大統領演説ですから、全世界が注目しているでしょう。幾つかの重要事項がありましたので、見てみたいと思います。
以下にasahi.com (2/3)より抜粋します。
ブッシュ米大統領は2日夜(日本時間3日午前)、上下両院合同会議で2期目最初の一般教書演説を行い、当面の施政方針を示した。1月の就任演説を受け、自由と民主主義の拡大によって「圧制とテロの台頭」を阻止する方針を表明。イラク民主化と中東和平の実現を目指すとともに、アジアや欧州の同盟国と協力して外交手段で北朝鮮とイランに核開発を断念させる考えを示した。内政では公的年金制度の抜本的な改革を提案し、財政赤字を5年間で半減させる方針を表明した。
(中略)
テロとの戦いに関連して北朝鮮の核問題にも言及。「アジア各国の政府と協力して、北朝鮮が核の野心を放棄するよう説得している」と説明し、6者協議を通して外交的解決を図るという考えを改めて示した。
1期目の最重要課題だった対イラク政策については、「イラクの自由が今後、何世代にもわたって米国を一層安全にする」と主張。先月末の国民議会選挙を踏まえて「イラク国民は日曜日に世界に示したように自由を重んじており、我々は成功する」と述べ、イラク民主化への自信を示した。しかし、駐留米軍の撤収時期については「成果を収めたら帰国できる」と述べるにとどめた。
(中略)
内政では公的年金制度の改革を最重点課題として掲げた。現行の年金制度は、現役世代が払う保険料で高齢者が受け取る保険金を賄う「賦課方式」をとっている。しかし、高齢化に伴って「このままいけば42年には財政破綻(はたん)する」と説明。「個人勘定」の創設で、自分が払った保険料を積み立て、将来の給付にあてる「積み立て方式」を部分的に導入する案を提示した。
このように、幾つかのポイントを拾ってみました。北朝鮮問題にも触れられていますが、「アジア各国政府」という言葉のみですね。気をつかうならば、「日本をはじめとするアジア各国政府」ですね。ところが、日本については出てきていないようです。やはり、重要度はそれほどなく、中国にも配慮したのでしょうが、向こうにとっては日本の地位はこの程度ということですね。ざんね~ん!
次に、アメリカは軍隊も派遣しながら年金改革に着手するという、すごい技が使われるようです(何がすごいのかよくわかりませんが)。私が日本の社会保障改革の案として導入を提言していた「確定拠出型」の個人勘定をつくるという制度設計を考えたようですね。この方式は、年金財政の安定化には有利に働きますから、誰が考えてもこのような制度設計となるのは必定ですね。日本よりもよいところは、30年以上先の話ですがそれに向けて改革を行うことで、日本はというと尻に火がついているような状態なのに漫然と時を過ごし、未だビジョンも大枠もないままです。たわけ者!と大声で叫びたい。
日本の状況は、厚生労働省主導の馬鹿げたご意見とか、「抜本的改革が必要」「一体化した見直し」というお題目ばかりで、まるで形が見えてこないし、与党も民主党も「形」として何も示さない。「たたき台」すら体をなさないようなありさまだ。この国の議員さんたちは何をやっているんだ?郵政民営化の優先順位が低いとかぬかしている割には、「憲法改正」を殊更議論する自民党も、自慢げな私案を出した鳩山君を筆頭とする民主党も、大して変わりがない。国民にとって、憲法改正なんざ、後回しでいいんですよ。
厚労省は少し他の省庁を見習って、自らの意識改革を行い、「日本の未来をつくる」とか「日本の危機を救うぞ」とか、そういう大義により仕事ができる人はいないのか?下らない天下り先の心配や、監修費がなくなった後の金の心配でもしているのか?社会保障費が最大歳出項目なんですから、国にとって、それがどういう意味か判っているでしょ。下らん輩しか、厚労省にはおらんのかね。まあ、事務次官の逮捕者を出すようなところですから。自ら変革できないなら、外圧によって小さくなってもらうしかないね。
