新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

急転直下、桜を見る会散る、そして安倍政権は?

2019年11月14日 12時24分05秒 | 桜を見る会

昨日は好天に誘われて都内を4時間以上かけてトータル19kmほど歩き回った。
 
帰宅時間も最終的には夜半になってしまいニュースも全く見ることなく床についた。
 
しかし、おちおち眠れない夜を迎えたわが国の「最高権力者」がいたらしい。
 
明らかに虚偽とわかる口先だけのいい加減な答弁も結局は墓穴を掘ってしまったということであろう。
 
どうやら昨日の午後以降は、おそらくは今まで経験しなかったような激震が安倍政権に走っていた。

一部のメディアがいくら騒ぎ立てても全く平然としていた安倍政権だったが、全国津々浦々の人々が見ているテレビのワイドショーに取り上げられると、それも理解しにくい安全保障問題とか「1ミリも動かない」北方領土問題などではなく、税金で「ごく普通の人たち」が、安倍晋三の名前で招待されタダで飲み食いしていたとなれば、一気に国民の関心は高まるものである。

 
11月8日の共産党の田村智子議員の鋭い追及に一気に野党が足並みをそろえ、大手メディアも後追いしたことにより、赤旗も活気づいていた。
 
日曜版がスクープ 安倍事務所が参加募る 首相虚偽答弁か」では、「自民党の官房長官経験議員の秘書は「『赤旗』日曜版のスクープと田村議員の追及で、安倍首相は窮地に陥っている」との証言を引き出していた。
 

<小池氏会見 私物化認めたも同然 首相の資格問われる 予算委集中審議で徹底究明を>
 2019年11月14日(木) 赤旗
 日本共産党の小池晃書記局長は13日、国会内で記者会見し、「直前まで『問題ない』としながら一転しての中止表明は、結局、問題の説明がつかなくなったということだ」と強調。共産党の田村智子副委員長の参院予算委員会での追及からわずか5日での中止表明だと指摘し、「よほど問題が深刻だということだ。中止で済む話ではなく、公的行事である『桜を見る会』をこれまで私物化していた疑いが濃厚になった。安倍首相はこの疑問にきちんと答える責任がある」と述べました。
 さらに、政府は来年度の「桜を見る会」の予算を概算要求で3倍化していたと指摘。「それほど重視していた行事を中止したのだから、まさに予算問題そのものだ」として衆参予算委員会の集中審議が必要だと述べました。
 また、安倍晋三後援会主催の「桜を見る会」前夜祭の収支をめぐる疑惑や安倍氏の関連政治団体の収支報告書に前夜祭の収支が記載されていない問題点を指摘。「前夜祭の資金の流れも首相本人に聞かないと分からない。公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いもある。この点でも首相出席の審議が必要だ」と強調しました。
 さらに、参院予算委で安倍首相自身が「招待者の取りまとめには関与していない」と答弁していたことにふれ、「(菅氏が会見で述べていたように)首相に推薦依頼したうえで取りまとめを行っていたのであれば、取りまとめに首相が関与したことになる。虚偽答弁だったのではないか」と指摘しました。


 
そして朝日新聞がタイトルにズバリ、「急転直下、桜を見る会散る・・・」と、来年の桜を見る会を取りあえず中止して、ホトボリを覚ますしかないとばかりに、「首相周辺『こうするしか』」ということになった。
 
急転直下、桜を見る会散る 首相周辺「こうするしか
 
 政府は10月半ば、税金を使った同会の取りやめなどを求めた野党の質問主意書に「公的行事であり、意義あるものと考えている」との答弁書を決定したばかり。今月8日の参院予算委員会で野党がこの問題を取り上げ、11日に立憲など野党統一会派と共産党が調査チームの立ち上げを決めても、政府高官は「桜というがもう冬だ。いつの時期の話だ」と笑っていた。
 
菅義偉官房長官は同会について、各界で功績、功労があった人たちを招くのが趣旨だと会見で説明。自民党の二階俊博幹事長も会見で、党の支援者を招くことについて「配慮するのは当然のこと」などと、問題視するそぶりはうかがえなかった。
 
