What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

図書館で借りた本 清水泰水「ブラバン」他

2007年03月23日 09時09分59秒 | 図書館で借りた本
>津原泰水「ブラバン」

 本の帯に映画監督の井筒さんの「なんやしらんけど沁みる小説なんやわこれが」という言葉が載っているんですが、これがこのお話全てを表現していると思います。ただねー、なんというか「しんどい」お話です(笑)特に学生時代「吹奏楽部」を体験した方々には、作中の出来事がリアルに胸に迫る想いがあって、しんどいと思います。

>空知英明&大崎知仁「銀魂・3年Z組銀八先生」

 びっくりするくらい、面白くなかったんですけど(汗)ネットでばか売れしたのは、ファンのなせる技だったんですね。

>三浦しをん「むかしのはなし」

 激賞されていたブログさんを拝見した事があったんですが、いまいち。どうにも伊坂幸太郎さんの「終末のフール」とかぶる部分があって、三浦さんが上達なさって行く過程の作品だと思います。三浦さんの作品の中では、現時点では「まほろ駅前多田便利軒」と「風が強く吹いている」の二作が、抜群に面白いと思います。

>室積光「都立水商!」

 三浦しをんさんの「しをんのしおり」にも紹介されている「ドスコイ警備保障」の作者さんで、タレントのベッキーが主演で、二時間にもドラマになりました。この本を読んで判ったんですが、ドラマは作品の10分の1くらいしか描かれてなかったんですね(そりゃ映像化の許可が出ない描写ばっかりだものね・大笑)
これはもう、フィクションの醍醐味を満喫しなきゃ~というお話です。本を読んでいる間だけでも、けらけら笑ってすっきり爽快という時間を持ちたい方へお勧めです。次は「ドスコイ警備保障」を借りよう♪

 しかし、室積さんの「ウィキペディアの解説」が、作品並みに可笑しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 室積 光(むろづみ ひかる、1955年4月11日-)は、山口県光市出身の作家。本名、福田勝洋。ペンネームは、光市室積町から由来。山口県立光高等学校卒業。

東京経済大学在学中から本名名義で映画、テレビの俳優として活動。俳優としては『3年B組金八先生』に保健体育の伊東先生役で出演した。のち劇作家として、東京地下鉄劇場主宰。脚本、演出も俳優まで手がける。作家としての処女作は、『都立水商!』。コミック化もされて彼の代表作となっている。水商売を目指す子のための職業高校や、大相撲を引退した力士の警備会社など意表をつく設定とユーモアが、彼の作品の持ち味である。児童書も手がけている。室積光事務所が、彼の仕事をマネジメントしている。 口と金使いが悪いので有名。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「口と金使いが悪いので有名」ってオイオイ。
(でも「口が悪い」とは言うけれど「金使いが悪い」とは言わないと思う。「悪い」は「けちんぼ」の意味なのかな?)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高校野球 専大北上除名処分か?

2007年03月22日 13時15分31秒 | 日常
Yahoo!ニュース - サンケイスポーツ - 専大北上、除名処分も…高野連・田名部参事「学校全体の問題」

 明日から、春の高校野球が始まります。

 そして、専大北上の野球部は、除名されれば公式試合には出れなくなるんです。毎日寒い中で練習している在学生の皆さんの気持ちを思ったら、気の毒で泣けて来ました。学校の野球部に対するモラルの低さは、問われてしかるべきだと思いますが、その学校を選んだだけの学生までが問われるのは、あんまりじゃないですか?せめて在学する野球部の皆さんだけは、なんとかしてあげて欲しいです。

 常々「高校野球」の異常さは、他のスポーツと比べて突出していると言われて来ました。加熱報道しかり、寄付金しかり、特別待遇しかりです。それはやはり、プロ野球界の責任だと思います。あまりにも特別視して来たせいで、本来主体であるべき「選手」が外野に追いやられて、ただの道具になっているようにしか思えません。一般人からすると、特異に見える「体育界系の縦の繋がり」や「お金を稼いでなんぼのプロ野球」という意識が、歪みを生んでいるのではないでしょうか。

 私は高校野球が好きです。

 ですが、自分の地元校が勝つためなら幾らお金を出しても良い、どこから子供たちを特別待遇条件で連れて来ても良い、卒業後にどんな手を使ってでもプロにしても良いとは、絶対に思いません。バスケやサッカーなどの他のアマチュアスポーツ界でも、詳しく調べれば大なり小なりある事なんだと、流されて良い事だとも思いません。よしんば、家人が同様なお誘いを受けるとしても、私は家人の一生を考えたら、同意は出来ません。心に枷を持ったまま長い人生を生きていくのを、「結果オーライ」とは言わないでしょう?