以下にasahi.com (2/3)より抜粋します。
ブッシュ米大統領は2日夜(日本時間3日午前)、上下両院合同会議で2期目最初の一般教書演説を行い、当面の施政方針を示した。1月の就任演説を受け、自由と民主主義の拡大によって「圧制とテロの台頭」を阻止する方針を表明。イラク民主化と中東和平の実現を目指すとともに、アジアや欧州の同盟国と協力して外交手段で北朝鮮とイランに核開発を断念させる考えを示した。内政では公的年金制度の抜本的な改革を提案し、財政赤字を5年間で半減させる方針を表明した。
(中略)
テロとの戦いに関連して北朝鮮の核問題にも言及。「アジア各国の政府と協力して、北朝鮮が核の野心を放棄するよう説得している」と説明し、6者協議を通して外交的解決を図るという考えを改めて示した。
1期目の最重要課題だった対イラク政策については、「イラクの自由が今後、何世代にもわたって米国を一層安全にする」と主張。先月末の国民議会選挙を踏まえて「イラク国民は日曜日に世界に示したように自由を重んじており、我々は成功する」と述べ、イラク民主化への自信を示した。しかし、駐留米軍の撤収時期については「成果を収めたら帰国できる」と述べるにとどめた。
(中略)
内政では公的年金制度の改革を最重点課題として掲げた。現行の年金制度は、現役世代が払う保険料で高齢者が受け取る保険金を賄う「賦課方式」をとっている。しかし、高齢化に伴って「このままいけば42年には財政破綻(はたん)する」と説明。「個人勘定」の創設で、自分が払った保険料を積み立て、将来の給付にあてる「積み立て方式」を部分的に導入する案を提示した。
このように、幾つかのポイントを拾ってみました。北朝鮮問題にも触れられていますが、「アジア各国政府」という言葉のみですね。気をつかうならば、「日本をはじめとするアジア各国政府」ですね。ところが、日本については出てきていないようです。やはり、重要度はそれほどなく、中国にも配慮したのでしょうが、向こうにとっては日本の地位はこの程度ということですね。ざんね~ん!
次に、アメリカは軍隊も派遣しながら年金改革に着手するという、すごい技が使われるようです(何がすごいのかよくわかりませんが)。私が日本の社会保障改革の案として導入を提言していた「確定拠出型」の個人勘定をつくるという制度設計を考えたようですね。この方式は、年金財政の安定化には有利に働きますから、誰が考えてもこのような制度設計となるのは必定ですね。日本よりもよいところは、30年以上先の話ですがそれに向けて改革を行うことで、日本はというと尻に火がついているような状態なのに漫然と時を過ごし、未だビジョンも大枠もないままです。たわけ者!と大声で叫びたい。
日本の状況は、厚生労働省主導の馬鹿げたご意見とか、「抜本的改革が必要」「一体化した見直し」というお題目ばかりで、まるで形が見えてこないし、与党も民主党も「形」として何も示さない。「たたき台」すら体をなさないようなありさまだ。この国の議員さんたちは何をやっているんだ?郵政民営化の優先順位が低いとかぬかしている割には、「憲法改正」を殊更議論する自民党も、自慢げな私案を出した鳩山君を筆頭とする民主党も、大して変わりがない。国民にとって、憲法改正なんざ、後回しでいいんですよ。
厚労省は少し他の省庁を見習って、自らの意識改革を行い、「日本の未来をつくる」とか「日本の危機を救うぞ」とか、そういう大義により仕事ができる人はいないのか?下らない天下り先の心配や、監修費がなくなった後の金の心配でもしているのか?社会保障費が最大歳出項目なんですから、国にとって、それがどういう意味か判っているでしょ。下らん輩しか、厚労省にはおらんのかね。まあ、事務次官の逮捕者を出すようなところですから。自ら変革できないなら、外圧によって小さくなってもらうしかないね。