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今年10月スペインのアリカンテをスタートする
ボルボオーシャンレース2008-2009に、
5月27日にも書いたが、チームロシアがとてもラディカルな艇を開発してきた。
設計はイギリスのロブ・ハンフリー、建造は同じくイギリスのグリーンマリンだ。
(写真はすべてデイリーセイルから転載しました)
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船首部に2段ある段差は、『スプレイ・レール』と呼ばれるもので、
微風、軽風時の風圧抵抗と引きずり抵抗を除けば、
後はすべてヨットのスピード性能にプラスに働くのだという。
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この発想は、高速パワーボートのボトムにある数段のレールからきたもので、
水槽実験で、その高い効用が確認されているらしい。
ただしこの構造は、船体がくぼんだ『ホロー』であるわけで、
ホローは、外洋ヨットの多くのクラスやレーティングルールで禁止されているのだが、
ボルボオープン70クラスでは、
船首から7メーターまでの部分のホローは許されている。
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オープン60クラスにも、このアイディアを採用している艇がある。
ボルボオーシャンレースは、チームの総合力が試されるレースで、
いくら船だけが速くても、それだけでこのレースに勝てるわけではないが、
艇の高いポテンシャルは、非常に大きな武器の一つであることは間違いない。
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明日から17日まで、アメリカのニューポートに行ってきます。
プーマ・オーシャンレーシングのケン・リードも、このロシア艇を気にしているだろうから、
ケンの意見も聞いてこようと思います。
ボルボオーシャンレース2008-2009に、
5月27日にも書いたが、チームロシアがとてもラディカルな艇を開発してきた。
設計はイギリスのロブ・ハンフリー、建造は同じくイギリスのグリーンマリンだ。
(写真はすべてデイリーセイルから転載しました)
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船首部に2段ある段差は、『スプレイ・レール』と呼ばれるもので、
微風、軽風時の風圧抵抗と引きずり抵抗を除けば、
後はすべてヨットのスピード性能にプラスに働くのだという。
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この発想は、高速パワーボートのボトムにある数段のレールからきたもので、
水槽実験で、その高い効用が確認されているらしい。
ただしこの構造は、船体がくぼんだ『ホロー』であるわけで、
ホローは、外洋ヨットの多くのクラスやレーティングルールで禁止されているのだが、
ボルボオープン70クラスでは、
船首から7メーターまでの部分のホローは許されている。
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オープン60クラスにも、このアイディアを採用している艇がある。
ボルボオーシャンレースは、チームの総合力が試されるレースで、
いくら船だけが速くても、それだけでこのレースに勝てるわけではないが、
艇の高いポテンシャルは、非常に大きな武器の一つであることは間違いない。
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明日から17日まで、アメリカのニューポートに行ってきます。
プーマ・オーシャンレーシングのケン・リードも、このロシア艇を気にしているだろうから、
ケンの意見も聞いてこようと思います。
船がヒールした場合単なる抵抗にしかならないような気もするんですが・・・
このあたりの科学的な見解をまたレポートして頂けるとありがたいです。
で、今日朝飯を食べながらスプレイ・レールのこと聞いてみました。
「すべての風域のクローズホールドと、微・軽風でのダウンウインドでは、マイナスファクターなので、レース全体に適合するコンディションが何パーセントくらいあるか、の分析次第で、採用するかしないかの決断が分かれることになるね」、と言っていました。
少なくとも琵琶湖ではマイナスの形のようですね。
ボルボオーシャンレースのような何が起きるか分からない外洋レースで、ある特定風域に特化した設計とは驚きです。
ここでのプーマ・オーシャンレーシングの記事や来月号のKAZIでの特集を楽しみにしています。
昨日も琵琶湖は(ストレートな船)にはいい風でした。