 恐らく長い歴史の中で、今回のように明るみに出ない「取引」をして来た学生さんが多く居ると思われます。彼ら全員が、果たして望んだ結果を迎えたのか、使い捨てられたのか、勇気を出して証言して貰う事を望むのは無理でしょうか?ど素人の私にだって、その証言の結果が更に多くの人を巻き込むのは想像が付きますが、本当に膿を出すってそういう事じゃないでしょうか。

 「理不尽じゃないか」「おかしいじゃないか」そう言う声を、なあなあで消そうとする体質を、なんとしても子供たちの為に変えて欲しいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パイレーツ・オブ・カリビアン「ワールド・エンド」予告編公開!

2007年03月22日 10時33分45秒 | 映画
>「ワールド・エンド」予告編 http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/pirates3/

(注意:今日から5日間だけの限定配信です、お見逃し無く!)

 来ましたよーー!いよいよ三作目「ワールド・エンド」の映像がベールを脱ぎました!ジャック・スパロウは元気だった!(大笑)

 ますます「実写版ワンピ」っぽい内容でしたが、上海の海賊役のチョウ・ユンファが好い味を出してました。「身代わり人形」が妙に欲しい気がして来ました、うーむ。とにかく、5月の公開がほっんと待ち遠しいです♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

将棋 羽生さんは凄い。

2007年03月22日 10時19分25秒 | 日常
羽生が2人目の永世王将に 佐藤との第7局制す-レジャーのニュース:イザ!

 羽生さんを観ると、ジョッキーの武豊さんやエッセイストの乙武洋匡さん、サッカー選手の中村俊輔さんや野球選手のイチローさんたちを、連想します。第一級の実力とセンスと研鑽、自分の誇りと価値観を信条に生きている、最高の日本男児たち。カッコイイ!と心から思います。

 大昔、羽生さんが奨励会時代の頃の活躍を見て、なんて凄い人が出てきたもんだと思ったのが、羽生さんを知った始まりでした。きっと将棋界を制する人になるだろうと思いましたが、数々のタイトルを獲られるのを観る度に、こういう凡人の予想を上回る出来事があるから「勝負」って観る者をしびれさすんだよなァと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供の名付けは、やっぱり難しい。

2007年03月21日 15時10分28秒 | 日常
“10年後のママへ”…女子大生の名付け本人気-リビングのニュース:イザ!

★『愛情たっぷり 赤ちゃんの名前事典』の名前ランキング
  〈男の子〉        〈女の子〉
(1)唯 人(ゆいと)   (1)姫 梨(ひめり)
(2)優 雅(ゆうが)   (2) 妃 (きさき)
(3) 仁 (じん)    (3)華 恋(かれん)
(4)愛 希(あいき)   (4)沙 蘭(さら)
(5) 颯 (そう)    (5) 姫 (ひめ)
(6)璃依哉(りいや)   (6)妃 菜(きな)
(7)真 千(まさち)   (7)玲 莉(れいり)
(8) 授 (さずく)   (8)梨 菜(りんな)
(9)一 心(いっしん)  (9)愛 音(あいね)
(10)一 平(いっぺい) (10)天 使(えんじぇる)
                   

★明治安田生命保険の「2006名前ランキング」
  〈男の子〉    〈女の子〉
(1) 陸 (りく)   (1)陽 菜(ひな)
(2)大 翔(ひろと)  (2)美 羽(みう)
(3)大 輝(だいき)  (3)美 咲(みさき)
    蓮 (れん)   (4)さくら
(5) 翼 (つばさ)  (5) 愛 (あい)
                 葵 (あおい)
                七 海(ななみ)
             
