新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

1億円の献金は競馬でスったことと同じなのか

2022年11月01日 11時52分23秒 | 旧統一教会

どうやら「瀬戸際か水際だかは知らないが、その「去り際」の辞任は「幕引き」ではなく、さらなる混乱の「号砲」となってしまったようである。
 
自民党の関係者は、「山際さんの問題は、直接、法的な部分に触れる話ではないが、寺田、秋葉両大臣の話は、いわゆる『政治とカネ』の話。法律に触れる恐れがあるから野党が追及している。2大臣のほうが、もし辞任となれば、岸田首相が受けるダメージは山際さんより深刻だ」。また「総理が、山際さんの処遇の判断をグダグダに引っ張ったことで、寺田、秋葉両大臣の事務所費問題にさらにスポットライトを当たる形になってしまった。安倍晋三元首相の追悼演説の人選で、不毛な時間が費やされたのと似ている。決めきれないのは、今の政権の特徴だ」。と言っていた。
 
閣僚の辞任は、時の政権に大きなダメージとなり特に辞任が続く「ドミノ辞任」となると、政権がもたなくなることもある。
 
複数の閣僚が問題を抱える今回のパターンと酷似する例はこれまでにもあったが、事務所費問題という観点では、第1次安倍政権で起きた複数の閣僚の事務所費問題がある。
 
そしてこの時は、ドミノ辞任に発展した。第1次安倍政権発足からわずか3カ月後の2006年12月、佐田玄一郎行革相(当時)が事務所問題で辞任したのを機に、2007年5月に松岡利勝農相(同、死去)、松岡氏の後任の赤城徳彦農相(同)が8月に、事務所問題で辞任、交代になった。当時、農相ポストは「鬼門」といわれ、赤城氏の後任の遠藤武彦農相にも9月、政治とカネの問題が明るみに出たことがとどめとなり、同じ月に安倍晋三首相は退陣に追い込まれた。
 
ほかにも失言で辞任した久間章生防衛相(同)を含め、2006年12月から2007年9月にかけて5人が辞任、交代した。
 
第2次安倍政権でも、14年10月に政治資金をめぐる問題が出た小渕優子経産相(同)、「うちわ」問題の松島みどり法相(同)が相次いで辞任。19年10月には、菅原一秀経産相(同)が政治とカネ、河井克行法相(同)が自身の妻の選挙をめぐる問題で相次いで辞任した。当時は「安倍1強」という岩盤の政権だったため、第1次政権のようなことにはならずギリギリ踏みとどまったが、この時も受けた打撃は大きかった。
 
そして今回、特に関心が注がれていることは、岸田内閣では大臣だけでなく、政務三役の間にも旧統一教会との関係が日々、ぽろぽろと明らかになっていることだ。この「ぽろぽろ」が1つ1つ積み重なれば、大きな負荷になる。
 
また、「誰にどんな問題が出てくるか党も政権も誰も把握できていない」状態で、出てくる問題も「深刻なこと」が、政権や自民党関係者たちの頭痛の種といわれている。水面下では、山際大志郎の次の「退場者」は誰かと、名前が飛び交うような状態だという。
 
今、岸田政権にとって良いニュースはほとんどない。閣僚のドミノ辞任、参院選敗北など、何をやってもうまくいかない悪循環で首相が体調を悪化させ退陣となった第1次安倍政権と岸田政権を重ね合わせる人は、少なくないようだ。
 
