新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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ついに日本も「ロシアvsNATOの戦争に加担するのか

2022年04月29日 12時03分45秒 | 岸田文雄外交

公共放送といいながらほとんどが政府御用達の国営放送に成り下がっているNHKが一切の論評なしにこんな内容を垂れ流していた。
 
“6月のNATO首脳会議に日本も参加の見通し" 米国務長官
 

アメリカのブリンケン国務長官はことし6月にスペインで開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に日本も参加する見通しだと明らかにしました。バイデン政権としては、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する包囲網を、ヨーロッパからアジア太平洋地域へと拡大したい思惑があると見られます。
アメリカのブリンケン国務長官は26日、議会上院の外交委員会の公聴会に出席しました。
この中で、前の駐日大使のハガティ上院議員から「アメリカは日本とNATOがさらにハイレベルの交流や公式な情報共有を行う機会を模索することを支援するか」と質問され「もちろんだ。NATOサミットにはバイデン大統領が参加するが、日本なども参加する」と述べ、ことし6月下旬にスペインの首都マドリードで開かれるNATOの首脳会議に日本も参加する見通しだと明らかにしました。
ベルギーで4月開かれたNATOとパートナー国などとの外相会合には、林外務大臣が日本の外務大臣として初めて出席しました。
バイデン政権としては、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する包囲網を、ヨーロッパからアジア太平洋地域へと拡大したい思惑があると見られます。

 
あたかも岸田文雄がG7とかASEANの会議に出席するかのような軽い無神経な報道であり、さすがにこれはひどいという声がネットでは上がっていた。 


まっとうな正論風に言えば、NATOは対ロシアを標的とした明らかな軍事同盟であり、憲法上軍隊を持たない日本がNATO加盟各国と会議に同席することはありえないのである。
 
どうやら日本政府としての正式な参加表明ではなさそうな混乱ぶりである。
 
日本“強制参戦"危機!米国務長官『岸田首相がNATO会議参加』ブチ上げ発言に官邸てんやわんや
 
 
日本も戦争に巻き込まれてしまうのか。ブリンケン米国務長官が26日、上院外交委員会の公聴会で、6月下旬にスペイン・マドリードで開催予定のNATO首脳会議に日本が参加すると明言。ロシアによるウクライナ侵攻について「日本が素晴らしい形で立ち向かった」と称賛してみせた。
プーチン大統領激怒
 ブリンケン発言は、NATO拡大を忌み嫌うプーチン大統領を刺激したに違いない。松野官房長官は会見で「日本の出席については何ら決まっていない」と慎重だったが、内心は大慌てだったようだ。
「ブリンケン発言は、日本側と調整せずに突然飛び出したとみられている。11日にはバイデン大統領が、インドとの首脳会談の場で、日米豪印の4カ国からなるクアッドの首脳会議を『5月24日に日本で行う』と突然公表。まだ水面下で調整中だったのに、『5.24』と日付までブチ上げられ、岸田官邸はてんやわんやでした。この時も松野長官が『具体的な日程は決まっていない』と火消ししていた。米国は先手を打って情報を出し、重要日程の既成事実化を図っているフシがある」(官邸事情通)
加盟国と同列視される恐れ
 このまま米国についていくのは危険極まりない。この戦争の実態は、ロシアvsNATOの戦いだ。日本がNATOにどっぷり漬かれば、日本はロシアにとって敵対国となり、プーチン大統領が激怒するのは明らかだ。
 ただでさえ、ロシアはモルグロフ外務次官が日本政府に対し、米国との合同海上軍事演習の範囲を拡大すれば「報復する」と警告。下院副議長は「北海道の全権はロシアにある」と発言するなど、日本への牽制が顕著になってきている。NATO首脳会議に参加すれば、日本も戦争に巻き込まれかねないのではないか。防衛ジャーナリストの半田滋氏はこう言う。
「日本はNATOに非加盟で、ウクライナへの攻撃兵器の提供を控えています。現時点で、ロシアからNATO加盟国と同列視され、戦争に巻き込まれることはないでしょう。しかし、米国から『お座敷がかかった』とばかりに軽々しくNATO首脳会議に参加してしまえば、ロシアから加盟国と同等と見られる恐れがある。加盟国は既に戦車や榴弾砲といった攻撃兵器をウクライナに提供していますから、ほぼ参戦しているも同然。そんな加盟国と同列に見られるのは、極めて危険だと思います」
 裏を返せば、ブリンケン発言は日本への“参戦"要請ということか。岸田自民は、防衛費の対GDP比2%以上への引き上げを画策しているが、このタイミングで「軍拡」など、危機をあおるだけだ。
プーチン大統領「電撃的対抗措置」とNATOに脅し
 手負いのプーチン大統領、核攻撃で脅し!? ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで27日演説し、ウクライナへの軍事支援を強化しているNATOについて「ロシアに戦略的脅威を与えるなら電撃的で素早い対抗措置を取る」と警告した。
 ロシア国防省が先に実験成功を発表した新型大陸間弾道ミサイル「サルマト」の存在などを念頭に、核兵器の使用も辞さない姿勢を示し、NATO側を威嚇した。
 また、プーチン大統領はウクライナ侵攻について「ロシア全土の安全を将来にわたり確保することになる」と意義を訴え、「全ての目標を無条件で達成する」と強調した。