                   
★ベネッセコーポレーションの「たまひよ2006年名前ランキング」
  〈男の子〉        〈女の子〉
(1)大 翔(ひろと)  (1)陽 菜(ひな)
(2)翔 太(しょうた) (2) 葵 (あおい)
(3) 陸 (りく)   (3)さくら
(4) 蓮 (れん)      美 羽(みう)
(5)大 輝(だいき)  (5)美 咲(みさき)
            
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いや~、凄いですね、お年寄りが覚えられない名前ばっかりだ(笑)おじいちゃんたちの年齢も若くなって来ているから、大丈夫かな?これを見ていると、先日ネットで読んだ「光宙(ぴかちゅう)」という名前を子供に付けたという話も、まんざら嘘じゃない気がして来ました(汗)

 上記の中で、家人のお友達に実際居るのは、陸くん大輝くん美羽ちゃん美咲ちゃん葵ちゃん七海ちゃんです。
(ちなみに家人二人の名前は、漢字&ひらがな&ローマ字で書きやすく発音しやすいですが、性別間違われます・汗)
今まで読みが難しい名前には沢山出会いましたが、近年の私的ヒットは、

「星きらら」ちゃん
「詩音(しのん)」くん
「葉月(はづき)」くん
「成(なる)」くん
「未夢(みゅう)」ちゃん
「瀬南(せな)」ちゃん

きららちゃんのご両親は、やっちゃったね~と思いました(笑)三兄弟で「陸・海・空」というお子さんも知っていますし、新幹線(のぞみとか)や車の名前(セリカとか)も結構ありますね。

 ただ実体験から言わせて貰うと、保育園や幼稚園までか、ぎりぎり小学生中学年までは「可愛い名前」でとおりますが、中学生以上になったら色々言われちゃうのを覚悟しないとね~。進級でクラス替えをしたり、進学するたびに名前の読み間違いや性別の間違いをされますよ、社会に出たら尚更です。
家人たちは、私たちが真剣に考えて付けた名前なので、性別間違われても「まただよ~」という感じで笑っています。それと他人の印象に残るという点では良いようです。

 それとあまりにも難しい字を使うと、小さいうちは自分の名前を漢字で書けるようになるまでが一苦労ですね。習字や国語の時間で名前が書けずに、一人練習してたお子さんが居ましたっけ。

 親となって子供に名前を付けるのは、最初の重い責任だと思いますが、すご~く悩んですご~く考えて、愛情を込めて付けた名前である事を、常々話してあげたら良いと思いますね。



*私の父方の兄弟姉妹は儒教の教え(仁・義・礼・信とか)から名づけられていて、母方は生まれた季節から名づけられています。祖父母の世代だとおめでたい名前(鶴・亀・栄・勝とか)や数字(一・八とか)が使われています。

*仙台の古くからの銘酒「勝山」と「天賞」の総家の子供たち(いまはおっさんですが・笑)が同級生に居たのですが、やはり決まった字を代々受け継いでいて、子供心に歴史を感じました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ 「地球へ・・・」について竹宮恵子さんのインタビューが!

2007年03月21日 15時10分12秒 | アニメ
アニメ化される漫画「地球(テラ)へ…」の原作者 竹宮惠子(たけみやけいこ) : TV : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 読む前に、凄くどきどきしました。
怒ってるのかな~?とか、ここがこれじゃ嫌だとか言ってたりして~?とか思ったんですが、大丈夫でした(ほっ)
ただ読み進めると、どうも含みがあるというか、周囲の気温が下がったように感じるのは何故でしょうね(笑)



*漫画が原作のアニメ繋がりという事で、ご報告。

 「アニメ・のだめカンタービレ」が、気が付かないうちに仙台放送の深夜枠で放映されてました(又は放映されるそうです)なんだかなァ・・・録画してまで観る気がうせました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三浦しをん まほろ駅前多田便利軒

2007年03月20日 09時26分53秒 | 図書館で借りた本
 ようやく読む事が出来ましたー!思い起こせば約半年前、第135回直木賞が決定した記事を書いた時は、候補作はおろか受賞作であるこのお話も読んでいなくて、感想どころじゃなかったんですね~(汗)

 読み終わった今なら、三浦さんの「まほろ」と伊坂さんの「砂漠」のどちらを選ぶと言われたら相当悩むと思いますが、森さんの「風に舞い上がるビニールシート」と「砂漠」なら、「砂漠」を選ぶと思います。W受賞は納得がいかないですね。この三作に共通する「喪失と再生」の描き方は、作者さんそれぞれの持ち味が出ていて、比べられないなぁと思いますが、キャラクターの魅力という点では、三浦さんが頭一つ突出していたんじゃないでしょうか?

