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石油・食糧交換プログラムの疑惑

2005年02月06日 18時33分11秒 | 外交問題
以前にも記事に書きましたが(国連の不正)、その続報です。ヴォルカー委員長の調査していた国連不正事件について、読売新聞(2月5日付朝刊)国際面には、図入りで記事が出ていました。
以下に一部抜粋します。



(ニューヨーク=大塚隆一)
イラクに対する国連の人道援助事業「石油・食糧交換プログラム」をめぐる疑惑は、独立調査委員会が3日発表した中間報告により、ブロスト・ガリ前事務総長ら歴代のトップクラスまで関与していたことがわかった。独自の調査を進める米議会などの国連不信は一段と強まりそうだ。

(中略)
報告によると、事務次長で事業責任者だったセバン氏は、同社(筆者注:「アフリカ中東石油」のこと)に石油販売権を与えるようフセイン政権に何度も働きかけた。同社はパナマで登記され、スイスやモナコに事務所を持つ無名の企業。誰かの口添えがない限り、政権に食い込むのは「極めて考えにくい」(中間報告)という。セバン氏はそんな会社をなぜ売り込んだのか。本当に見返りはなかったのか。報告書は判断を保留した。

●おばの贈り物
セバン氏には別の疑惑もある。同氏は1999年から2003年にかけ、出身地キプロスのおばから計16万ドルを贈られた。しかし、このおばはセバン氏が買った小さなアパートで質素に暮らしていた。多額の現金を持っていたとは思えないという。だとすれば、この16万ドルの出所はどこか。調査は継続調査としている。

●トップのコネ
アナン事務総長は報告書発表後、ただちにセバン氏を処分する方針を表明。刑事事件への発展も見すえ、疑惑にからむ職員の不逮捕特権を停止することも明らかにした。
(中略)
例えば、セバン氏が便宜を図った「アフリカ中東石油」。その経営者のエジプト人はガリ前事務総長のいとこだった。さらにガリ氏は事業資金を管理する銀行の選定で、国連の基準を満たさないパリ国立銀行を指名した。

●息子の疑惑
アナン事務総長の足元にも火の手は迫っている。長男のコジョ氏が食糧や医薬品の輸入検査を担当する国連指名企業から計12万5千ドルの顧問料を得ていたことが発覚。60人以上を使って調査を進める独立調査委員会が次に出す報告の最大の焦点になっているからだ。「国連創設以来最大のスキャンダル」とされる今回の疑惑。その波紋がどこまで広がるのか、収束のシナリオはまだ見えてこない。

<国連の構造的欠陥指摘>

独立調査委員会は今回の疑惑について、セバン氏などの一部幹部の行動を批判するだけでなく、国連全体に広がる規則の軽視や監査体制の弱さ、透明性の欠如などの構造的問題も指摘している。問題の「石油・食糧交換プログラム」は日本円にして約7兆円という大事業だったのに、監査体制はお粗末で、予算もスタッフも全く足りなかったという。調査を指揮するボルカー委員長(前米連邦準備制度理事会議長)は「国際公務員は最も高いレベルの責任感と誠実さが必要だ」と述べ、国連のスタッフに根本的な意識改革を求めている。




長くなりましたが、このように詳しく書かれていました。ヴォルカー委員長の談話まで載せていますが、これは日本でも同じような状況を何度も目にしたようで、「国家公務員は・・・」と読み替えると、ぴたりと当てはまります。日本の官僚諸氏にも「根本的な意識改革」を求めたいですね。


国連の不正が、このようなトップ級にまで及んでいるということになると、世界第2位の分担金拠出国である日本としては、安保理のこともそうですが、真の国連改革を強く要求していかねばならないでしょう。米国以外のP5メンバー国の合計額よりも多く出しているんですから、それだけの発言力は行使してもよいと思います。ただ、どのような形でこれを実行していくかは、よく戦術を練る必要がありますね。


次回報告についても、注視してみましょう。

宿酔…

2005年02月06日 16時34分38秒 | 俺のそれ
今日はツライ。とても。

昨夜痛飲してしまい、家に帰ったのは4時頃でした。酷く眠い。体もダレてますな。頭はボーっと(いつもと言われそうですが)して、考えることが出来ません。



ガンガンして痛いというほどではないんですが、後頭部の辺りが何か詰まっているかのように感じ、重たい。寝る前に水分摂取をしておこうと思ったので、水をがぶ飲みしたんですが、それでもツライ結果となりました。何でだろー?水が飲み足りなかったのかな?

最近、富にお酒に弱くなったように思います。元々たくさんは飲めませんが(晩酌しないし。食後に缶ビールを飲むくらいかな)、若い時に比べたら飲む量が全然少ない。眠くなってしまうし。学生時代にバカなイッキ飲みをやらされていたことを思えば、隔世の感がある(そんなに大袈裟ではありませんが)。




突然ですが、世の中に発泡酒を送り込んだビール会社に、文句を言いたい。ビール会社は、自分で自分の首を絞めてしまった。酒税の盲点を衝こうとして、とてもまずいビールもどきを作ってしまったから、安い居酒屋などで宴会席に出されるのは、発泡酒というところが出てきてしまった。こんなのが世の中に生まれてこなければ、ビールを飲めたのに。


自分で発泡酒を買ったことはないし買いたいとも思わない。ビールを自分の意志で選択できるから、発泡酒を飲まずに済む。ところが、みんなが参加している宴会席では、1人だけ「本物のビールにしてくれ」とも言えない。おまけに店員も「お飲み物は何になさいますか?」とか聞いた時、「ジョッキで」と幹事さんが答えると、「はい、わかりました。みなさんビールですね」とか平気で言う。そして、出てきたジョッキを飲んでみると「ビールじゃないだろ」と。まずい発泡酒じゃないか、と思っても、「発泡酒ですね」とは言わない。卑怯だろ。ビールじゃないんだから、「発泡酒」と呼んでくれ。

しかし、追加を頼む時もやっぱり店員は「ビール6つですね」とか、平気で言う。宴会の時に飲み放題なのはいいんだが、ビールは抜かれており、発泡酒、日本酒、焼酎とか決められているんですね。こういう店には二度とこないぞ、と思っていても、幹事さんがそこを予約してるからしかたがないしね。


世の中から消えて欲しい、発泡酒。こんなの作ったから、ビール会社のビールは尚一層売れなくなっちゃったんじゃないか。発泡酒さえなければ・・・今は、サッポロから出てる、第二の発泡酒(?・・・第三のビールだったか)みたいな、豆から作ったビールもどきが売れてると聞くし。飲んだ事ないけど、どんな感じなのかな?


こんなことを思いつつも、酔ってくると何を飲んでも大して変わらないかも。私のような低級オヤジを酔わせるのには、高級ワインとか高価なブランデーとかは必要なく、不味いビールもどきで十分なのである。