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福田節とガンコな小泉首相

2005年05月18日 09時46分30秒 | 外交問題
かなり前に郵政の「(民営化会社)社長に就任したいよ」と、ちょっぴり福田節を披露していた福田さんであるが(本人だから当然か)、久々に委員会登場となりました。妻は、細田さんの歯切れの悪い話し方や、いつも少し困ったような表情が気に入らないと私に文句を言うのであるが、「どうして前の人はいなくなっちゃったの?」(名前も知らないのだ)と私に突っ込まれてもね・・・。まあ、ウチの中では、福田さんの評価は高い方でしょう。それにいつも読んでいるyodaway2さんのブログ「週刊!Tomorrow's Way」(左のブックマーク欄にあります)の記事にも取り上げられ(詳しくまとめられております)高い評価を受けていますから、妻の見立ては悪くないのかもしれません。女の勘ってやつですかい?


Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 福田氏 首相に配慮、答弁指名せず 「ポスト小泉」へ中韓に気遣い!?


その福田さんが苦言を呈したという報道に、思わず惹かれました。そうですか、暫くぶりの福田節ですか、とね。どうやら小泉さんのアジア外交、特に中国との関係について憂慮していることをスマート町村さんに述べたようです。外務大臣にと言いながらも、小泉さんへの強いメッセージでもありました。町村さんへのライバル意識という側面もあるのかもしれませんが。

小泉さんの考えも言いたいことも理解出来ますが、今という大事な時期ですから、慎重さが求められます。「適切に判断する」と答えるのは構いませんが、「(中国も韓国も)他国が干渉すべきでない」と不快感を露にしたのはどうかと思います。


小泉さんもどうしてこんなに頑ななのかな?先日の中国側の紳士協定提案をこうもあっさり袖にするなら、中国側としても事態の進展には手を貸せない、という気分になるでしょう。小泉さんのそういうガンコさを熟知している福田さんが、「バランス感覚」を求めたと言えるでしょう。参拝したいと思うなら、こっそり行けば済むことです。誰にも言わずに参拝して下さいね、小泉さん。日本の態度としては公に「首相が参拝する」とは言えないでしょう。北朝鮮、常任理事国などの共通課題があり、いずれも中国の協力を得られないと目的の達成が難しいのですから、そこをどのようにするかを考えるべきですね。「何故他国が参拝に反対するのか、その理由が判らない」などと答えたりせずに、必要な「イス」を手に入れることが肝要であり、小さなことに拘るべきではありません。


Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 小泉首相 パレスチナに総額1億ドルの経済支援表明 

その常任理事国入りの手土産というか、箔付けの材料にするために、イスラエル・パレスチナ問題を利用しようと意図しているんだろう。その為には、取りあえず金、っていうのも日本らしい(笑)のかもしれないが、政治力を見せる舞台装置としては今ひとつで、毎日の指摘の通り、力不足は否めないだろう。


中韓には嫌な顔をしながら、パレスチナには花束と贈り物を、というのも、「イス取りゲーム」に勝ち残る戦術としては悪い選択と言わざるを得ない。韓国は直接のイス取り参加者ですから争う以外ありませんが、中国と本題以外のところで争うことは避けるべきなのです。そういうことは、日本が「イス」に座ってからでも反発することができますし、「紳士協定など知らないよ」と言い切ることも可能でしょう。今はとりあえずおとなしく問題を表面化させない方向で、そっとしておくことが望ましいと思います。


無関係な話題:

気分を変えて、デザインを変更しました。見慣れない感じですが、背景が暗いと、目が疲れるのかな。左側の欄を見ると、辛い。慣れることができるでしょうかね・・・