頼みの総合経済対策も非難ごうごう>迷走岸田内閣 政権末期のような惨状
 


  
もはや政権担当能力を完全に失っている。統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党とのズブズブ関係が問題になって以降、内閣支持率はつるべ落とし。過去最低の水準に苦しむ岸田政権が、支持率浮揚の頼みの綱として繰り出した財政支出39兆円の総合経済対策は、散々な評判だ。
 大メディアも手厳しい。大手各紙の社説は〈財政規律の喪失を憂う〉(朝日)、〈補助金頼みでは克服できない〉(読売)、〈暮らし第一と言えるのか〉(毎日)、〈巨額の痛み止めを盛る経済対策の危うさ〉(日経)、〈賃上げの具体策欠く〉(東京)、〈実効性より規模を優先か〉(産経)──と非難ごうごうである。
 これじゃあ、自身の発案で会見場の後方に大型モニターを設置し、「わかりやすく伝えたい」と国民生活を支える姿勢をアピールしようとした岸田首相の小ざかしい努力も水の泡だ。
 そもそも、8月の内閣改造で経済対策の取りまとめ役として、よりによって山際前経済再生相を留任させたのが運の尽きだ。教団との接点が次々発覚しても、後出し説明で「記憶にない」を連発。岸田が「更迭」を決断したのは24日と経済対策決定の4日前というドタバタ劇だった。
 これだけ岸田の後手対応を見せつけられれば、自民党内の積極財政派はつけ上がる。「30兆円が発射台」(世耕参院幹事長)、「30兆円規模が必要」(萩生田政調会長)などと規模増額を求める声が噴出し、みるみるうちに歳出は拡大。
 土壇場の27日時点でも財務省は一般会計の規模を約25兆円としていたが、岸田は党内の積極財政派の突き上げに押し切られ、財源の裏付けとなる補正予算案は一般会計で29兆円超に膨れ上がった。一夜にして「規模ありき」で4兆円増額というデタラメには呆れるしかない。
■「お目付け役」に逆らえない軟弱さ
 特に図に乗っているのは萩生田だ。28日には自民党の了承を得る前に財務省が岸田に経済対策の規模を伝えたことを「禁じ手」だと記者団に不満を漏らし、自分が岸田に「納得していない」と伝えたと党会合で明かしたことを吐露。「禁じ手には禁じ手で返した」と得意顔で語っていた。
 ふんぞり返る萩生田に対し、岸田は「統一教会問題で政権に迷惑をかけた分際で何をエラソーに」と一喝できず、平身低頭で唯々諾々と従っているのだから情けない。
 経済対策の調整の最終盤では、国会の審議なしで政府の意向で使える「予備費」を4.7兆円も上積み。わざわざ官僚たちに「国際情勢の変化や大寒波の到来に伴い発生しうる経済危機に対応する」という理由をひねり出させ、「ウクライナ情勢経済緊急対応予備費」(仮称)を急きょ新設する大盤振る舞いで、萩生田たちに“恭順の意”を示したのだ。
 憲法が定める「財政民主主義」の原則など「くそくらえ」とばかりに、岸田が積極財政派にひれ伏したのは焦りの表れだ。もともと党内第4派閥の領袖に過ぎず、支持率急落で求心力を失った今、萩生田や世耕らが所属する党内最大派閥の安倍派の支えがなければ、政権は維持できない。わが身可愛さで彼らの不満を鎮めようと、岸田は規模だけ膨らませたバラマキの亡国予算案をのむしかなかったのだ。
 後手に回った山際更迭も同様だ。山際は麻生派に所属し、派閥の重鎮・甘利前幹事長に近い。山際留任を強く推したのも甘利で、派閥領袖の麻生副総裁と共に「山際を辞めさせればドミノ辞任が起こる」旨を岸田に伝え、強く止めてきたともいわれている。
 小派閥出身の首相の性で、岸田は党内第3派閥の麻生派を敵に回すわけにもいかず、山際が政権に与える傷が回復不可能なほど広がって、ようやく重い腰を上げたのだろう。「お目付け役」に逆らえない岸田の軟弱さが、内閣の迷走を招いたのである。
■指導力ある首相なら無駄金を出す必要なし
 こうして党内へのご機嫌取りのため、岸田は物価高対応を中心に経済対策をブクブクと膨らませた。しかし、黒田日銀との齟齬が消えない限り、効果は極めて怪しい。
 折しも経済対策が決まった28日、日銀は金融政策決定会合で金融緩和の継続を決定。物価高対策に巨費を投じる政権側と、円安容認で物価高の一因となっている緩和策に固執する黒田総裁という倒錯した状況が、ぴたりと重なったわけだ。
 この日の会見で黒田は物価上昇率2%の目標について「持続的・安定的に達成できるような状況には至っていない」と語り、一方で政府は目玉となる電気・ガス料金の抑制策がインフレ率を1.2%程度押し下げるとの試算を公表した。
 日銀が物価上昇を目標に掲げる中、政権側は物価を抑える政策に胸を張るなんて、もうムチャクチャだ。経済アナリストの菊池英博氏はこう言った。
「黒田氏は中央銀行のトップとして不適格です。歴史的な円安が物価高に拍車をかけ、家計を痛めつけているのに、なぜ『通貨の番人』が見過ごすのか。利上げに動くポーズを取るだけでも市場に与える影響は大きい。時には前言撤回も辞さない融通無碍な手法で市場ににらみを利かせるべきなのに、黒田氏は『今すぐ金利の引き上げや出口が来るとは考えていない』とペラペラ語り、投機筋に安心感を与えています。
 岸田首相も『これ以上の円安は容認できない』立場なら、方針に反する黒田氏に強いメッセージを発するべきです。結局、岸田首相に指導力があれば、為替介入や覆面介入に10兆円近い外貨準備を投じることも、39兆円もの財政出動も無用でした。『新しい資本主義』も中身ゼロ。しっかりした理念もビジョンもない指導力不足の首相のせいで、巨額の国費が無駄金に消えそうです」
■この期に及んで「安倍政治」と決別できず
 逆風のただ中、岸田がすがる経済対策まで不発に終われば、この政権は沈むだけだ。すでに政権末期のような惨状はそこかしこに現れている。
 まず目立つのは官邸と自民党のギクシャクだ。つい先日もあり得ないような連携不足が露呈した。後藤経済再生相が25日夜の正式就任に先立つ同日の衆院本会議で、裁判官訴追委員会委員に選任されてしまったのだ。
 三権分立の観点から閣僚は国会の役職に就かないのが慣例である。訴追委の委員に欠員が出る見通しとなり、自民党総務局は10月上旬、後藤を充てると衆院事務局に届け出済み。この日に承認の日程も決まっていた。
 ところが、山際の後任がギリギリまで決まらず、岸田が後藤に決めたのは同じ日の朝。官邸からその連絡はなく、報道で知った党職員が何らかの対応を検討したが、間に合わなかったという。
 物価抑制を期待する経済対策を巡り、鈴木財務相が「財政出動により需要が喚起され、物価を押し上げるのではないかと心配する向きがある」と発言するなど、政権内もチグハグだ。
 異常な存在感で集中砲火を浴びていた山際を失って水際の防波堤が決壊し、統一教会問題の追及は拡散。山際更迭後は6人の副大臣らに新たな接点がゾロゾロ浮上し、秋葉復興相と寺田総務相の政治資金問題も、決着の見通しが全く立たない。
目も当てられない惨憺ぶりです。岸田首相自身も統一教会への調査着手の方針に関し、国会答弁が右往左往。場当たり対応のアヤフヤさで混迷に拍車をかけています。教団の関連団体が自民党の一部議員と交わした『推薦確認書』について党としての調査を否定するなど、この期に及んで教団と関係の深い安倍派に及び腰です。岸田首相が安倍政治と決別しない限り、待っているのは『退陣』の2文字です」(政治評論家・本澤二郎氏
 機能不全に陥った政権の終焉は時間の問題のようだ。

