今日の読売朝刊に詳しく載っていたが、村岡被告の公判で、重要なカギを握る滝川元会計責任者への検察・弁護側の証人尋問が各2回計4回行われた。これを受けて、青木・野中・橋本氏への検察の再聴取が開始されていたとの報道があった。
以下に、YOMIURI ON-LINE (2/26)より記載。
橋本竜太郎元首相(67)と青木幹雄・自民党参院議員会長(70)、野中広務・同党元幹事長(79)の3人について、東京地検特捜部が再聴取していたことが25日、分かった。
3人は1億円の受領の場に同席したほか、野中、青木両氏は、収支報告書への不記載を決めた同派幹部会に出席したとされている。特捜部は、こうした経緯について改めて説明を求めたと見られる。同事件では、同派会長代理だった村岡兼造元官房長官(73)が同法違反で起訴される一方、野中氏は起訴猶予、橋本元首相と青木氏は嫌疑不十分で不起訴となった。検察審査会は1月19日付で、これらの処分について、「検察官の調べが形式的」などとして、再捜査を求める議決をしていた。
先日の青木氏の人間ドックの為の入院に穿った見方をしてしまって、ちょっと行き過ぎであったかな、とも思っていましたが、本当に特捜部の取調が開始されていた模様である。記事(日歯連事件――橋本・青木氏は?)を書いてそのあと直ぐに、「青木氏の入院は当初からの予定であり、体調も悪くない」という”言い訳的コメント”が出されていたので、「何でだろう?」と思っていた。私は野中氏のことを忘れてましたね。そうでした。これで役者はそろいつつあるわけですね。
特捜部にしても、滝川証言を聴いてもなお動かざるは立場上「マズイ」な、ということだろう。審査会の「不起訴不当」が出されていたわけだし。滝川証言に基づいて村岡さんの起訴に踏み切ってるから、他の3氏も当然捜査して立件できるか検討するべきであろう。滝川証人の尋問での証言は、相当踏み込んだ内容であり、語られている情況からは、到底虚偽とは思えないのである。
ならば、立件に向けて特捜部も頑張るべきであろうと思う。たとえ結果的に立件困難で不起訴となったにせよ、捜査機関でもある検察が事実をある程度明らかにすることで、国民への責任を果たせると思うのである。国会では、自民党が「証人喚問に応じない」という姿勢のために、現在は真実は闇のなかだ。
今後の捜査状況や、村岡被告の公判を見守ろうと思う。
検察が橋本、野中、青木の3氏を追い詰めつつあると、期待している。それが、検察審査会の決定に対する答えにもなるであろう。
以下に、YOMIURI ON-LINE (2/26)より記載。
橋本竜太郎元首相(67)と青木幹雄・自民党参院議員会長(70)、野中広務・同党元幹事長(79)の3人について、東京地検特捜部が再聴取していたことが25日、分かった。
3人は1億円の受領の場に同席したほか、野中、青木両氏は、収支報告書への不記載を決めた同派幹部会に出席したとされている。特捜部は、こうした経緯について改めて説明を求めたと見られる。同事件では、同派会長代理だった村岡兼造元官房長官(73)が同法違反で起訴される一方、野中氏は起訴猶予、橋本元首相と青木氏は嫌疑不十分で不起訴となった。検察審査会は1月19日付で、これらの処分について、「検察官の調べが形式的」などとして、再捜査を求める議決をしていた。
先日の青木氏の人間ドックの為の入院に穿った見方をしてしまって、ちょっと行き過ぎであったかな、とも思っていましたが、本当に特捜部の取調が開始されていた模様である。記事(日歯連事件――橋本・青木氏は?)を書いてそのあと直ぐに、「青木氏の入院は当初からの予定であり、体調も悪くない」という”言い訳的コメント”が出されていたので、「何でだろう?」と思っていた。私は野中氏のことを忘れてましたね。そうでした。これで役者はそろいつつあるわけですね。
特捜部にしても、滝川証言を聴いてもなお動かざるは立場上「マズイ」な、ということだろう。審査会の「不起訴不当」が出されていたわけだし。滝川証言に基づいて村岡さんの起訴に踏み切ってるから、他の3氏も当然捜査して立件できるか検討するべきであろう。滝川証人の尋問での証言は、相当踏み込んだ内容であり、語られている情況からは、到底虚偽とは思えないのである。
ならば、立件に向けて特捜部も頑張るべきであろうと思う。たとえ結果的に立件困難で不起訴となったにせよ、捜査機関でもある検察が事実をある程度明らかにすることで、国民への責任を果たせると思うのである。国会では、自民党が「証人喚問に応じない」という姿勢のために、現在は真実は闇のなかだ。
今後の捜査状況や、村岡被告の公判を見守ろうと思う。
検察が橋本、野中、青木の3氏を追い詰めつつあると、期待している。それが、検察審査会の決定に対する答えにもなるであろう。