今朝の情報番組は揃って昨夜の都内の繁華街(新宿・渋谷)の、メディアが期待したような映像を流していた。
長い自粛生活からようやく解放された老若男女たちの様々な声と共に、酔いつぶれたり、路上で騒いだりした若者たちをリポートしていた。
そしてあたかもそれが都内の感染者数の急増と因果関係があるかのような報道もあった。
「『時期尚早だったのでは』 アラート解除後も広がる感染」
東京都で新たに47人感染https://t.co/hpiFt8B3hm
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) June 14, 2020
東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに47人確認したと発表しました。
都は「#東京アラート」を11日に解除しましたが、その後も感染者は増えています。写真は2日の #都庁 です。(達) pic.twitter.com/fwwyVI0cNx
<解除は時期尚早だったに決まってるだろう。47人とは。「今回は積極的に検査を行った結果としての数字でかつての数字とかなり違っている」とはどういう意味だ?解除前は積極的に検査を行わなかった結果陽性者数が減少していたと開き直っている。悪質だ。解除すべきではなかった https://t.co/OWWhY3DzbH
— リュウ (@overcomes011) June 14, 2020
東京47人。1118人も相談きてるのに84人しか都では検査してない。これじゃこうなる。で、民間の検査入れると東京全体では1800くらいになるけど、それは民間へ来た人だから。都に来た相談を沢山断ってる事実は変わらない。 pic.twitter.com/rCBNLw8nsT
— 猫屋敷にゃんか?? (@oyasuminya5) June 14, 2020
47人の多くは不特定多数者ではなく、協力してくれたホストクラブを中心にPCR検査をした結果であった。
このうち、新たに始めた新宿・歌舞伎町の集団検査でホストクラブの従業員ら18人の感染が判明。また、院内感染が7人、「夜の街」関連が4人いるということです。https://t.co/hdGE5zLFoE
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 14, 2020
そして多くの人はこう思っているかもしれない。
そこ??です。
— 沼沢恵 (@megkanyosh) June 14, 2020
PCR検査をさせないようにしてきた。全くコロナ感染防止対策が取れていなかった。正しいデータも作れない。
「積極的に検査をした」という小池の言葉に、今までの怠慢、隠蔽、検査数の操作工作が見えました。オリンピックと選挙宣伝のため。巨悪安倍と全く同じ思考。
土日くらい食事やゲームの話だけで済まそうかと思ったけど、しかし20人超えで東京アラートだーってなって40人超えてじゃあ解除ねってなるの、本当になんの意味もなかったんだな、東京アラート。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) June 14, 2020
大阪府知事といい、この東京都知事といい、日本人はやってる感演出の得意な政治家に騙されやすぎじゃね。
そして、極めつけはやはり小池百合子に行き着く。
???オリ・パラの開催まで感染拡大を
— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) June 14, 2020
隠そうとしていたのではないか。
???休業要請解除は出馬表明の
「お土産」なのではないか。
小池氏はコロナ禍を自分の選挙に
利用しているのではないか。
??前川喜平さん「本音のコラム」
▼東京新聞 6月14日朝刊 特報面 pic.twitter.com/9KM1Pe92YM
その小池百合子のおひざ元である都庁では、こんなことが起きていたことはメディアは報じない。
