日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

ブログに何を記録するか

2018年11月30日 | 日記

A.ブログに何を記録するか

 

1.2018年11月も末となりました。このブログに何を記録するか考えます。今回は、

世界から三つのトピックスを、日本から一つのトピックスを短く取り上げます。

 

 B.世界のトピックス

 

1.アメリカ入国を目指す「中米キャラバン」の出現

 

a.この「キャラバン」の目的は、「非武装民のアメリカ侵入」であり、武装ゲリラや北朝

鮮の核弾頭、2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターのツインタワーにそ

れぞれ1機の飛行機が突っ込んだ同時多発テロよりも、アメリカを脅(おびや)かす存在と

なります。それは、この「キャラバン」が非武装民である点です。この「キャラバン」の陰

(かげ)には、キャラバンを呼びかけ、アメリカを損耗させ、崩壊させることを目的とする

本隊が必ずあります。キャラバンの始まりは、SNS上で拡散した「危険な国を出て、アメ

リカを目指そう」という「移民支援のNGO」の投稿だと言います。この「NGO」は力を

国内の改革に向けず他の目標に向かわさせています。そして、この「キャラバン」が数十年

にわたり、数百波に及べば、アメリカはそれに力を取られ本当に損耗してしまいます。また、

今の段階では、このブログのメキシコに対する調べが進んでいませんが、メキシコの損耗も

予想することができます。

 

b.この現象は、私たちは普段あまり国連のことを考えませんが、おそらく国連の機能不全

を露呈しているのだろうとも言って良いと思います。私たちは、もっと国連のことを考え、

その機能の改善に努めなければなりません。

 

2.米中貿易戦争

 

a.米中貿易戦争をめぐるこのブログのスタンスは、前回の記事『トランプ大統領を考える』

に書いた通りです。中共国は、トランプ大統領の「アメリカ第一主義」に基づく保護主義へ

の回帰(転換)を非難しますが、自分たちの国も同様に保護主義だということを忘れてはい

けません。中共国は、まず自由と人権を擁護する自由主義の国へと自国を転換しなければな

りません。

 

b.米中貿易戦争の行方は、今後の世界史の動向を決めます。

 

3.ブレグジット

 

a.イギリスのメイ首相とEU首脳は、イギリスのEU離脱についてその形態について合意し、

次は12月11日のイギリス議会での採決に焦点は移りました。合意の内容は、メイ首相によ

れば、「EUと緊密な関係を維持する。関税、手数料、数量制限、原産地規則のチェックがな

い自由貿易圏だ。英国で生産に投資したり、英市場向けに欧州の拠点を設けたりした国際企業

は合意の恩恵を受ける」(ロイター)というものです。アイルランドについてはまだはっきり

しませんが、おそらく先送りしているものと思われます。また、スペインがジブラルタルの主

権を主張しています。

 

b.11月29日には、イギリス議会のEU離脱委員会のヒラリー・ベン委員長(労働党)が、

「メイ離脱案に反対し、同時に合意なき離脱を回避するための修正案」を示したことをロイタ

ーが伝えています。その内容はまだ全く伝わって来ません。しかし何れにせよ、イギリス議会

での採決は混沌としていますが、修正案には「合意なき離脱の回避」を述べていますので、

ブレグジットは「合意なき離脱」とはならないようです。

 

c.ブレグジットの形態は、今後の世界史の動向を決めます。

 

 

C.日本のトピックス

 

1.10月30日、新日鉄住金に対する、日本の「徴用工」だったという韓国男性の賠償請

求訴訟で、韓国最高裁は、新日鉄住金の上告を棄却し、また同じく11月29日、三菱重工

に対する、元「徴用工」だったという韓国男性と「女子勤労挺身隊」だったという韓国女性

の賠償請求訴訟で、韓国最高裁は、三菱重工の上告を棄却し、それぞれ原告側の賠償請求を

認めました。

 

2.この問題については、今後も同様の賠償訴訟は提訴されるだろうこと、そして北朝鮮か

らも提訴されるだろうことを考え、日本企業は、人道と人権を擁護するという大きな見地に

立ち、当該企業に限らず、経団連、経済同友会、日本商工会議所に加盟する一定規模以上の

企業が出資し、「徴用工、女子勤労挺身隊基金」を作って対応すべきだと思っています。

 

3.また日本政府は、国立の「平和メモリアルパーク(仮称)」を設立し、そこに日本の特

攻隊員像、動員学徒像、女子挺身隊員像、勤労学徒像、沖縄のひめゆり学徒像と共に韓国の

徴用工像、女子挺身隊員像、そして韓国、及び、アジア諸国の慰安婦像を並置し、戦争の悲

惨さを忘れず、後世に伝えるようにすれば良いと考えています。

 

 

                                                      11月の 夕空                                            

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