6月25日 LUPPIIIY ISLAND by Maicon

2009年06月25日 | 風の旅人日乗
[写真は、LUPPIIY ISLANDという本の表紙です。デジカメ水没のため、west様のブログ『ホクレア号、西へ向かう』から借用させていただきました。]

2009年6月も、結構盛りだくさんにセーリングできた。
久し振りにプロデュースしたレーシング・メインセールの出来が、思った以上だったことも楽しかった。
セールが船の帆装能力を劇的に変えることを、今更ながら実感した。

先週予定していた、東京お台場の船の科学館での
チームニシムラプロジェクト体験セーリングイベントが
雨と強風のため中止にしなければいけなかったことが心残りだけれど、
天気には勝てない。
来月は、7月12日に開催予定です。

2009年6月のセーリングの締めくくりは、
今年も、6月最終日曜の、座間味-那覇間のサバニレース。
台風の影響で中止・延期の可能性もあるようだけど
取りあえず、飛行機の予約もキャンセルできないタイミングに来ているので
本日午後の予約便で那覇に入るつもり。

予定通りレースが行なわれることになれば、明日のフェリーで座間味に向かい、
そのままセーリング練習に入る。

仕事の合間に進めていたセールの改造が、(内心恐れていた通り)終わらなかったので、
明日午後のセーリングに間に合うよう、今日の夜は那覇の宿で
夜なべでセールとの格闘を続ける。

ホクレアのメッセージ絵本、『LUPPIIIY ISLAND』の2冊めが
著者から届いた。
最初にいただいたほうは、娘が、
「絶対に誰にもあげない!」
と言って離さないので、
この2冊目を、多くの人の目に触れる場所に置いてもらうつもり。

ホクレアがやってきたこと、これからやろうとしていることを、
こどもたちにも(大人たちにも)理解できる短いストーリーで、
これほど見事に伝えている本はないと思う。

この本の著者は素晴らしい! と思うもう一つの理由は、
ホクレアやナイノア・トンプソンという固有名詞を
書名や腰巻きや本文に一切使ってないこと。
あとがきに、この本を書いたきっかけとしてちょこっと出てくるだけだ。

この本の著者が伝えたいことはすでにホクレアを超えたところにあるのだから、
当然と言えば当然なのかもしれないが、
タイトルにばかり商業主義的頭を絞って、肝心の中身がめっぽう薄い、
羊頭狗肉を思わせる本が多い昨今、
とても爽やかな気持ちになる。
同時に、ぼく自身のこれからの行動・言動の規範としても受け止めさせていただいている。

『LUPPIIY』の文字が楽しげに躍る特製ストラップもいただいた。
早速サバニレースのお守りとして使わせていただくつもり。