毎月第1日曜日は、東京・有明の船の科学館のイベントプールで、チームニシムラ体験セーリングイベントの開催日。
これまでずっと6月の最終日曜日に開催されていた座間味~那覇間のサバニ帆槽レースが、今年は7月第1日曜に行われることになったため、日程が重なってしまった。
自分にとってどちらも大切なことだが、身体は一つしかない。
沖縄には行かない。
その代わりに東京で、日本のヨット設計者の草分けである横山晃さん・一郎さん父子が設計した小型ヨットで、できるだけたくさんの大人と子どもにセーリングを体験してもらうのだ。
私たちチームニシムラが所有している小型ヨットは、サバニ船型の素晴らしさに惚れ込んだ故・横山晃さんが、その船型のキモの部分を取り入れて設計したもの。
つまり、この小型ヨットに乗ることは、沖縄のサバニに触れることにもなる。
そんな小型艇で多くの人たちがセーリングを体験することは、たくさんの日本人に自分たちの祖先が作り出したもののDNAに触れてもらうことになる。
この日もチームニシムラの面々が集まってくれ、先月に予行練習したとおり、プールの両サイドに2名ずつのサポート&救護担当を配する。
M橋ご夫妻、Mさん、A島君、I 君、暑い中、いつも本当にありがとうございます。
プールの中に入って、泳ぎながら人間監視艇の役目をしていると、人工的な色ではあるけれど、東京・お台場にある船の科学館のイベントプールの水の色が、遠く、沖縄・座間味島の古座間味浜の海の色を思い出させてくれる。
プール使用の割り当て時間が限られていて、午後1時から4時半までの、わずか3時間半だったが、今回も67名もの人たちにセーリングを体験してもらうことができた。
もし、丸一日プールを使わせて頂けたら、昨年と同じように毎回100名以上の人たちにセーリングを体験してもらうことができるだろう。
この日も、乗った人たちほとんど全員が、
「え、これ今、風だけで走っているんですか? 信じられない!」
「すごーい! 速いですねー!」
「静かですね!」
「風って、どうしたら見えるんですか?!」
って、乗っている間中ずっと興奮している。
もっともっとたくさんの人たちにセーリングを知って欲しいな。
この日も、10人近くの人が時間が足りずに乗れなかった。
どうしたらいいのかな。
ご家族が、お父さんとお姉さんチーム、お母さんと妹チームに分かれてセーリング。
ご家族の皆さん、かなり盛り上がっていたのですが、写真がヘタでした。スミマセン。
この写真を撮った直後に、カメラモードのままの携帯にサバニのチームメンバーから電話が入った。
整備に追われて練習がほとんどできなかったため、今回は完走が目標だと言っていたのに、なんと、見事古式2位に入ったとのこと。
おめでとうー!