新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

ビッグモータ問題にかみついた大阪のビッグマウス

2023年08月01日 11時30分01秒 | 維新の会

昨年のカタールW杯の予選リーグで日本代表が、ドイツに逆転勝ちし、続いて強豪スペインにも「三苫の1ミリ」で勝利したときは、国内の朝の情報番組と昼の情報番組が完全に乗っ取られたほどの報道ぶりだった。
 
それに引き換え、サッカー女子のW杯はそれほど注目されず、当初は放映する局がなかった。
 
なんとかNHKが放映することになったのだが、南半球のニュージランドという真冬の国からの中継だった。
 
それでも、初戦、第二線と大量得点で勝利するとそれまでの世間の見方がかなり変わってきた。
 
12年前の ドイツ大会で米国を破った記憶があるサポーターたちは「ヒョットすると・・・」という大きな期待を寄せてきた。
 
そして昨日男子と同様、スペインを4-0で圧勝したことにより、ついに「JBpress (ジェイビープレス)に登場した。
 
「強すぎるなでしこに世界が驚愕、強豪スペインを圧倒、グループリーグ首位突破
完璧な試合内容、見当たらない死角、再び世界の頂点に到達できる」

■「スペイン優位」の予想を覆す
7月31日、W杯女子サッカーグループリーグCの最終戦で、なでしこは同じ勝ち点で並ぶスペインと対戦した。
 2戦目のコスタリカ戦では先発メンバーを第1戦時から4人も代えて驚かれたなでしこジャパン。このとき池田太監督は「誰が出ても力量はありますから」と試合後のインタビューに涼しい顔で答えていたが、このスペイン戦ではその第2戦から実に5人も代えてきた。
 エース長谷川唯もメンバーに入っておらず、先発メンバー発表時にはネット上で「長谷川が入っていなくてなでしこは大丈夫か?」という書き込みもあったほどだ。
 その心配が的中したかのように、試合序盤はスペインに押し込まれる形で進んだ。ところが前半12分、キャプテンDFの熊谷紗希から遠藤純へのパスが繋がると、遠藤からのアシストに反応してゴールに向かっていた植木理子と宮澤ひなたが走り込む。結局宮澤にボールが通り、それを受けた宮澤が冷静にGK脇を狙って先制点を挙げた。少ないチャンスをものにした貴重な先制点となった。
 ただこれは快進撃の序章に過ぎなかった。前半29分には、FW初先発に起用された植木がトップでボールを収めると、ペナルティエリアでシュート。相手DFの足に当たったボールが高く上がってゴールというラッキーもあったが、これで2-0。
 スペインにはバロンドール賞に2年連続輝いている11番のプテリャスが先発で出てきたが、なでしこDFの壁を突破する策がない。好調で得点を挙げている背番号6のアイタナの攻撃も見るものがない。DF熊谷の統率された守備力のおかげだった。
 スペインはなでしこの守備に穴を見つけることもできないまま、時間だけが過ぎていく。右サイドから攻撃する背番号18のパラジュエロは遠藤の執拗な守備を嫌がって中央付近に攻撃する場所を変えて、交代時には左から攻め上がる始末。「女性版イニエスタ」としてスペインで人気のある6番のアイタナも攻撃の機会を掴めない。
 逆になでしこは40分に再び宮澤が植木のパスをトラップして即シュート。3-0で前半を折り返すことになった。
■終わってみれば完勝
後半のスタートでなでしこは、宮澤に代えて藤野あおばを投入。そこに点を奪いたいスペインは波状攻撃を繰り返す。しかし、なでしこの守備陣を崩すことはやはりできない。なでしこの選手たちも孤立することなく危ない場面を作らせなかった。
後半途中からは長野風花と清水梨紗を下げ、長谷川唯と守屋都弥を投入。前戦でゴールを決めた猶本光は代わることなく、最後まで走り回った。その運動量も凄かった。
 運動量からすれば先発の植木の働きも称賛されるべきであろう。また初先発のDF高橋はなは合格点をあげられるクレバーな守備でチームに貢献した。
 態勢が決まった後半37分には植木と交代した田中美南が右タッチライン沿いをドリブルで上がり、ペナリティエリアで巧みにフェイントをかけた後、左足でサイドネットを揺らす美しいシュートを決めて4-0とスペインに大差をつけた。
 勝因は怖いほど打つ手が当たる“池田マジック"と言っていいだろう。スペインを分析したスタッフの読みもバッチリ当たったこともある。
■決勝トーナメント初戦はノルウェーと
試合後のインタビューに対し、池田監督はこう語った。
「やってきたこと、積み上げてきたものを(試合で)出そうというプラン通りに進んだのが勝因。粘り強く守備ができ、集中力も良かった。今後に向けて粘り強い戦い方ができたと思う。次も頑張りますので応援よろしくお願いします」勝利に浮かれることなく引き締めた表情が印象的だった。
 2ゴール1アシストの宮澤ひなたは、
「耐える時間が多い試合でした1点目は(植木)理子がそっちに行くことが分かったので離れてゴールができた。チームに貢献できてよかったが、粘り強く皆で守れて、全勝突破できたのは素直に嬉しい」
 と頬を緩めた。
 いまのなでしこには、2018年のU-20世界大会で初優勝を果たしたときのメンバーである植木、宮澤、林穂之香、長野、遠藤、南萌華、高橋がいる。このときの決勝でもスペイン相手に3-1で勝っているのだから、今回のグループリーグ最終戦でも苦手意識はなかったのだろう。
 なにはさておき、この一戦での勝利により、決勝トーナメント(ラウンド16)ではA組2位のノルウェーと対戦することが決定した。なでしこが勝ちあがる確率は高い。決勝トーナメントもこのまま失点なしで勝ち上がることを期待したいし、新たな“池田マジック"も披露して欲しいものである。

