10月2日 写真日記 スカンジナビア半島 ロンドン アリカンテ

2008年10月08日 | 風の旅人日乗
ぐっすり眠って目を覚ましたら、
飛行機はスカンジナビア半島をかすめて北海に出るところだった。
この海岸線は、数年前に車でドライブしたところだぞ。

コーヒーをもらってしばらくしたら、
飛行機はグレートブリテン島に到達。


テームズ川が見えてきたところで、
最終着陸態勢に入り、
「すべての電子機器は使用をお控えください」のアナウンスで
デジカメをしまう。
デジカメって、一体どういう仕組みで飛行機の安全運航に支障をきたすのだろう?
マジに知りたい。


ロンドン・ヒースロー空港のターミナル5は、新しくて清潔。
ブリティッシュエアーはこのターミナルに発着するので嬉しい。
有楽町フォーラムや、関空や香港空港と同じようなトラス構造。
お洒落な店も多い。

噴水の前で、ロンドン・ガトウィック空港行きの
ナショナルエキスプレス・バスを待つ。
秋の遅い午後、ロンドンの空気は、気持ちよくキリリと冷えている。


ロンドン名物の大渋滞にほとんど巻き込まれることなく、

ほぼ定刻通りに、バスはロンドン・ガトウィック空港ノースターミナルに到着。
ここでスペインのアリカンテ行きの飛行機に乗り換える。

現地時間午後11時40分、葉山を出てから25時間後、
スペイン地中海岸のアリカンテ空港に降り立つ。
日本から上弦の月が付いてきている。
地中海からの東風が、サラサラと半そでの腕をなでる。


10月2日 写真日記 成田 ユーラシア大陸

2008年10月08日 | 風の旅人日乗
母が九州に帰った後、
9月30日と10月1日を、
東京に出たり、海に出たり、逗子で人に会ったり、原稿を書いたりして
慌ただしく過ごした後、
10月2日、始発のバスに乗って逗子駅に出て、成田空港へ。
11時前に成田を飛び立つブリティッシュエア、
ロンドン・ヒースロー空港行きの飛行機に乗るのだ。

第1ターミナルの、早朝から営業しているそじ坊で朝飯の蕎麦を食べ、
忘れてきた下着の替えをユニクロで買って、
海外からの電話カードをKDDIのカウンターで買って、
トイレ大を済ませ、
クレジットカードお客様ラウンジでコーヒーとジュースを飲みながら
携帯メールをいくつか送って、
そして、イミグレを通ってゲートに向かい
ブリティッシュエアー機に乗り込む。

離陸してしばらくして、ふと窓の外を見ると
左後方に富士山が見える。

好きな古今亭志ん朝の落語で、
愛宕山のことを「地べたが腫れた」程度の山だと言うくだりがあるけど、
こうして上空から見ると、富士山も、
地球の吹き出物のようにしか見えないな。

ちょっとボンヤリしていると眼下に佐渡島が見えてくる。
当たり前だけど、海図で見るのと同じ形をしている。


さらにもうちょっとボンヤリしていると、
飛行機はあっけなく日本海を渡ってしまって、
もうユーラシア大陸の東海岸、おロシア国領土に到達。


周りの雰囲気からして、窓のシェードを閉めたほうが良さそうだったので、
シェードを閉めたら、あっという間もなく、眠り込んでしまった。