さらにわずか約5時間前の午前の会見で「首相枠という特別なものはない」と否定していたが、午後には一転して具体的に存在を認めたのも、「徳俵に足がかかりっぱなしになった。こうするしかなかった」というのが首相周辺の本音だったらしい。


早々に来年の中止の判断をしたという事は、桜を見る会の内実は相当ヤバいものであるということを自ら認めたということであり、既に「相当ヤバイ」事実も明かされている。
 
「各界で功績、功労があった人等」の「等」の中には、「キャバクラ嬢と自称する女性」とか「反社会的勢力の関係者」も含まれていたという。
 
これでは招待者リストを早く「廃棄」したい気持ちも分からないわけではない。
 
“悪党”がゾロゾロ…桜を見る会の怪しい招待客選定プロセス」 
     

            【日刊ゲンダイより】

 
そしてかならずネトウヨ連中が好んで使う「民主党もやっていたじゃないか」という論法も論破されていた。 
既に存在しない過去の政党をあげつらうよりは、その民主党時代と数値で具体的に比較をすれば安倍政権の異常さが良く分かる。


 
私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい。全く関係ないということは申し上げておきたいと思います
 
懐かしい? 安倍晋三の官僚作成答弁を無視して発したこの言葉。
 
今回の騒動の元になった「桜を見る会」では、安倍昭恵の関わりもささやかれていた。
 

<「桜を見る会」公金不正に新疑惑! ケータリング業者は安倍首相と昭恵夫人のお友達だった 不自然な入札、価格も倍以上に>
 2019.11.12 リテラ
・・・前略・・・
「桜を見る会」飲食提供会社社長の実弟と安倍首相・昭恵夫人のただならぬ関係
 だが、本題はここからだ。じつはこのJCコムサは、安倍首相・昭恵氏と深い関係にある企業なのだ。
 このJCコムサは、おもにピザの製造や「上海エクスプレス」などの宅配・外食事業などを展開する企業で、代表取締役社長である大河原愛子氏は厚労省の「女性の活躍推進委員会」や経産省の「男女共同参画研究会」、内閣府の「男女共同参画推進連携会議」の委員などを歴任してきた人物なのだが、安倍昭恵氏とも繋がりをもつ。
 たとえば、大河原愛子社長が代表をつとめる「食品業界女性経営者ネットワーク」が今年10月11日に帝国ホテルで開催した設立15周年記念会のパーティでは、昭恵氏が出席して祝辞を述べている。
 さらに、JCコムサの代表取締役CEOは愛子社長の夫である大河原毅氏が務めているのだが、毅氏は安倍首相と親交がある。安倍首相は2018年にリトアニアを訪問した際、日本の元外交官・杉原千畝の記念館を視察し、視察後に記者団に「杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されています。同じ日本人として、本当に誇りに思います」などと述べたが、じつは、大河原毅CEOはこの杉浦記念館の修復活動に携わっており、この日、記念館で安倍首相を案内したのも大河原毅CEOだったという。
 しかし、この大河原夫妻以上に安倍夫妻と深い関係にあるのが、大河原愛子社長の弟で、JCコムサの取締役であるアーネスト・M・比嘉氏だ。
 比嘉氏は1952年生まれのアメリカ国籍の日系3世で、1985年にアメリカのドミノ・ピザの営業権を得て日本で事業を展開。2011年には日本を撤退したウェンディーズを再上陸させている起業家なのだが、じつは比嘉氏は安倍夫妻とは「友人」関係にある。
 事実、比嘉氏は昭恵氏のFacebookにもたびたび登場。たとえば、2014年2月23日に昭恵氏は〈今日は東京に戻り手話ダンスの練習 そして友人たちと楽しく美味しい夕食を楽しみました…〉と投稿し、1枚の写真をアップ。そこには安倍夫妻とにっこりと笑う4人の男女が写っているのだが、そのうちのひとりが比嘉氏なのだ。
 さらに、同年12月30日にも昭恵氏は〈友人たちと夕食〉と綴って写真を投稿しているが、そこでも安倍夫妻と比嘉氏の姿がある。昭恵氏が「友人」と綴っているとおり、投稿されたこれらの写真は皆が肩を寄せ合い、いかにも“気の置けない仲間”といった雰囲気で、その親密さが伺える。