(そして第136回直木賞が該当者無しだったのは、やはり納得がいきません)

 このお話を読む前に、三浦さんのエッセーや小説の数々を先に読むハメになりましたが(図書館で借りられなかったので)逆に「まほろ」で、初めて三浦さんの書くキャラクターを魅力的だと思いました。この「まほろ」の後に書かれた「風が強く吹いている」もキャラクターが魅力的でしたから、やはりこのお話から、何か一つ山を越えられた印象を受けます。

 直木賞-選評の概要-第135回

 そこで、一つ見て頂きたいのが、「まほろ」選評に当たった、渡辺純一さんのコメントなんです。

>「妖しげな小説である。」「現代的な雰囲気を描こうとした著者の狙いはそれなりにわかるが、やや受けを狙いすぎて筆がすべりすぎたようである。とくに男二人の生活はボーイズ・ラブの延長のつもりか、大人の男の切実さとリアリティーに欠ける。」

 はぁ?貴方がそれを言いますか?

 「大人の男の切実さと~」のくだりを読んで、元々好きじゃない渡辺さんの作品群でしたが、更に絶対に読まない気持ちが固まりました。もしお好きな方がおられたら申し訳ないんですが、私は渡辺さんの作品に登場する男性及び女性で、感情移入して読めたお話って、無いです。どうにも我慢なら無い自己中で、自己陶酔している人たちばかりですよ?

 「とくに男二人の生活はボーイズ・ラブの延長のつもりか~」
明らかに、BL出身作家さんを見下してますよね?私は以前、漫画雑誌「ぱふ」のBL作品の広告にうんざりという事を書きましたが、BLもラノベも見下されても仕方ない作品も多々ありますが、玉石混合の例えのごとく、素晴らしい作品だって確かにあるんです。

 さっきまで暖かかった赤ん坊がひっそりと目の前で死んでしまった痛みに何年も苦しむ男に、他人を故意に傷つけてしまった慙愧に苦しんでいる男に、その傷を受けても許そうと言う男に、両親に虐待を受けてもなお生きようとする男に、リアリティはないですか?

 私は、三浦さんのエッセイの数々を読んで、あぁこうやって沢山の実在&創作の男性を見つめて来たから、こんなにも魅力的なキャラクターが創れたんだな、と実感しました。「まほろ」はBLじゃないです、BLの妄想の入り込む余地すらない、血を流して生きる人間の物語です。作中登場する「二十分二千円」の重さを噛み締められるうちは、まだ自分はまっとうだなと思います。

 それと「挿絵」の相乗効果をしみじみ感じました。
角川文庫の横溝正史さんの作品の表紙絵(杉本一文さん画)や栗本薫さんの「グインサーガ」、「銀河英雄伝説」に「魔界都市ハンター」に「十二国記」などなど、挙げたらキリが無い名作の、その作品の魅力を更にパワーアップさせるアイテムが、挿絵や表紙絵だと私は思うんです。この「まほろ」でも、下村富美さんの描かれた挿絵の効能凄いと思いました。「小説なら文章で全てを表現しろ」と仰る作家さんがおいでで、以前は一理あると思いましたが、絵画にはその絵にあった額縁が、宝石にはその石に合ったデザインがあって、更に作品が生きると私は思います。

*下村さんは他にも「陰陽師 安倍晴明」シリーズ(谷 恒生著/祥伝社)なども手がけておいでです。


 「まほろ」がすっごく面白くて満足した感想を書こうと思っていたのに、渡辺さんにケンカを売ってる文になってしまいましたね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学館ガガガ文庫 創刊

2007年03月20日 09時25分03秒 | 
小学館::ガガガ文庫:the 1st line-up

 「ハヤテのごとく」は漫画を読んだことがありますが、「IKKI」など他作品の作家さんはサッパリ存じ上げないです(汗)ごめんなさい。

 このラインナップでの私の楽しみは、なんといっても「FREEDOM フットマークデイズ1」です。あのカップラーメンのCMの小説版ですが、大友克洋さんの漫画あるいは小説で、あの世界観を読みたかったのです。

