10月ニュージーランド最終日

2012年10月05日 | 風の旅人日乗
午前中、1時間半だけ時間が作れたので、
クルマを飛ばして30分強の造船所の桟橋でタヒチに向けて出航準備中の
HikianaliaとFaafai teへ。

これらのカヌーは、
あるドイツ人のお金持ちからハワイとタヒチにプレゼントされたカヌー。



これらの平和そうなカヌーを造ったこの造船所は、
凶暴そうなこんなボートも造っている。



アメリカズカップのチームニュージーランドのチェイスボート。
50~60ノットで走っていくAC72に追い付くには、
300馬力の船外機4基掛けでもいっぱいいっぱいらしい。

安全備品のメーカーの社長を訪ねるためにオークランド市内に戻る。
救命筏、その他の打ち合わせ。楽しい。
その事務所から資料を関係先にパソコンで送らせてもらう。

その後のムースとの待ち合わせの時間には
完全に遅れてしまい、慌ただしくクルマを停め、
マリーナ内のレストランへ。

ニッポンチャレンジ2000で
セイルの段取り全体を取り仕切っていた
ダッフィーも同席。懐かしい。

ムース・ファミリーに生まれたばかりの赤ん坊の話題は
意外と早く終わり、
すんごく密度の高いセーリングの話に
あっという間に時間が過ぎる。

こういう、セーリングの世界で一番前にいる年下の人間との時間は、
日本にいるとほとんど持てないので
とても嬉しい。
新しいボートのデザイン情報、新しいセイルの情報、
各国アメリカズカップチームの裏話…、話が尽きない。
2人は次のボルボオーシャンレース参戦の準備を始めているらしい。

とても楽しい時間を過ごして2人と別れ
クルマに戻ると、不吉な紙がワイパーに。
あっという間だった時間は意外と長かったようで、
駐車違反の罰金のお知らせ、とあるその紙に印刷されていた金額は
結構な額でした。トホホ。

さて、これで今回のニュージーランドは一段落。
明日の朝発便でNZを離れて、夕方成田に戻った後、
葉山に帰るかというとそうではなく、
空港近くのホテルに泊まって、
翌日早朝便で、ヨーロッパ某国へ出国。

来週1週間、ワタクシは謎の日本人となって、
ヨーロッパでステルス行動に入ります。
できればこのブログのほうは
謎めいた雰囲気のまま続けたいと思っております。