2015年6月3日 Finot 葉山 浦賀

2015年06月03日 | 風の旅人日乗
朝早くから
資料作りをして
大雨の中、浦賀へ。

ここ2、3ヶ月ほど
続いている打ち合わせ後、
葉山に戻る。

少し、眠い。


昨夜は、
朝早くから夜遅くまで
東京。

帰り。
最終の一本前の
横須賀線に乗って
横浜を通り過ぎる頃には、
日付が変わっていた。

その東京での昨日。
夕方から
東京・赤坂で、
ある人物のご紹介で
フランス人ヨットデザイナー
ジャン・マリー・フィノ氏
と夕食を共にした。


©Finot Conque


氏の話題は多岐に渡り、
こちらから
いろいろと
お聞きしたいことを
用意していたのだけど
その質問の


©Finot

ひとつ、ひとつを
端緒にして、
話は、

どんどん、

どんどん、

広がっていき、


©Finot

それぞれがめちゃくちゃに
面白いので、

もったいなくて
話の腰を折らずに
聞き入った。


©Finot


料理は美味しかったはずなのに、
お話を聞くのに夢中で、
デザートの
くずきりも含めて
味はあんまり覚えていない。


©Finot


フィノ氏が設計したヨットは、
速くて、頑丈で、
長く乗っても
飽きのこないスタイリングで、

そのファンは
海外だけでなく
日本にも、とても多い。

だけど、
ジャン・ピエール・フィノという、
科学者であり、
アーティストであり、
哲学者でもある
人物そのものの魅力は、
それらすら完全に
凌駕しているかも、
とも言えそうな
ものでした。

氏と同じ空間にいる
時間が終わってしまうのが
もったいなかったので、

同席者の中には
帰りの時間を気にする人が
いるようだったけど

ぼくはそのことにずっと
気がつかない振りをしていた。


またお会い出来る機会が
早く来るといいなぁ。


©Finot