 
さて、「時間の問題の岸田政権」の話はこれくらいにするが、その無恥で無知な方言ぷりが健在な「電波芸者」の自称「国際政治学者」の三浦瑠璃の醜悪な発言が話題になっていた。
 
三浦瑠麗氏、山上容疑者母の高額献金に『競馬でスったって同じじゃないですか』
 
・・前略・・・
三浦氏は「マルチ商法を応援しちゃっている政治家とか、パチンコや競馬はどうなんだろうって話をしだすと、実は結構外野に広がっていくんですよ」

三浦氏は事件について「虐待家庭に育った青年がテロリストになっちゃった」という面で分析した上で「遺棄されて、どうしようもない母親の行動によって傷ついた青年を、誰かが救ってあげるべきだったんじゃないの?って話なんです」と持論を展開。さらに、山上容疑者の家庭に起きた献金問題について「たくさんあった財産がなくなったっていうのは、これはそんなに同情すべきかっていうのがあって。みんな1億円の資産ある人なんていないですからね、そんなに。あるいはそれを競馬でスったって同じじゃないですか。統一教会のいろんな手法は批判されるべきだけど、でもその過程は、統一教会なら救ってあげて、競馬なら救わないって法はないでしょ。っていう、議論が出来ないってことは結局、本質には関心ないんですよ」と語った。


 
余りにもの突拍子もない三浦瑠璃の発言には、多くの良心的なネット民の批判の声が上がっていた。
 
◆競馬はカルト宗教と同じ、と言ってるようなものだからJRAは三浦を厳しく抗議すべしと思う。
  
◆競馬って賭けないと先祖が苦しむと脅してるのか。JRAは名誉棄損で訴えた方がいいぞ。
 
◆資産の失い方としてはギャンブルよりも詐欺の方が性質が近いと思われます。しかし人の神経を逆撫でするのが随分とお上手な人だ
 
◆なんというか、家族が宗教団体に洗脳されてしまうことの悲惨さを少しでも考える想像力がないのかなぁ。あまりに浅はかすぎるというか、無教養というか、こういう人をマスメディアは利用するべきでないと思う。
 
◆己の行う冷笑芸や右派政治家の持ち上げも、統一教会とやってることは似たり寄ったりだという自覚があるんだろう。加害側の弁明として参考にしておくよ
 
◆これぞ昨今の"自称リアリスト"。どれだけ人倫を躊躇なく踏めるか…が「お花畑でない現実派」の勲章なので、なるたけ酷薄なこと言える奴が偉い、要は只のイキリ。「あなたの感想ですよね」で事情を全棄却するとかも。
 
◆三浦瑠麗氏は「本質」なんて高尚な言葉使ってるけど、何らか考えて発言してるように感じない。批評には知識と思惟が必須だと思うけど、三浦氏は預言者の如く振る舞うだけのゲンロン芸人に過ぎないと思う
 
◆三浦瑠麗の圧倒的な頭の悪さと恥知らずっぷりの確認、および、この発言に賛同する思考力が残念な方々のチェック。
◆この人、論点すり替えのセンスが無いんだよな

 
「学校の成績や後天的に得た知識とは関係のない「その人が生まれ持った頭の良さを「地頭がいい」というのだが、三浦瑠璃はまさに真逆の「理解力が低い、もしくは、理解しようとしないことが多い」ので地頭が悪い女ということになる。
 
そういえば、旧統一協会とのあからさまなかかわりがないが、その常軌を逸したレイシスト的発言を連発し反省の色が全く見えない総務政務官の杉田水脈も「地頭が悪い女」なのだが、こんな女を野放しにしている岸田文雄は政治家としてはもっと悪い部類に入るのかもしれない、とオジサンは思う。
 
  

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