 
やはり予想通りプーチンが即座に反応していた。
 
プーチン氏、核兵器『必要に応じて使う』と発言 欧米のウクライナ軍事支援をけん制」 
 
プーチン大統領“核兵器"使用を警告「必要あれば」(2022年4月28日)
 
この件に関してはまっとうな指摘がネット上にあった。
 
米国軍産ロビーの如きの米国務長官を始め米国ロビーによる既成事実化は相当の年季が入っていよう。イラクのクウエート侵攻を理由に集団的自衛権行使によるイラク殲滅が始まったが、当時の報道では米国が育成したともされるフセインを煽動するような言動を米中枢が行うことでイラクがその気になり侵攻、それを以て悪の枢軸国としての悲惨が始まり欧米が中東をテロ国家として国際世論を形成したのは記憶に新しい。ついでにリビアも同様に殲滅、次には北や中国に難癖を付けたが如何せん東洋人では埒が開かないと見たのか近時はロシア憎しの戦略に転換した。侵攻すると事前に報道をさせておき世論喚起、喚起された世論に煽られ右往左往となった現場で後に引けない状況が展開されたのはイラク、リビア、ロシアも同様ではないか。
 これに味を占め、議会による論戦を嫌う独善的な日本政府もさすがに明言できない内から、日本もNATOに入るとの既成事実化の可能性は有る。輪転機を廻し緩和マネーから足を引けない日本を入れればNATOの金回りは良くなり軍産には朗報だろう。日本国とて競馬の予想の如くに総選挙の予測を報道を介しぶち上げては世論を動かすのだから、瞬く間に情報が行き渡るSNS時代の既成事実化は容易である。
 かつ幼少時から自身の意見を堂々と口にすべく訓練している欧米と比較すれば、空気を読み大勢を見極めて自身の意見を大勢に合わせる、寄らば大樹の陰を処世術とし表と裏、本音と建て前を使い分ける日本は、堂々と国際社会に対し自国の最高法規を掲げつつ軍事同盟参加を断ることは不可能だろう。
 弁舌で生きる欧米軍産ロビーに口舌で脅かされれば黙って既成事実を受け入れざるを得ないのではないか。むしろ欧米のお膳立てに乘るのが政財官護送船団の取るべき道となるのは、護送船団自身が既成事実化を以て国民を誘導してきたからでもある。寄らば大樹の陰長いものには巻かれろを処世術として政府が国民に強要して来た結果でもある。「国家自体も欧米の支配下に入るのは、権力者に虫けらのように踏み潰される国民国家は国際社会でも虫けらのように扱われる」とイェーリングは説いた。国民から自我を奪ってきた日本政府が、国民を代表しながら自我を通せず、NATOによる既成事実化戦略を容認するならイェーリングの説の通りである。

 
さて、今年の2月に、岸田文雄はこんな講演を行っていた。
 
ダボス会議_岸田首相特別講演『今、我々は、グレート・リセットの先の世界を描いて行かなければなりません』
 
この演説の中で、岸田文雄は「今、我々はグレートリセットの先を描いていかなければなりません。新しい時代を切り開くためには、価値観や置かれている状況、立場の違いを超えて、対話を積み重ねることで多くの人が信頼によって繋がることが極めて重要です」と宣言。
 
つまり、グレートリセット計画への日本参加を宣言したということであろう。
 
そうなれば、「グレートリセット」を支持したウクライナのゼレンスキー同様「WEF」のクラウス・シュワブのような世界寡頭支配勢力に対し絶対的忠誠を示す岸田政権の日本が反ロシアで軍事行動を開始しているNATO陣営に引きずりこまれるのは当然の帰結であると言わねばなるまい。 
 
しかしながら、世界経済フォーラム(WEF)が2030年迄の目標として掲げている世界は「高度に中央集権化された、カーボンニュートラル(CO2排出0)などの厳格な規制を敷く全体主義システム」であり「個人は何も所有しない」「多国籍にまたがる支配」「気候変動の影響で国境を越えて難民が押し寄せてくる」世界であり、「グレートリセット計画」とは世界全体をごく少数の支配層が管理する"ワンワールド"化ともいえる代物であり、そのような計画に日本も参加することに対し、詳細を知らされていないく多くの国民は賛成することはありえず、国会を解散して民意を問うべき問題であろう、とオジサンは思う。
 
 
 
【参考】 
 
すでに「ロシアvsNATO」になりつつある最大の原因がlこれらしい。
 
ウクライナのナチス政権ゼレンスキーが「世界経済フォーラムWEF」のクラウス・シュワブに忠誠を誓い「グレートリセット」支持表明をしているのと同様日本の岸田も一貫して「グレートリセット」を支持した。
先日訪日したクラウス・シュワブと会談したそうだがこのシュワブをハーバード大学夏期講習会でリクルートし「WEF」の実際のボスだと報道されているのがヘンリー・キッシンジャーでそのヘンリー・キッシンジャーは「グレートリセット」デジタル完全監視統制支配「新NWO」への移行に粛々と従わないようであれば戦争が引き起こされると過去に警告を発している。
ロシアのプーチンはこの「WEF」の会議の席上新NWO体制への移行に反対の意思表明を行っている。
既にNATO諸国がウクライナ戦争へ直接的に参加本格的な軍事行動を開始しているが戦争の一番の動機は「WEF」が強引に推進している「新NWO体制」への移行を受け入れないロシアへの断固とした報復措置である。

 

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