週前半業務日報

2012年10月24日 | 風の旅人日乗
10月21日
前日、新逗子のひだか治療院の日高さんに
教えてもらった方法で身体のあちこちを弛めながら
朝の森戸海岸をジョグしていたら、散歩中の当の日高さんに会う。

翌日から2日間の大阪湾でのセーリング仕事のために
この日一日をまるまる移動日として使えることになったので、
朝食後そのまま葉山を出る。

お昼に京都駅に着いて、バスに乗るのが面倒だったので
東に少し歩いて鴨川に出て、河原の道をしばらく散歩。
塩小路橋から3つ目の橋の手前から土手に上がって、東に折れて、
ちょっと時間をずらした昼をうどん屋さんで食べた後
清水寺へ。

予想はしていたけど、すごいばかりの数の人。
清水の舞台を急ぎ足で通り抜け、目指す場所へ。



朝、森戸の浜から雪をかぶった美しい富士山を見ているときに
人が少ないこの場所に座って、考えごとをしたい、と思った。



翌日夜に予定されているあるお方との会食の席で、
どうしても伝えたい自分の気持ちを、
どのような言葉で表現すればいいのかを、
ゆっくりと考えたかった。

この場所にある建物はこの日補修工事中で、
その前にあるベンチも使えなかったけど、
音羽の谷を挟んだ向こう側の、
ああニッポンだなあ、の景色を
柵によりかかって眺めながら
予定通りに、考えごとにふける忘我の時間。

この7月、ヨットで北海道を出発して、いくつかの港を経由して
最終的にお伊勢にのぼり、
鎌倉と江の島の間にゴールするヨットレースで関東に戻る前に、
伊勢神宮と、奈良の春日大社と東大寺にお参りした。









その航海で、東北の、釜石、大船渡、気仙沼、塩竈の海岸線を
震災以来初めて海から見てからずっと
いつも頭の中にあったキーワードは、
ニッポン、だった。
近畿地方に点在するニッポンの源流、のような存在から、
ニッポンとは、ニッポン人とは、を感じ取りたいと願った。

自分に残された時間の中で、自分に何ができるのか。



気が付くと日暮れが近くなっていたので、そこから降りて
八坂神社にお参りしてから、祇園の白川沿いを散歩。
一見でも気楽に入れるリーズナブルな値段の料理屋さんだと
知人から紹介されていたお店を探し当てたら
申し訳ございません本日はお休みさせていただきます、の小さな貼り紙。

そのまま歩いて京都駅に戻り、大阪に向かってこの日の宿へ。

10月22日
大阪湾でセーリング。
午前中風弱いも、早い午後から西のいい風。
遅い午後からは、強い南風。
内容の濃いセーリングになった。

夜の会食も、素晴らしく充実した時間になり、
自分の今後に生かしたい大変貴重なお話を伺うこともできた。

10月23日
大阪湾大嵐のため、セーリングの予定を、会議に変更。
午後3時まで根を詰めた話し合い。
計画が、いい方向に進むといいな。
新大阪に出てのぞみに乗り、品川経由で葉山に戻る。

今週末は、東京湾で開催される
ヴェラシスカップヨットレースの海上運営手伝い仕事。
先週からマリーナスタッフの方々との打ち合わせも始まり、
本日あたりからモードをパチンと切り替え、
このヨットレースを成功させる準備に集中します。