A.慶應MCC
社会人のために慶應義塾が行っている教育・研修機関に “ 慶應MCC ”というのがあります。
今度そこで竹中平蔵教授が『複合連鎖危機とニッポンの改革』というプログラムを持たれます。
社会人のためのゼミのようなものです。
思考を柔らかく持ち、視野が狭くなるのを戒めるためにも、私もプログラムに参加しようと思います。
まだ先のことですが、
得られた思考の糧は報告します。
B.正義の日和見(ひよりみ)
まるっきり話題は変ります。
日和見の正義はあるだろうかと問えば、たくさんありますね。
行為するのは人間ですから。
元警視総監の米村敏朗 氏が産経新聞の『正論』というコラムに “物来順応” というタイトルで何度か書いていらっしゃいました。
示唆に富む名文で、私は期待して読んでいました。
その中に「100%の熱意と80%の正義」と述べられている箇所があります。要旨は、昭和43年か44年の頃、作詞家の永六輔 氏が警察学校で講演され、
「自分が正義そのものになりきっては、かたくなな、幅のないコチコチの人間になって、相手の立場や人によって違う対応もできなくなる」と述べられたのを受けて、
「100%の熱意と80%の柔軟な正義」が大切だと述べられたものです。
確かにそうですね。
そしてこれは日和見の正義とも違いますね。
「天誅!」と称して刀を振るったのは幕末の志士の達ですが、恐らく彼らの正義だけでは歴史は動かなかった事でしょう。
思考にも行動にも柔軟さが必要です。
風にたわむ若竹
木立の中の陽光