最終回
『龍の魂』
龍馬は夢で懐かしい嘗ての仲間と再会。
「ようやった。
さすが龍馬じゃ。」
陸奥に新政府綱領八策を各藩の重役に
送って欲しいと頼まれる龍馬。
龍馬は京を抜け出し、越前の春嶽を訪ね、
新政府綱領八策を見せる。
「これを読んだものは皆、疑心暗鬼になる。
この○○○に誰が入るのか。
皆が知りたいと思っている。」
「それで良いがです。
こうしておけば、誰が相応しいか、
みんな真剣に考え始めますろ。」
弥太郎は龍馬を訪ねる。
会うのはこれが最後と、
銃を売ったお金を龍馬に突き出した。
「おまんを信じてしもうたがじゃ!!
おまんに儲けさせてもらった金は欲しゅうない。
これは、おまんの金じゃ。」
龍馬と一緒にいたら、
自分が何も出来ないつまらない人間だと
思えたと弥太郎。
「世間には、時代の変化を望まない者もいる。
そのうち怒りの矛先は、おまんに向くろ。
眩しすぎる光が、無性に腹が立つゆうのを知っとるきの。」
「世の人は、我を何とも言はば言え。
我が為すことは我のみぞ知る。
わしはの、自分に出来ることをしただけじゃ。
おまんもそうじゃろ。
おまんも、おまんの好きなように生きたらええ。
わしのことは相手にせんでええ。
おまんは、この金で、この世界と繋がっとるんじゃぞ。
この世で、岩崎弥太郎ゆう男だけが出来る大仕事ぜよ。
おまんにしか出来んことが、必ずあるがじゃ!」
拒む弥太郎に、金を返す龍馬。
「達者での、弥太郎。」
中岡は龍馬の真意を確かめるために京へ。
新撰組と遭遇しやり合う中岡。
「こん刀が役に立たん世の中が
もうじき来るがじゃ!!」
これからどうすると近藤に問う中岡。
分からんといい去って行く近藤。
弥太郎が自棄酒を飲んでいると、
龍馬の居所を問う者が。
「あんなヤツは殺されて当然ぜよ!!」
そう言った弥太郎だったが・・・
「殺される程のことはしてはおらんがじゃき。
あいつは、日本のことを考えてやっただけがじゃき。
なんちゃあ悪気はないがじゃき。
金はある。金はあるき。
こん金をやるき、殺さんとってくれ!!」
「我らの全てを無にしたんじゃあ!」
龍馬がいる近江屋を中岡が訪ねて来る。
龍馬は新政府の中心人物について考えていた。
中岡は「○○○」の人物が誰かと問い詰める。
「志があるもんを、みんなで選ぶがじゃ。
その志があるもんをこの人らで支えたらええがじゃ。」
「ここには、おまんの名前がない。」
「わしはの、役人になる気はこれっぱもないがじゃ。
海援隊の仲間らと一緒に世界を巡る。
世界中の知恵、技術、人を日本に持って帰ってくるぜよ。
まだわしらが知らない面白い物が世界には溢れてるがじゃ。
世界中の知恵や技術を日本に持って来られれば、
この国はまだわしらが感じたことがないような
夢と望みに溢れた国になるがじゃ!」
龍馬と中岡は楽しげに話をしていた。
と、その時。
突然、近江屋にやって来た京都見廻組が
龍馬たちのいる部屋に斬り込み、
龍馬と中岡は斬られてしまう。
そして静かに去って行った見廻組。
血まみれの龍馬と中岡は、
意識がある中、話をする。
「中岡、わしはこの命、使い切れたがかえ?」
「何を言うがじゃ。
おまんは、まだまだ!」
「そうかえ・・・まだ、まだまだかえ・・・
そうじゃのう・・・」
龍馬は息絶えてしまう。
まだ僅かに息があった中岡は、
龍馬の名を叫びながら這って行った。
雨の中、龍馬のところへ向かっていた弥太郎は、
血まみれで歩く京都見廻組と遭遇し全てを悟り泣き叫ぶ。
時は明治。
新聞記者に龍馬のことを語り終えた岩崎弥太郎。
「能天気で、自分勝手で、人たらしで、女子に好かれて、
めっぽう腹の立つ男はおらんかった!
わしは、この世で、あいつが一番嫌いやった!
あんな男は、あんな龍は、どこにもおらんがぜよ!!」
明治18年2月7日、岩崎弥太郎死去。
とうとう終わってしまいました。
最後はなんとなく物足りなさも感じますが、
まぁ良かったのではないでしょうか。
けどまさかラストが弥太郎の死に顔とはね(笑)
やっぱ『龍馬伝』ってよりは、
『岩崎弥太郎伝』って気もしないでもないです(‐∀‐;)
龍馬が死んだ後、
他の仲間たちがどうなったのかも、
描いて欲しかったかなぁ~と。
次は『江』ですね。
多分見ないと思います(笑)
それ程興味がないもので・・・
ぶっちゃけると主演が合わないのでは?と。
どうなんでしょうね。
ま、これも見続ければ多分慣れてしまうのかもしれませんが、
わたしは見ないと思います。
では大河を見続けたみなさま、
長い間お疲れ様でした。
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