これ規則を盾にとってワザとやっているんでしょうね。何故かと言うと、このような事をやると民度の低い喜ぶ層がある一定の割合でいるからで。その層受けを狙ってやっているのだと思う。東京大震災の朝鮮人虐殺慰霊を無視するのと同様なやり方で許されない事だ。結果自分たちの首を絞める事になるのに。
— ??アート芸術系4コマ漫画と童画 秋野あかね美術館??? (@dougakan) June 14, 2020
さて、毎度オジサンが使うおなじみになった、「自民党広報紙」の讀賣新聞と「政権擁護紙」の産経新聞という常套句。
在京各社の社説を比較する場合以外は決して読むことがないのが産経新聞の社説である「主張」。
先週土曜日のWEB版にこんな主張が掲載されていた。
<小池氏が出馬表明 疑惑に答え都の未来語れ> 2020.6.13 05:00 産経新聞「主張」 新型コロナウイルス感染の広がりは、首都東京の状況も激変させた。その中で今後4年間を託すリーダーを選ぶ都知事選である。コロナ後を見据えた新たな首都の姿をどう描くか。その構想を具体的に示してほしい。 小池百合子都知事が12日、再選に向けて知事選に出馬する考えを表明した。出馬会見では「新型コロナウイルスの対策は喫緊の課題だ。首都の経済を元に戻し日本の成長戦略を前に進めたい」と語った。 これらが今後も最優先課題であることは言うまでもない。 都民の命と安全、暮らしに直結する話である。「3密」回避による新たな生活様式の徹底を図るなど、第2波に備えて万全の対応が求められる。 同時に、来年に延期された東京五輪・パラリンピックをいかに成功へと導くのか。防災や子育て環境の改善など、さらに強化すべき課題も多い。重要なのは、これらを確実に解決できる指導力だ。 道筋は容易ではない。例えば都の財政はコロナ禍で悪化した。対策の多くは都の貯金に当たる財政調整基金で賄われ、昨年3月に8428億円だった基金は493億円まで減少した。経済悪化で税収が大きく減る可能性もある。 その中で第2波が本格化したとき、企業や個人事業者などを支える歳出をどれくらい追加できるのか。延期した東京五輪でも追加負担が求められている。財政をいかに立て直すのかを明確に語らなければ都民の理解は得られまい。 今後30年間に約70%の確率で発生するとされる首都直下地震への対応も急がなくてはならない。超過密都市を災害から守るには強靱(きょうじん)な街づくりが欠かせない。緊急輸送ルートの確保や木造住宅密集地域の解消なども急務である。 |
「疑いがあるなら、自らの手で晴らすのが政治家の責務である」と至極真っ当な「主張」であるが、残念ながらこんな主張を安倍晋三に対しては一切していなかった産経新聞。
相手が小池百合子なのでジャーナリストらしさを見せただけかもしれない。
それは置いといて、「日本記者クラブが開催を予定していた候補者討論会への出席を断った」という事実は見逃すことができない。
批判が殺到していた。
〈小池氏は日本記者クラブが開催を予定していた候補者討論会への出席を断った。引き続き都政を担うと宣言した以上、堂々と討論会で抱負を語るべきである〉
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) June 13, 2020
なんと。テレビ討論会からも逃げるのか。ならば逃げない #宇都宮けんじさんを東京都知事にしようhttps://t.co/MFdMTEWZMy @Sankei_newsより
小池ゆり子氏は立候補を表明して、政党推薦を受けず「都民の皆様に審判を頂く選挙戦」と言いました。
— アゲハ蝶 (@taniguchikazuk2) June 14, 2020
ならば、その"都民の皆様"に4年間の小池都政が果たして「都民ファースト」だったのかどうか正しい審判を下して貰おうではありませんか!#宇都宮けんじさんを都知事にしよう
小池百合子氏が、日本記者クラブ主催の都知事選の予定候補者討論会への参加を拒否したとの報道。現職の知事が討論会を拒否したなど聞いたことがない。まともに政策論争もしないのであれば都知事選は空洞化する。小池百合子氏は、正々堂々とテレビ討論に応じるべき。テレビ討論から逃げるな!