 
今回のチームはいままでにない特定のスーパースターは存在しないが、全員のレベルが今までの「なでしこジャパン」よりはかなり高い。
 
決勝トーナメントでは酷暑に苦しむ日本国内に涼風を送ってくれることを期待したい。
 
ところで、日本の男社会の政界では暑さに思考停止状態になったかのようなことが起きている。
 
法改正により、高齢者の自動車面免許証l更新の際は特別な高齢者講習を受けなければならない。
 
最近の高齢ドライバーの多くの事故は駐車場で停止する際にブレーキではなくアクセルをなぜか強く踏んで、店に突っ込むという信じられない事故が多い。
 
本来ブレーキを踏むところをアクセルを踏まないように、高齢者講習ではあえて段差を乗り越えて直ちにブレーキを踏むという実習がある。 
こんな講習が必要な輩がいた。
 

玉木氏『自民のアクセル役になりたい』 福岡市での集会で発言
 
国民民主党の玉木雄一郎代表は30日、福岡市であった党員・サポーター集会で、党の立ち位置について「自民党のアクセル役になりたい」と述べた。自民との協調姿勢を鮮明にした形で、野党勢力の結集を目指して党代表選に立候補を予定する前原誠司代表代行を意識した発言とみられる。

 

 
そもそも国民民主党も、日本維新の会もしばらくは「ゆ党」とよばれていたのだが、維新の会が「第二自民党」と政界カミングアウトしたことにより、国民民主党の玉木一郎も、負けまい尾ばかりとばかりにばかりに新しい「下駄の雪」になろうとしている。
 
そして「第二自民党」と政界カミングアウトした維新の会のルーツである大阪維新の会。 
 
吉村知事のビッグモーター問題で『街路樹は公共物」発言に殺到!』
ビッグモーター追及に便乗した吉村知事「街路樹は公共物」発言にツッコミ殺到! 大阪の街路樹を伐採しまくる維新行政