 しかし小学館もやる気ですよね、この「ガガガ文庫」は少年向けで、もうひとつ「ルルル文庫」という少女向けの二つを同時に創刊するのですからねぇ。是非息の長い、良い作品を生み出す母体の文庫となって欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3分クイズ 猛烈に燃える!・・・けどヤバイ(汗)

2007年03月19日 10時15分54秒 | 日常
3分クイズ

 「キルキル探偵事務所」様で、すっごく楽しいクイズを教えて頂きました~♪
これ猛烈にヤバイですよ!何がって、愉しそうなクイズがいっぱいあるんですが、そのどれもが絶妙に難しいんです。でも「ポケモンのタイプ17種類全部」は、クリア出来ましたよキルキル様!とりあえず、これで人としてOKという事で(笑)

 歴代の人気クイズから面白そうなモノを挙げると、

「東京23区」
「ジオン軍のモビルスーツ(シャア専用など派生系は除く」
「野球のポジション全9個(漢字で)」

 新着のクイズから挙げると、

「ハリーポッターシリーズに登場するホグワーツ魔法魔術学校の寮の名前4つを答えて下さい」
「テニスの王子様の氷帝学園の名前が判っている人物10人の名前をフルネームで答えなさい」
「J1J2に所属の全31チームの名称」

 これを3分以内に回答するんです~。
とにかくいけそうな問題をやってみましょう!実際に体験なさって地獄を見てなんぼです!
テトリスの最後、落ちるスピードが速くなってくるとパニくる私には、どれもこれもが、追い詰められるクイズばかりでした・・・。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皆川ゆか 「評伝シャア・アズナブル」上・下

2007年03月19日 09時46分19秒 | 
 図書館に行って、あるわけ無いよなァ~と思ったら、上下二冊ばっちり揃ってあるじゃないですか!「読書とジャンプ」のかずは様の感想に敬意を表しつつ、読み進めました。

 まず最初に、この長いシリーズを克明に分析されて、判りやすく時系列に沿って一冊の本にして下さった皆川さんに心からの賛辞を送ります。いや~、これは凄いですよ。すっかり忘れていたような人と人との繋がりや出来事を、注釈つきで書き出してありますから、非常に嬉しく読む事が出来ました。

 私は、リアルタイムな「ファースト」世代ですから、「Z」や「逆襲のシャア」世代の方たちや、後々過去に遡ってファンになられた世代の方たちとは、感想がだいぶ違うと思います。

 ロボットが活躍するアニメが、最盛期を迎える初期の段階だった放映当初は、その深遠なテーマや、その後壮大なシリーズとなるであろうなどとは、主に視聴者だった中・高校生以上の人たちは思いもしなかったのではないでしょうか?中には聡明な方がおいでだったかもしれませんが、私の周囲を見渡す限りでは、そういう風にガンダムを観ていた者はいませんでした。カッコイイモビルスーツの戦闘シーンや、個性的なキャラクターや、戦争を真っ向から描いたお話に、夢中だったのです。

 なかでも、アムロと近い年齢の私たちにしてみれば、シャアは「大人のカッコイイ男」そのものでした。両親に反抗し、人の生死の重さを知らず、戦争によって翻弄される大勢の人たちの境遇など、一切自分には関係の無い事だと喚くアムロを、我が身のように感じ取っていた私たちにとって、シャアはちゃくちゃくと自分の思うままに人生を切り開き、戦争を利用してのし上がって行く、全てを見通した大人の男のように感じられていました。

 でも、今回この本を読んでいて感じたのは、シャアの生き様は私たちファースト世代そのものなんだという事です。

 「ファースト」で憧れたシャアは、「Z」や「逆襲のシャア」という作品の中で、年齢を経ていきました。そして私たちもシャアと同じく年齢を経たいま、「二流」である自分を痛いほど自覚しつつも、周囲がそれ以上を期待してくる状況の中で、自分の矜持を賭けて全力を尽くす戦いを、シャアが名を変え場所を変え、時には惑い、時には無様に振る舞う生き様を、同じく自分が日常的にしている事に気づかされました。