— 河添 誠 KAWAZOE Makoto (@kawazoemakoto) June 13, 2020
小池百合子批判は尽きない。
> 築地は守る、豊洲を活かす
— Tsubochika7 (@tsubochika_7) June 13, 2020
いま進行している築地市場跡地の再開発計画には、小池知事が2017年に表明した「食のテーマパーク」は入ってませんよね。
食文化の中心地としての築地の歴史は、残念ですが終わりました。https://t.co/UlvajTON4D
当然にも「自分」ファーストでしょうねえ。築地市場問題と言い、幾つか(?)のゼロ政策と言い、結局、何一つ有意義な解決が為されず、矢鱈横文字をちりばめたスローガンで人々を煙に巻いているだけかと。「演ってる」感の押し出しだけは、TV人間だけに見事ですなあ。 https://t.co/BbfppWPyqX
— 村上 聖治 (@celiwengler) June 13, 2020
どのメディアも都知事選は小池さんがぶっちぎりで勝つと言ってるけど、本当かな。小池知事のコロナ対策を評価って誰が評価してるんだろう。東京五輪の開催可能性を引っ張って、コロナ対策が1か月遅れたことは忘れない。築地市場を潰して更地にしてしまったことも忘れない。雰囲気づくりは止めて欲しい https://t.co/bg44zvwnx8
— 山口 真理 (@aribaba60) June 13, 2020
もう結構途中で放り出した件があり過ぎて、オリンピック会場の見直しも花火打ち上げて混乱させて、何故ボートを宮城?て思うくらい視察にお金掛けて、それ以上かかる延期に了承して言っている事とやっている事がチグハグです。今回も小池さんには入れませんけど。
— ラジオネーム白執事 (@shiro_shitsuji) June 14, 2020
実は産経新聞の「主張」が出る前に、オジサンは「候補者討論会では各候補者が卒業証書を持参したらどうだろうか」とつぶやくつもりであったので先を越されてしまった。
もちろん、小池百合子がすんなりと公開討論会に出席すれば、かならずどこかの候補者から、「あの卒業証書は?」と聞かれることは間違いないので、「負ける喧嘩はしない」小池百合子なので「公務」を理由に候補者討論会には極力出ない戦術でくることは確実であろう。
かつて学歴詐称問題で騒がれた男がいたのだが、その臆病者はメディアで批判されると何気なく自分のプロフィールから削除していた。
4年ほどまえに、「学歴詐称はショーンKだけじゃない! 安倍首相も「南カリフォルニア大学政治学科留学」を詐称しこっそり削除」という記事が掲載された。
・・・。しかし、実は、政界にはこのショーン氏と同様の学歴詐称をしながら、今も権力の座に居座る厚顔の人物がいる。ほかでもない、安倍晋三首相だ。安倍首相もまた、嘘の海外留学歴を公言し、自らの箔付けを行っていたことがあるのだ。
この事実が発覚したのは、安倍氏が自民党幹事長時代の2004年。当時、安倍氏は自らの経歴をこう称していた。 〈1977(昭52年)3月 成蹊大学法学部政治学科卒業、引き続いて南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学〉 南カリフォルニア大学は、1880年設立と、アメリカ西海岸の私立大学では最古を誇る名門校。成蹊大学卒という学歴にコンプレックスをもっていた安倍氏は、この留学歴を前面に出し、箔付けにおおいに利用していたというわけだ。 「週刊ポスト」(小学館)04年2月13日号が、当時、南カリフォルニア大に確認、広報担当者からこんな回答が得られたことを記事にしている。 |
同じ詐称でも、たとえ「こっそり」でも修正とか削除するなら、「良心の呵責」がまったくなかったとしても、多くの国民の関心は忘却の彼方に行ってしまうであろう。
しかし小池百合子のような、安倍晋三よりもっと狡猾な人物の行状は多くの、特に都民の有権者たちには、都知事選投票日まで、しっかりと心に留めてほしい、とオジサンは思う。
【付録】
安倍晋三お得意の野党質問に対する、はぐらかし答弁の典型例。
もうこんな総理大臣、逮捕だろ?、辞職だろ?、政界から追放だろ?。#さよなら安倍晋三 https://t.co/vMWjxgwAPd
— visiontrip (@visiontrip1) June 13, 2020