放射性物質を含む福島第一原発の廃炉処理水の海洋放出に反対する!
1.日本政府は、メルトダウンを起こした福島第一原子力発電所から流出する放射性物質による汚染水を
処理した水(以下、廃炉処理水と記述)の海洋放出を、4月13日に閣議決定する予定です。
2.この廃炉処理水の海洋放出に反対します。
3.報道では、廃炉処理水にはトリチウムを含むが、海外の原子力発電所でもこのトリチウムは発生し、
基準値以下に薄めて海や大気に放出していることを伝えています。また、トリチウムは宇宙線によっ
て生成されて自然界にも存在し、大気中の水蒸気や雨水、海水、水道水にも含まれていると言います。
4.しかし、海外の原子力発電所において排出しているのは、通常運転においてであり、宇宙線によって
できるトリチウムは、超極微少量であり、メルトダウンした原子炉が排出するトリチウムとは、比較
の対象になりません。
5.廃炉作業は当初40年と言われていました。容器内の燃料デブリはやっとその映像を捉えた位で、ま
だ原子炉内の作業は、殆(ほとん)ど進んでいません。
6.太平洋の海水は海流によって循環しています。廃炉作業はこれから少なくとも30年はかかります。
トリチウムも廃炉処理水から取り除くべきです。これは国際社会に対する日本の責務です。東電がで
きないのなら、廃炉期間中は東電を国有化し、政府の責任においてその技術を確立し、廃炉を行うべ
きです。これを行ってください。
菜の花