 私を例に挙げれば「主婦」は、家事や炊事に洗濯をこなし日常起きる様々な雑事をこなすという期待をされます。けれども、私は料理が得意ではなく大雑把で金銭感覚が怪しいです。「ピアノ講師」は、すぐにでもモーツァルトの小品やショパンのエチュードを楽々弾きこなす事を期待されます。けれども、電子オルガンを幼い頃から習っていて、ピアノは18歳から始めた私にとっては、譜読みは出来ても猛練習しなければ指が動きません。
 でも、周囲の期待は一秒たりとも待ってはくれません。食事をしなければお腹が空きますし、仕事を選んでいてはお給料を頂けません。しくじって不味い料理になってもごまかし、無い知恵を絞って品数を増やし、買って来た料理を皿に移す術を得ました。子供たちに教える曲を練習し、CDを聴き楽譜を読んで、仕事をしました。
 
 見ようによっては、自分に都合の良い、嘘でかためられた嫌なやつでしょうね。「情」が無いように見えますか?「情」が無いのなら、自分の不甲斐なさに苦しむ事も、失ってから如何に自分が依存していたかに気づかされる事もないでしょう。「ごくまっとうな普通の男」が戦争や出自の重さに振り回され、嵌まり込んでしまったのが、シャアだったんじゃないでしょうか。

 一人の作家さんが、同じ主人公で長い連作を書かれた作品でも、同じように感じた事がありました。シャアは「たかが」アニメのキャラクターで、正確には大勢の制作スタッフさんが関わって、作り上げられた存在ですから、比べられないのかもしれません。ですが、富野監督もスタッフも、その時々のご自分のあり方や生き方を踏まえて、シャアという「稀有でありごく普通の男」を創られたんだと思うんです。だから、私たちは彼に「共振」させられるのだと思います。

 長年のファンとしては「逆襲のシャア」で、シャアとアムロが戦えたのが、やはり嬉しかったです。たぶんずーっとシャアの心の奥底に変わらずあったのは「最高の敵であるアムロと純粋にモビルスーツ戦をしたかった」という想いだったでしょうから。しがらみも責任も放棄して、自分の純粋な望みが叶えられたのなら、どんなに素晴らしいでしょう!でもそれは、大勢の人の不幸や命と引き換えになるのを、私たちは知っています。だからこそ観たかった結末が観れて嬉しかったのです。

 これは相変わらず、偏った感想です(笑)是非、ガンダムファンの皆さんに読んで頂いて(ハッキリ言って、一般の方が読んでもサッパリ面白くない類の本です・爆)感想をお聞きしたい作品です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の雪

2007年03月19日 08時45分21秒 | 日常
 昨日、お供えしたおはぎもお花も、すっかり雪をかぶっているんでしょうねぇ。

 ふり続けるぼた雪を見ていたら、三島由紀夫さんの小説「春の雪」を思い出しました。

 三島さんはどんな意味でこの題名をつけられたんでしょうね?春の雪は、地面の温度が高くなっている時期に降る雪ですから、残らずすぐに解けてしまいます。白く美しい淡雪のありさまとその後のぬかるんだ地面を、子供の時代と大人の時代、あるいは人の心の表裏、美醜に例えたのでしょうか?それとも主人公が何一つ残すものも無く、儚く消えていく様を例えたのでしょうか?

 学生の頃に講義して下さった近代文学の先生には気の毒をしました。着任されたばかりで、やる気満々の方だったのに、ろくでもない学生の私を含め、三人しか選択した学生が居ませんでしたから(笑)「良く判りませんが暗い部分に惹かれます」なんてレポートに書いてましたからねぇ・・・20歳の私には、三島さんの美しい文章よりも、主人公たちの耽美なやりとりや思想に振り回されて、作品そのものを見ていなかったように思います。

 三島さんが思い描いた春の雪がどんなものだったか判りませんが、こちらでは芽吹く緑を潤す恵みの雪です。今年は特に異常気象の影響で雪が少なく、畑も田んぼもカラカラですから、この雪が止んでお日様が出たら、地面に染み込んで、草木を潤す事でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽を愉しみたいのなら、垣根を作らずに。