 ちなみに、この2つの投稿をもとに首相動静欄を確認すると、〈5時58分、東京都渋谷区のレストラン「ビストロ・シロ」。昭恵夫人や友人と食事〉(2014年2月23日)、〈6時33分、ホテル内のすし店「六緑」で昭恵夫人や友人と食事。同ホテルに宿泊〉(同年12月30日)と、比嘉氏ら会食メンバーは「友人」とだけ記載されている。つまり、これら以外にも、安倍首相が比嘉氏と会食している可能性があるのだ。
安倍首相・昭恵夫人と「桜を見る会」飲食提供会社社長の実弟が写った写真にあの人物が
 実際、安倍首相がこの比嘉氏と会食したのではないかと疑われている日がある。それは、2015年4月1日。そう、愛媛県・今治市の職員と加計学園関係者が官邸で柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した、その前日だ。
 この4月1日の動静では〈7時16分、東京・元代々木町のピザ店「エンボカ東京」。友人と食事。10時、東京・富ケ谷の自宅〉とある。この「友人」というのが加計理事長で、官邸での面会を翌日に控えて念押しのために会食していたのではないか。そんな臆測が広がっていたのだ。
 そのため、昨年4月11日の衆院予算委員会では「この日、誰と会食したのか」と野党側が追及。安倍首相は、こう答えていた。
「これは、元代々木のピザ店で友人と食事をしたわけでございますが、加計氏は入っておりません」
「これは、私のやはり古くからの友人の、日系のアメリカ人のご夫婦等々と食事をしたということでございます」
 つまり、安倍首相は「日系のアメリカ人ご夫婦等々」と食事したのであって、加計理事長とは会っていないと主張したわけだが、この「日系のアメリカ人ご夫婦」の「友人」というのが比嘉氏と妻ではないかとみられるのだ。
 安倍首相としては、「悪巧み」仲間ではなく、日系アメリカ人の友人たちと会食していたと言い張ることで、加計理事長がいなかったと証明したかったのだろう。しかし、これはさらに疑惑を深めるだけの答弁だ。
 というのも、じつは前述した2014年2月23日および12月30日の昭恵氏が投稿した写真に、安倍夫妻、比嘉氏とその妻と見られる人物とともに写っているのは、鉄鋼ビルディング専務の増岡聡一郎氏とその妻と見られる人物なのだ。
 増岡氏といえば、問題の2015年のクリスマスイブに昭恵氏がFacebookに投稿した「男たちの悪巧み」写真で、安倍首相や加計理事長らとともに写っていた人物である。その増岡氏も参加するかたちで、安倍夫妻は比嘉氏と交流をもってきたのである。こうなると、比嘉氏は増岡氏だけではなく加計理事長とも関係をもつ安倍首相の「友人」だった可能性も出てくるだろう。
 安倍首相は疑惑の2015年4月1日に、はたして比嘉氏と会食していたのか。そしてそこに加計理事長はいなかったのか──。疑惑は尽きないが、ともかくはっきりと言えることは、安倍首相が主催する「桜を見る会」で飲食提供事業を独占し、契約価格が約1200万円も吊り上げられてきたのは、安倍首相と深い関係をもつ「お友だち」企業であるということだ。
 安倍後援会が催してきた「桜を見る会前夜祭」の金の流れはもちろん、この独占企業の「お友だち」優遇疑惑についても、徹底した追及が必要だ。


 
余りにも「腐臭が満杯」の樽にはどんな強固な蓋でも中身の臭いは抑えられない。
 
「奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 偏 ひとへ に風の前の塵におなじ」 
 
最後に安倍晋三にこれを進呈して、ゆっくりと出処進退を考えてほしいとオジサンは思う。
 
    
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幻の紅葉を求めて | トップ | 心変わりかアベ様のNHK?窮地... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

桜を見る会」カテゴリの最新記事