新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

新元号フィーバーでも隠せなかった不祥事

2019年04月04日 11時50分08秒 | 政治

新元号フィーバーの後には、さまざまな「事実」が出てくるものだが、興味深かったのはこの人の存在。

安倍晋三のにわか勉強の成果も吹っ飛んだようである。
 
この新元号発表の日には、東京からはるか離れた福岡県では、「私、すごく物わかりがいいんです。すぐ忖度します。」という名言(迷言)を吐いた安倍内閣の副大臣がいた。
 
翌日には早くもメディアに広まり、「国交副大臣、『安倍首相と麻生氏を忖度』発言を謝罪」というお定まりの光景が見られた。

新年度早々、いきなり安倍晋三首相と麻生太郎福田総理の地元への利益誘導を暴露した塚田一郎国交副大臣は、「促したのは吉田参院幹事長で、凍結されていた道路事業を『国の調査に引き上げた』と、かなり具体的な話をしていたのだが、何らの証明もなく「事実誤認」と撤回されても、全く信憑性がない。
 
安倍政権前の自民党政権では、こんな口の軽い副大臣クラスならただちに首になってもおかしくはなかった。
 
しかし長期政権の驕りから、安倍晋三首相は「職責を全うしてもらいたい」とピンボケ擁護発言。
   
『忖度』麻生派副大臣、かばう首相 選挙控え辞任論も

たとえ副大臣であろうと、言ってはならぬことを発言してしまえば、「『言った時点でアウト』塚田氏の『忖度』発言、新たな火だねに」ということになる。

地元福岡では・・・・


最近は政治問題に関しては腰が引けていたテレビ朝日の「報道ステーション」でも取り上げていた。

今朝の「モーニングショー」では、あいかわらずMCの羽鳥慎一が政府を擁護しようとしていたのも関わらず、核心を付いたコメントが続出していた。


さすがに「アベ様のNHK」も無視はできなかったらしい。

塚田国交副大臣『そんたく』発言の詳細」 
   
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「11年前に凍結された。
コンクリートから人という、とんでもない内閣があった。
安倍総理大臣は悪夢のようだと言ったが、まさにそのとおりだ。
公共事業はやらないという民主党政権ができて、こういう事業は全部凍結してしまった」
「皆さんよく考えてください。
下関は誰の地盤か。安倍晋三総理大臣だ。
安倍晋三総理大臣から麻生副総理の地元への、道路の事業が止まっているわけだ。
吉田参議院幹事長と大家敏志参議院議員が副大臣室に来て、『何とかしてもらいたい』と言われた。
動かしてくれということだ。
吉田氏が私の顔を見て、『塚田、分かっているな。これは安倍総理大臣の地元と、麻生副総理の地元の事業なんだ。俺が、何で来たと思うか』と言った。
私はすごくものわかりがいい。
すぐそんたくする」
「総理大臣とか副総理がそんなことは言えない。
森友学園などでいろいろ言われているが、そんなことは実際ない。
でも私はそんたくする。
それで、この事業を再スタートするためには、いったん国で調査を引き取らせてもらうことになり、今回の予算で国直轄の調査計画に引き上げた」
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「下関北九州道路」は2008年に国による調査が凍結されたが、17年度に山口、福岡両県の予算と国の補助で調査を再開。国は19年度予算に調査費用の全額4000万円を計上している。
 
「まずは本人からしっかり説明すべきで、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」という安倍晋三首相だが、本人がしっかり説明すればするほど、自民党の有権者に対する利益誘導型の自民党政治が脈々と生きているということを明らかになるわけであり、この「正直者」の塚田一郎副大臣を簡単に辞めさせてはならない、とオジサンは思う。


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