2007年03月17日 10時01分38秒 | 日常
asahi.com:キレる客対策、業界本腰 クラシック演奏会でトラブル急増?-?音楽?-?文化芸能

 特定のクレーマーや、マナーに無神経な客は昔からいたが、最近の特徴はごく普通にみえるクラシック好きの常連客が、周囲の音や行動に過敏に反応し、突如キレる客に変貌(へんぼう)する点だ。

 「クラシック業界には、得意客を大切にする老舗(しにせ)旅館的な空気がある。従来のファンが、気付かないうちに、他者に自分の『聴き方』を強要している面もあるのかも」と新日本フィルハーモニー交響楽団の桑原浩事務局長は語る。

 精神科医の春日武彦さんは「ノイズを完全に遮断する高性能ヘッドホンの登場など、今は『公』の空間にいても『私』の空間と知覚することが多くなった。公共空間において五感が妙に潔癖になり、自分の空間を突然侵されることへの不安が強くなっている。無菌室のような音楽ホールでは、特に感じやすいのではないか」と分析する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>他者に自分の『聴き方』を強要している

 これはあると思いますよ。これを読んでいたら「昔のオタク」と「いまどきの萌えオタク」との、ネット上でよく見られる世代抗争を思い出しました。

>公共空間において五感が妙に潔癖になり、自分の空間を突然侵されることへの不安が強くなっている。

 これは携帯電話の普及も影響しているんじゃないでしょうか?家の電話と同じように、外でもプライベートな会話を平気で大声で話している人が、ときどき居るじゃないですか?これだけ普及すれば、年齢に関係なく「公」と「私」の空間認識だって変化しますよ。

 楽器や声などの「音」は、様々な物体にぶつかり共鳴し反響して、よりふくよかで雑味のある「生きた音」になって行きます。いくら再生技術が発達しても、空間を漂う響きまでは再生出来ないのでは?と思います。それを愉しみに劇場に行くのですから、些細な雑音たちを感受する幅を、心に持って欲しいですよね。カチカチに固まった心じゃ、感覚も鈍りますよ、もったいない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喫煙する方へのお願い

2007年03月15日 10時12分52秒 | 日常
 今日は家人の授業参観日なのですが、内容は「タバコの害」についてのお話を日赤の先生から伺うというものです。

 「タバコ」の思い出で一番古い物は、祖父が長年の喫煙者で、兄が気管が弱くて、でも同じ屋根の下一緒に暮らしていて、ぶつかってばかりだった事です。家族が揃う食事時は、子供心に冷たい空気がぴりぴりと感じられました。今日は祖父が吸うタバコの煙で、兄が咳き込まないだろうか?それを心配して母が不機嫌にならないだろうか?誰も会話する事なく、食事が終わるんだろうか?と考えて、うつうつとご飯を食べていた時がありました。祖父は亡くなる数年前には、ようよう庭でだけ吸うようになりましたが、家族と暮らすのは色々しんどいなぁと、この時分に身に染みてしまいました(笑)

 次は、同性の友人たちが軒並み喫煙者で、困った事ですね。ある友人は運転する際に、吸殻や灰を窓を開けて外に落すんですよ。これはねぇ、良い人ですけど我慢出来なかったです。四・五人で集まっていた時に、息苦しいと思って顔を上げたら部屋が真っ白で驚いた時もありました。私以外の友人がみなでタバコを吸っていたので、煙が充満したんですね~。すぐに窓を開けて換気しましたけど、あれは苦しかった。

 それから、これは私がかかった病院だけかもしれませんが「妊婦さんの心得」のお話を先生から聞いていた時に、長年喫煙されていたお母さんが出産した、赤ちゃんの脳のレントゲン写真を見せられたんです。脳の大きさが三分の一しかなくて、結構ショックでしたよ。その後、その赤ちゃんがどうなったのかは聞かされませんでしたが、初めて「タバコが怖い」と思いました。


 成長期のお子さんたちが、何十年後かの自分を想像するのは、とても難しいと思うんです。でも「自分のした事には結果がついて来る」事を、なんとか実感して欲しいと思います。


 以前にも書きましたが「嗜好品」を大人が愉しむのは、結果を承知しているからです。でも、それが自身が引き受ける以外にも、大切な家族の身体に影響する物だとしたら、怖いと思いませんか?もし、喫煙を止められない、止める気がない方がおいででしたら、せめて自己管理はしっかりとお願いします。

 タバコだけじゃなく、アルコールやゲームでもそうかもしれませんが、灰皿にある吸殻を小さい子が食べてしまったり、その辺に置いてあるタバコを小学生が興味本位で吸ってみたりと、弊害はどんどん増殖して行きます。
呆れた本当の話で、外で吸うと色々言われるから家で吸えという両親が居たり、タバコの吸殻を片付けてやったりする母親が居たりするのです。喘息持ちのお子さんの前で、換気扇を回してでも吸う父親も居ます。おかしいでしょう?

