新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

お上の愚策には自治体の首長はNO!というべし

2020年03月01日 11時03分20秒 | 安倍晋三

昨夜の安倍晋三の「やってる感」満載の一方的な会見を不幸にも見逃した方は、まずこの動画を見てほしい。
 

         記者会見する安倍首相・フルバージョン
 
『対策、ちゅうちょなく講じてきた』首相の記者会見全文 

 
「できる限りの対策を講じます」、「国として全力で支援する考え」、「正規、非正規を問わずしっかりと手当てして参ります」・・・、これらの具体的な内容を決めて会見に臨んでいれば国民は少しは安心したのだろうが、IOCの会長や理事の五輪開催に関する発言があった翌日に「全国一斉休校要請」発言があり、安倍晋三の頭の中には「2020東京五輪」のことで一杯だったのであろう。
 
この会見終了以降、ネット上では国民が知りたがっていた具体的なことが一切明らかになっていなかった事に対して厳しい批判メッセージがあふれていた。
 
会見後の会場からの質問はあらかじめ通告されていた内閣記者クラブの連中に限られており、その回答は用意された文章を読み上げただけであった。


 
一斉休校、判断根拠示さず 具体策乏しく 感傷的に『断腸の思い』 首相会見」という記事によれば、「もともと与党からは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国民の不安が広がり『首相が説明すべきだ』との声が噴出していたが、首相官邸は『応じられない』と突っぱね続けた。衆院での来年度予算案審議の最中に、質問でウイルス対策のみならず桜を見る会や東京高検検事長の定年延長問題まで及べばダメージを受けかねないと政権が懸念したためだ。ところが首相自身が唐突に休校要請したことで混乱を招き、官邸も会見に応じざるを得なかった」ということらしい。
 
所詮は「脛に大きな傷を持つ」安倍晋三なので、我が身可愛さの保身記者会見だったということであろう。

会見後の質問も満足に答えず打ち切らせたのは、自宅で安倍晋三の母親の手料理が待っていたのかもしれない?

あらためて9年前の民主党政権時代と比べてみても、安倍晋三のいい加減さが浮き彫りになる。

それにしても、学校だけを休校にして社会(企業活動)は動かしっぱなしという政策は、実は「感染症拡大阻止」には全く役に立たないという結果が発表されている。
 
WHO調査報告書 症状の特徴・致死率など詳しい分析明らかに」 
 
「子どもの感染例は少なく、症状も比較的軽いということで、19歳未満の感染者は全体の2.4%にとどまっていて、重症化する人はごくわずかだとしています。
子どもの感染について報告書では多くが家庭内での濃厚接触者を調べる過程で見つかったとしたうえで、調査チームが聞き取りを行った範囲では、子どもから大人に感染したと話す人はいなかったと指摘」している。

「後手後手に回ってしまった」という世間の批判におびえ、先手を打ったつもりの愚策、失策なのかもしれない。
 
しかし日本は昔から「お上の命令は絶対で逆らえない」という長い歴史がある。
 
米国のように各州が独自の法律を作り運用するという制度は日本では自治体の「条例」レベルが限度である。
 
全小中高の臨時休校要請 新型肺炎で首相、和歌山県は希望の児童預かり
 
群馬・太田市は小学校休校させず 清水市長『政府説明は不合理』 前橋市長も不快感」  
  
今回の安倍晋三の「WHO調査報告書」とは真逆の要請に対しては、法的な効力はないので、全国からは各自治体の首長が実態に合わせた対応をとっていることが唯一の救いであり、他の自治体も現状に即した対応をとることが、独裁者から子供たちとその家庭を守ることになるのではないだろうか、とオジサンは思う。
 
    

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