連日大きく報道されている、中古車販売大手のビッグモーターによる保険金不正請求問題。顧客から預かった車を故意に傷つけるという手口の悪質さのみならず、前社長が社員に責任を押し付けた会見の内容などもあり、マスコミはここぞとばかりに大々的に報じている。
 たしかにビッグモーター経営陣のコンプライアンス意識の欠如やガバナンス不全の実態は酷いが、マスコミ報道がここまで過熱するというのは異常ではないか。ビッグモーター以上に問題をはらんでいる木原誠二官房副長官の警察捜査介入疑惑やジャニーズ性加害問題はほとんど報じないくせに、ビッグモーターにはとことん食いついて叩きまくる──。ようするに、叩ける相手は叩き、叩きづらい相手にはダンマリを決め込んでいるにすぎない。
 だが、醜いのはマスコミだけではなかった。大阪府の吉村洋文知事がビッグモーター問題に絡んで、あ然とするようなブーメラン発言をして、ツッコミが殺到しているのだ。
 一連の報道のなかでビッグモーターが店舗の前にある公道の街路樹に除草剤を撒き、枯らせていたという問題が発覚したが、吉村知事が26日、SNS にこんな投稿をした。
〈大阪府内でも不自然な枯れ木案件が見受けられましたので、担当部局に調査の指示をしました。街路樹は公共物ですので、調査すべきと考えてます。〉
 パビリオン建設の遅れをはじめとする大阪・関西万博問題の渦中にある吉村知事だが、そんななか、ビッグモーターの除草剤使用問題にいち早く食いつき、“すばやい対応"をアピールしたのである。
 だが、「街路樹は公共物」とはよく言ったものだ。というのも、大阪市では住民への説明会の開催などもないまま街路樹などを大量に伐採しており、2022年度から24年度にかけて、大阪城公園などの公園樹も含めて約1万本を撤去する予定。この問題が報じられた今年2月には、SNS上で「身を切る改革」ならぬ「木を切る改革」だとして批判が巻き起こったばかりだからだ。
■“政界のビッグモーター"維新 市民にまともな説明なく街路樹も公園樹も切りまくり
実際、吉村知事の「街路樹は公共物」発言に対しては、SNS上でツッコミが殺到した。
〈ビッグモーターの除草剤の件を吉村知事が批判していますけど、それただのブーメランですから。〉
〈市民が疑問を呈しようが問答無用で街路樹を切るくせに、ビッグモーターの件では正義面してパフォーマンスに利用。下衆。〉
〈「街路樹は公共物」だと吉村知事が名言ツイートをされましたが、その公共物を維新市政がどう扱ってきたか、ビッグモーターの比ではないひどさを大阪の方は知るべきだと思います。〉
〈あんたらなんの問題もない街路樹切りまくってましたよね??〉
 しかも、こうした反応に対し、横山英幸・大阪市長は〈除草剤まくのと樹木管理は別次元だよ。老朽化等管理が必要な樹木は伐採後原則植え替え。住民の安全とゆとりある都市空間創出に努めます〉と投稿したのだが、これも詭弁だ。
 横山市長は大阪市の伐採を「樹木管理」と言い張るが、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)3月12日号では、伐採データを市に情報公開請求した谷口るり子・甲南大学教授に取材。市が公開した伐採理由には〈「落ち葉で滑る」「木の間隔が密だから」というものや、「伐採するための道を確保するために伐採する」という笑い話のようなもの〉まであったといい、谷口教授は「大阪市は『公園樹木のヒマラヤスギは根が浅くて倒れやすい』との理由で、弱っていなくても全部伐採する方針です。しかし、他の自治体でそんなことは聞かない」と指摘している。
 しかも、毎日新聞2月16日付記事によると、大阪市は「安全対策事業」として2018年度から2020年度のあいだにすでに約9000本を撤去しているのだが、植え替えされたのは6割。その上、公園樹と街路樹にかんする市の維持管理費は2012年以降、9億5000万円前後でほとんど変わっていない一方、人件費上昇に伴う作業費の高騰などによって管理できる本数が2012年度の約12万6000本から2020年度には約6万2000本にまで激減。つまり、予算が抑えられているばかりに木の管理が難しくなり、そのために伐採を進めているのではないかという疑念が生じているのだ。
 そもそも、大阪市は橋下徹氏が市長を務めていた2014年、大阪城公園などの管理・運営をおこなう指定管理者に電通や読売テレビなどからなる共同事業体を選定。2015年度から大阪城公園の再開発がおこなわれたが、2017年度までのあいだに、劇場など施設建設を目的にして安全性に問題のないケヤキやクスなどの高木を計1174本も伐採。移植されたのは2016年から2019年でわずか230本だった(「AERA」6月12日号/朝日新聞出版)。このとき、〈劇場ができる場所にある樹木がどうなるかは、市民に知らされていなかった〉という。
 大阪城公園の再開発について、吉村知事も市長時代の2016年、〈来年、さらに大阪城公園の景色を変えていきます〉〈大阪城のポテンシャルを最大限引き出します〉などとPRしていたが、街路樹の伐採を含め、ようは市民に計画や経緯を周知徹底したり議論することもすっ飛ばし、「公共物」たる樹木を大量伐採しているのが実態なのだ。
■大阪・関西万博もボロボロ! 過労死招く長時間労働を要求、予算も膨れ上がり続け…
ようするに、吉村知事はビッグモーター批判に注目が集まっていることに丸乗りし、「街路樹は公共物」などと言行不一致な言葉で、人気取りとやってる感を演出しているだけなのだ。いつものやり口とはいえ、厚顔無恥としか言いようがない。
 だいたい、大阪の府政にはいま、ビッグモーターなどより、もっと追及されるべき問題が山ほどある。その筆頭が、大阪・関西万博をめぐる問題だ。後略

 第二自民党宣言の維新の会のルーツは大阪維新の会であり、ポンビドー小僧とひところ言われ、泣ぬ食わぬ顔で訂正も謝罪のしなかった吉村洋文である。
  
コヤツの特徴は「機を見るに敏」なことで、それは多くの人が明らかに批判している内容について「好都合な状況や時期をすばやくつかんで的確に行動する」のであり、ビッグモーターの件は「みんなで叩けば怖くない」という低レベルの発想からであったのだろう。
 
ますます「維新」という組織のうさん臭さが顕著になってきたというコヨであろう、とオジサン思う。 

  

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