 もし愛煙家と名乗るのであれば、その責任を自覚して愉しんで頂きたいです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山田正紀・恩田陸 「読書会」&あさのあつこ 「ラスト・イニング」

2007年03月14日 11時38分08秒 | 図書館で借りた本
 図書館ですっごく読みたかった二冊を借りて来ました。

(やっぱり森博嗣「奥様はネットワーカ」を面白いと思えなかったです、がっくし。これはもう諦めた方が良いみたい)

>「読書会」山田正紀・恩田陸(ゲスト参加・笠井潔/萩尾望都)

 雑誌ダ・ヴィンチで紹介されていたのですが、好きな人同士が集まって、好きな本について語り合うという対談集です。その対談をしている人が、そもそも凄い人同士なんですが(笑)語られる作品を挙げて見ますと、

半村良「石の血脈」I・アシモフ「鋼鉄都市」ル・グイン「ゲド戦記」沼正三「家畜人ヤプー」小松左京「果てしなき流れの果てに」山田正紀「神狩り」S・キング「呪われた町」「ファイアスターター」萩尾望都「バルバラ異界」恩田陸「常野物語」

 堪らんでしょ!親に知られたら「子供が読むには早い」と怒られないかと、びくびくしながら読んだ(笑)「家畜人ヤプー」と「石の血脈」や、対談されるお二人の名作まであるんですよ、嬉しいなァ♪

>「ラスト・イニング」あさのあつこ

 割と早く予約した本が来ました。もう、じっくり読もうと思ってますが・・・映画版ですが、嫌な予感が当たってしまったような評価が、ネットでは多く見られて残念な気持ちです。
 
 「嫌な予感=家族愛万歳映画になってしまわないか」だったんです。原作を読んで映画を観たら、このお話はそんなものを書いているんじゃないと思われるはずです。私が解釈するには、原作は少年期特有の潔癖さと自分の持つ才能の未成熟からくる不安と焦燥に煽られる少年群像のお話です。時々登場する登場人物それぞれの家族のあたふたした日常はそのままにして、もっと狂おしい程の葛藤を映像にして欲しかったなぁ、と思います。どうもそのへん(配給会社とか提携した会社との兼ね合い)を吹っ飛ばす勇気が(特に少年少女を清く正しく描かないとダメとしちゃうから)日本映画には不足するんですよね~、不満だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はホワイトデー

2007年03月14日 09時51分52秒 | 日常
 昨日降り積もった雪は、見事に解けて無くなりましたが、相変わらず強風が吹き荒れています。何時まで外に洗濯物を干していられるかなぁ(汗)

 さて、毎年恒例の苦行の日がやって来ました、ホワイトデーです。

 家人一名(幼稚園の年中さんからのバレンタインデー不敗記録保持者)の、お返しクッキー作り!近年、本人が動くようになって、随分楽になりましたけどね~。それでも三時間近く、粉から練って形作って焼いて冷まして袋づめの手伝いをしました・・・・ばたり。以前は私がほぼ全部を作ってましたから、苦行以外のなにものでも無かったんです。何時になったらドキドキの、本命相手のお返しになるものやら。
(ちなみになんで家人が不敗かと言うと、必ずお返しをするとお嬢さんたちに知れ渡っていて、物々交換状態だからです)

 もう一名は賢明に、お店でクッキーを自腹で買いました(笑)
その時に「お母さんだったらどれが良い?」と聞くので、はは~ん♪と思い、ダックワース(105円)が良いなと言ったら、それを一個買って、今朝くれました。
今はそれを珈琲のお供にしております♪
(先の家人には、笑って誤魔化されましたさ!兄弟二人でこの違い!面白いですね)

 皆様のホワイトデーが、どんなものだったかお教え下さったら嬉しいな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする