり辛そうだけど・・・
まだ全部ハッキリとは思い出せてないのかな?
本間はあの事故をかなり怨んでるみたいだね。
やっぱり美咲が好きだったのかなぁ~。
柴田はパイロットに戻れそうだけど、
あの航空会社はどうなるのかな?
これから追求されるよね?やっぱり。
次回は冴島が解答者みたいね~。
これで真相がハッキリ分かりそう。
神山も全て思い出す!?
それにしても高杉はウザイ!!
どんな関係か、あんたに関係あんのかい!!
あの役、別にいらなくても良かったんじゃ?
しかしさ~、
「イニシアチブ 俺」の着うたなんていらなくない?(‐∀‐;)
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話