新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

公開討論会から逃げる小池百合子は候補者の資格がない

2020年06月15日 11時40分27秒 | 小池百合子

今朝の情報番組は揃って昨夜の都内の繁華街(新宿・渋谷)の、メディアが期待したような映像を流していた。
 
長い自粛生活からようやく解放された老若男女たちの様々な声と共に、酔いつぶれたり、路上で騒いだりした若者たちをリポートしていた。
 
そしてあたかもそれが都内の感染者数の急増と因果関係があるかのような報道もあった。
 
『時期尚早だったのでは』 アラート解除後も広がる感染」  

<
47人の多くは不特定多数者ではなく、協力してくれたホストクラブを中心にPCR検査をした結果であった。

そして多くの人はこう思っているかもしれない。

そして、極めつけはやはり小池百合子に行き着く。

その小池百合子のおひざ元である都庁では、こんなことが起きていたことはメディアは報じない。

さて、毎度オジサンが使うおなじみになった、「自民党広報紙」の讀賣新聞と「政権擁護紙」の産経新聞という常套句。
 
在京各社の社説を比較する場合以外は決して読むことがないのが産経新聞の社説である「主張」。
 
先週土曜日のWEB版にこんな主張が掲載されていた。
 
<小池氏が出馬表明 疑惑に答え都の未来語れ>
 2020.6.13 05:00 産経新聞「主張」
 新型コロナウイルス感染の広がりは、首都東京の状況も激変させた。その中で今後4年間を託すリーダーを選ぶ都知事選である。コロナ後を見据えた新たな首都の姿をどう描くか。その構想を具体的に示してほしい。
 小池百合子都知事が12日、再選に向けて知事選に出馬する考えを表明した。出馬会見では「新型コロナウイルスの対策は喫緊の課題だ。首都の経済を元に戻し日本の成長戦略を前に進めたい」と語った。
 これらが今後も最優先課題であることは言うまでもない。
 都民の命と安全、暮らしに直結する話である。「3密」回避による新たな生活様式の徹底を図るなど、第2波に備えて万全の対応が求められる。
 同時に、来年に延期された東京五輪・パラリンピックをいかに成功へと導くのか。防災や子育て環境の改善など、さらに強化すべき課題も多い。重要なのは、これらを確実に解決できる指導力だ。
 道筋は容易ではない。例えば都の財政はコロナ禍で悪化した。対策の多くは都の貯金に当たる財政調整基金で賄われ、昨年3月に8428億円だった基金は493億円まで減少した。経済悪化で税収が大きく減る可能性もある。
 その中で第2波が本格化したとき、企業や個人事業者などを支える歳出をどれくらい追加できるのか。延期した東京五輪でも追加負担が求められている。財政をいかに立て直すのかを明確に語らなければ都民の理解は得られまい。

 今後30年間に約70%の確率で発生するとされる首都直下地震への対応も急がなくてはならない。超過密都市を災害から守るには強靱(きょうじん)な街づくりが欠かせない。緊急輸送ルートの確保や木造住宅密集地域の解消なども急務である。
 小池氏は、日本記者クラブが開催を予定していた候補者討論会への出席を断った。引き続き都政を担うと宣言した以上、堂々と討論会で抱負を語るべきである。
 その点は学歴詐称疑惑についてもいえる。小池氏の生い立ちを追った「女帝 小池百合子」(文芸春秋)がカイロ大卒という経歴に疑義をはさみ、都議会でも追及された。小池氏は読んでいないと答弁したが、もっと真摯(しんし)に答えてほしい。公職選挙法には虚偽の経歴を公表してはならないとある。疑いがあるなら、自らの手で晴らすのが政治家の責務である


 
「疑いがあるなら、自らの手で晴らすのが政治家の責務である」と至極真っ当な「主張」であるが、残念ながらこんな主張を安倍晋三に対しては一切していなかった産経新聞。
 
相手が小池百合子なのでジャーナリストらしさを見せただけかもしれない。
 
それは置いといて、「日本記者クラブが開催を予定していた候補者討論会への出席を断った」という事実は見逃すことができない。

批判が殺到していた。


小池百合子批判は尽きない。

実は産経新聞の「主張」が出る前に、オジサンは「候補者討論会では各候補者が卒業証書を持参したらどうだろうか」とつぶやくつもりであったので先を越されてしまった。
 
もちろん、小池百合子がすんなりと公開討論会に出席すれば、かならずどこかの候補者から、「あの卒業証書は?」と聞かれることは間違いないので、「負ける喧嘩はしない」小池百合子なので「公務」を理由に候補者討論会には極力出ない戦術でくることは確実であろう。
 
かつて学歴詐称問題で騒がれた男がいたのだが、その臆病者はメディアで批判されると何気なく自分のプロフィールから削除していた。
 
4年ほどまえに、「学歴詐称はショーンKだけじゃない! 安倍首相も「南カリフォルニア大学政治学科留学」を詐称しこっそり削除」という記事が掲載された。
 
・・・。しかし、実は、政界にはこのショーン氏と同様の学歴詐称をしながら、今も権力の座に居座る厚顔の人物がいる。ほかでもない、安倍晋三首相だ。安倍首相もまた、嘘の海外留学歴を公言し、自らの箔付けを行っていたことがあるのだ。

 この事実が発覚したのは、安倍氏が自民党幹事長時代の2004年。当時、安倍氏は自らの経歴をこう称していた。

1977(昭52年)3月 成蹊大学法学部政治学科卒業、引き続いて南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学〉
  
 事務所のホームページ、後援会向けに作成したプロフィールはもちろん、新聞や雑誌のインタビュー記事などでも同様の記述がされていた。

 南カリフォルニア大学は、1880年設立と、アメリカ西海岸の私立大学では最古を誇る名門校。成蹊大学卒という学歴にコンプレックスをもっていた安倍氏は、この留学歴を前面に出し、箔付けにおおいに利用していたというわけだ。
 ところが、この〈南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学〉というのは明らかな水増し、虚偽の学歴だったのだ。

「週刊ポスト」(小学館)04年2月13日号が、当時、南カリフォルニア大に確認、広報担当者からこんな回答が得られたことを記事にしている。
「シンゾウ・アベは78年の春期、夏期、秋期のみ在籍しています。その間は本学の正規の学生であるが、専攻はまだありませんでした。取得したコース(講座)は全部で6、そのうち3つは“外国人のための英語”です、政治学は入っていません。1コースは4単位ですから取得単位は24。卒業できる数字ではありません」
・・・中略・・・
報道に前後して、安倍氏のホームページ上のプロフィールからこっそりと留学部分の「2年間」という部分が消え、2016年現在では「米大学への留学」自体の記述まで姿を消している。


 
同じ詐称でも、たとえ「こっそり」でも修正とか削除するなら、「良心の呵責」がまったくなかったとしても、多くの国民の関心は忘却の彼方に行ってしまうであろう。
 
しかし小池百合子のような、安倍晋三よりもっと狡猾な人物の行状は多くの、特に都民の有権者たちには、都知事選投票日まで、しっかりと心に留めてほしい、とオジサンは思う。
 
 
【付録】 
 
安倍晋三お得意の野党質問に対する、はぐらかし答弁の典型例。
 

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