毎日新聞が先日の記事に続いて、開発局絡みの不正疑惑を報道しています。
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これは地方の記者が追跡したのではないかと思いますが、意外と頑張っていますね。大手新聞社の記者であっても、地方勤務だと、「ツッコミ」所を探すチャンス(というか時間的余裕?)があるかもしれません。そのいい例ではないでしょうか。以下に、一部抜粋します。
国土交通省北海道開発局が03年度、OBが大量に天下っている財団法人北海道開発協会(会長、山口甲・元開発局長)にコピー業務約6億2000万円を随意契約で発注していたことが、毎日新聞の調べで分かった。発注単価は市価の1.5~4倍。会計法は一定額(コピー業務は100万円)を超える発注を、原則として一般競争入札で発注するよう定めており、同法違反の恐れがある。道開発局は05年度からすべて一般競争入札に改める方針を示した。
また、道内の民間業者に開発局が直接依頼したコピー業務であっても、開発協会が受注した形にして業者に下請けさせたように装う発注方式があることも判明。発注額の10%が開発協会に事務的経費名目で入る仕組みで、開発局が会計法などに違反し、業務実態と異なる不正な経理処理をしていた疑いも生じている。
お役所体質の見本と言えますね。以前の記事にも似たような例を書いていますが、基本的な構造や天下り先の確保システムなども大して変わりありませんね。こういういい加減な団体はいくらでも探せそうです。
北海道は開発局の力が元々強い地域ですね。道州制の導入論議が持ち上がった時に、最も「それは困るね」と思ったのは「開発局」でした。道庁の組織と統合されれば、不要な人員やポストが沢山出てくるからです。地方自治に国の組織である開発局が絡んで、行政の2重構造となっており、不必要極まりない無駄を生み出してきたのでしょうね。そして、利権に群がる役人どもが、自らの天下りポストを作り出し、それを連綿と続け、公金を食い物にしてきた。
北海道はこのままだと、来年度か次くらいで財政再建団体に転落する可能性があるという。それほどの財政逼迫があるのだが、道警の裏金作り、何年か前にあった道庁の裏金作り、そして開発局の不正疑惑、どれも同じ構造で、長年公金を食い尽くしてきた。役人天国、公共事業頼み、農政族の補助金、といろいろな不正を生む要素がある。このような体質を持っていれば、どうしたって財政は苦しくなるに決まっている。そういう考え方や組織体質を、本当に改めなければ破綻は時間の問題であろう。にもかかわらず、公務員の年金は公金を沢山投入して多く貰えるし、天下り先を回って退職金として掠め取る。食い尽くせるところは、何でもいいのであろう。イナゴの大群と一緒だな。当たり前のことが分からない、異常なバカどもが行政を担当している限り、良くなることはないように思う。先日の大阪の話も、似たようなものだろう。
この国には、普通の考えを持つ役人は存在しないのか?まともな志を持つ役人は何処にもいないのか?
おかしな構造を作り上げる、腐った悪知恵だけは働くようだ。一から根本的見直しが必要だ。
組織改革、意識改革に取り組まなければ、国の財政より先に地方の財政が破綻するだろう。危機意識の欠如も、イナゴの特性かもしれないが。
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これは地方の記者が追跡したのではないかと思いますが、意外と頑張っていますね。大手新聞社の記者であっても、地方勤務だと、「ツッコミ」所を探すチャンス(というか時間的余裕?)があるかもしれません。そのいい例ではないでしょうか。以下に、一部抜粋します。
国土交通省北海道開発局が03年度、OBが大量に天下っている財団法人北海道開発協会(会長、山口甲・元開発局長)にコピー業務約6億2000万円を随意契約で発注していたことが、毎日新聞の調べで分かった。発注単価は市価の1.5~4倍。会計法は一定額(コピー業務は100万円)を超える発注を、原則として一般競争入札で発注するよう定めており、同法違反の恐れがある。道開発局は05年度からすべて一般競争入札に改める方針を示した。
また、道内の民間業者に開発局が直接依頼したコピー業務であっても、開発協会が受注した形にして業者に下請けさせたように装う発注方式があることも判明。発注額の10%が開発協会に事務的経費名目で入る仕組みで、開発局が会計法などに違反し、業務実態と異なる不正な経理処理をしていた疑いも生じている。
お役所体質の見本と言えますね。以前の記事にも似たような例を書いていますが、基本的な構造や天下り先の確保システムなども大して変わりありませんね。こういういい加減な団体はいくらでも探せそうです。
北海道は開発局の力が元々強い地域ですね。道州制の導入論議が持ち上がった時に、最も「それは困るね」と思ったのは「開発局」でした。道庁の組織と統合されれば、不要な人員やポストが沢山出てくるからです。地方自治に国の組織である開発局が絡んで、行政の2重構造となっており、不必要極まりない無駄を生み出してきたのでしょうね。そして、利権に群がる役人どもが、自らの天下りポストを作り出し、それを連綿と続け、公金を食い物にしてきた。
北海道はこのままだと、来年度か次くらいで財政再建団体に転落する可能性があるという。それほどの財政逼迫があるのだが、道警の裏金作り、何年か前にあった道庁の裏金作り、そして開発局の不正疑惑、どれも同じ構造で、長年公金を食い尽くしてきた。役人天国、公共事業頼み、農政族の補助金、といろいろな不正を生む要素がある。このような体質を持っていれば、どうしたって財政は苦しくなるに決まっている。そういう考え方や組織体質を、本当に改めなければ破綻は時間の問題であろう。にもかかわらず、公務員の年金は公金を沢山投入して多く貰えるし、天下り先を回って退職金として掠め取る。食い尽くせるところは、何でもいいのであろう。イナゴの大群と一緒だな。当たり前のことが分からない、異常なバカどもが行政を担当している限り、良くなることはないように思う。先日の大阪の話も、似たようなものだろう。
この国には、普通の考えを持つ役人は存在しないのか?まともな志を持つ役人は何処にもいないのか?
おかしな構造を作り上げる、腐った悪知恵だけは働くようだ。一から根本的見直しが必要だ。
組織改革、意識改革に取り組まなければ、国の財政より先に地方の財政が破綻するだろう。危機意識の欠如も、イナゴの特性かもしれないが。