いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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話題シリーズ15

2005年11月02日 23時09分53秒 | 社会全般
1)一般世帯の貯蓄

前に少し取り上げたのですが(預金課税について)、「貯蓄なし」世帯が2割超だそうで、中央値では900万円だそうな。そーですか。

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 「貯蓄なし」世帯が過去最高の2割強に

一方では、超富裕層の特別待遇ということで、昨今流行の「下流社会」というが鮮明になってきているということですかね。
特別な資産を持たない人々ほど、知恵を使って挽回する努力をする以外にはないですね。


2)席順

色々あるんですね。「助さん角さん」と書いていたのですが(国内政治のひと休み)、実は「格さん」が正しかったようです。最近の週刊誌ネタの見出しで「格さん」と書かれていましたので、気付きました。スミマセン。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 小泉首相の隣は谷垣、麻生両氏=改造内閣の閣僚席次
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <閣僚席順>ナンバー2に中川農相 ナンバー3は谷垣財務相


で、以前と変わらぬ両サイドということで、本会議場では中川農水相が席次が上ということだそうです。これで何が判る、というものではないですが、そうなんだ、という感じですかね(笑)。こういう報道が出るというのは、珍しいですよね。


3)ヒアリングのサマリー

諮問会議の中で政府系金融機関のヒアリングに関して、やっぱり意見が色々出されたのですね。小泉さんの叱咤というのは判るけれども、一度ヒアリングの内容について聞いてみるといいと思いますよ。各担当大臣達が言ったことは、単に抵抗ということではなくて、ヒアリングの中で出された意見というものがどうであったか、という事実確認をしていることであり、それは「政策金融改革」を否定するものではないと思いますよ。民間議員達の言いたいことも判るけれども、評価をある程度「共有していく」という確認作業も必要ですよ。それが議論の土台を作っていくものなのですから。


民間議員の方々が特別完璧な人間でないことは当然で、絶対過った判断をしないということは有り得ないのですし。意見があれこれ出されて、その中で最も良い形のものを模索していくということは、ごく普通のプロセスだと思いますよ。反対ではなくとも、単なる「印象操作」であってはならないという意味は判りますよ。


平ちゃんの記者会見では「諮問会議としてのサマリーは出さない」ということを述べておりましたが、確かにあの膨大なヒアリングの内容をまとめるのは困難な作業であると思います。でも、特定の都合の良い部分だけを引用するというのは、フェアではありませんよ、ということですね。


細田さんが述べていた、「郵貯銀行に」という民活用の方向性に流れが少し行っているようですが、民で出来る通りに任せたら、今まで以上に「下流階級」は倒れる一方かもしれません。だって、中国でバネを生産するのと、日本で生産するのでは、多くの企業が激安の中国製品を使うよね?ボールペンも中国製の粗悪品をうっかり買ってしまうのですよ。そういう昔にあった産業というのは、皆海外へと移転していくから、仕事が減る。ならば、新たなサービスとか、もっと生産性の高い仕事に就けばいいんだよ、とか言うでしょ?でもね、今の人口規模に合っている程、仕事なんてない。労働生産性の高い仕事をしろ、って言うならば、そういう労働市場を作ってみろ、と言いたい。


今後、本当に目に見えない階級が作られていくのかもしれない。今まで以上に。そういう世の中が、本当に住みやすとは思えない。学校教育と同じで「最低の出来」の奴は退場でいい、後はおまえら自分で何とかしろ、ということも仕方がないということなら、更に厳しい結果が待っているかもしれない。