新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

新元号祭の後片付けと裏に隠されていたもの

2019年04月03日 11時47分48秒 | 自衛隊

ようやく「元号祭りから皇室を利用した政治ショー」が終わり、安倍晋三の企み通りに内閣支持率が新元号のお蔭で上昇したそうだが、自民党内に「安倍晋三以外の者がいない」との理由での支持率のアップとは、少々情けない話である。
 
その祭の後始末として、いくつかのメディアは検証したり、裏話を暴露したりしている。
 
新元号 紙開けば両端に国書 事務方説明、にじむ『令和』推し
 

                【毎日新聞より】
 
多くの人もそう感じていたのだろうが、初めから「本命」があり、残りはあくまでも「勝ち目のない対抗馬」とか「噛ませ犬」であったという実も蓋もない話。
 
痛烈なのはこの地方紙。


いいですね、政権に対する「忖度」なんか微塵もない所が素晴らしい。
 
最後に、これも知っている人は、「やはり、そうだったのか!」と合点のいく内容の記事。

 「安倍首相が「令和」を安倍応援団に事前リークか! NHK岩田明子が知っていたとしか思えない解説、田崎史郎も…

内容の一部をかいつまんで紹介しておく。
 
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菅義偉官房長官が新元号を「令和」と発表した直後のこと。岩田記者は、こんな解説をはじめたのだ。
この令和の『令』というのは、良いとか立派なという意味があります。たとえば嘉辰令月ですとか、そういう言葉にも使われるように、良い意味があると。また、『和』は穏やかで暖かい、また争いのないという意味が込められています。想像なんですけども、これまで安倍総理大臣、よく色紙に書を求められますと『和を以って尊しとなす』という字を書いておりましたので、『和』という文字にはもしかするとこだわりがあったかもしれません
「ただ、安倍総理大臣がどういった思いを寄せたのか、それはひとりひとり、個人個人が夢や希望を託せる時代にしたいというこの将来の希望から過去の古典に遡って考え方というものを手繰り寄せたということがにじみ出るのではないかと」 
・・・中略・・・ 
「田崎氏は昨日、新元号が発表される前に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に出演したのだが、元財務省官僚の山口真由氏が「これって内々に決まっているものなんですか? 平成のときはあきらかに平成に向かって誘導があったっていう話があるじゃないですか」「(今回も)これは本命っていうものがあるものなんですか?」と質問。すると、田崎氏はこう答えたのだ。
「おそらく総理の頭のなかでは『これにしたい』ってことはあるんだと思いますよ」
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どうでもよい話はこれくらいにしておくが、一昨日の政治ショーによりまったくニュースにならなかった以下の記事。
 
沖縄県・宮古島の陸上自衛隊駐屯地に島民に事前説明のなかった弾薬庫が設置されていたことが発覚した。
中距離多目的誘導弾などの弾薬が配備されるのにもかかわらず、防衛省は「保管庫」と繰り返し、島民に示した「施設整備概要図」では、弾薬庫を実際よりも小さく描いていた。(望月衣塑子)  
 
防衛省、設計図と異なる説明 宮古島に弾薬庫
 
            
弾薬庫そのものは盛り土で覆われて見えず、上には監視用のテントがある。右端の白い建物は保管庫=清水早子さん提供
 
               
富士総合火力演習で発射される中距離多目的誘導弾=静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で
            

                
                 【上図すべて東京新聞より】    

    
 
隠していたたことがバレると口先ばかりの謝罪をして、宮古島の外へ移すという。しかしその実態は・・・。
 
宮古島 弾薬庫問題 防衛相謝罪 一時島外…その後、島内新設庫へ
 
       
防衛省が3つの弾薬庫と射撃訓練場などの建設を予定する保良鉱山の採石場。すぐ後ろには民家が立ち並ぶ=3月10日、沖縄県宮古島市城辺保良で
 
            

どうやら安倍政権は沖縄県民に対しては、「寄り添う」どころか平然と嘘をつき、徹底的に「突き放す」姿勢があからさまである。
 
嘘がバレなければしらばくれており、バレたら居直ってなし崩しにすればいい・・・ということはまさにた森友・加計学園疑獄や統計不正、働き方改革における数字の改竄とまったく同じ構図であろう。 
 
ところで、政府はエジプト・シナイ半島でイスラエル、エジプト両国軍の停戦監視活動を行う「多国籍軍・監視団(MFO)」に、司令部要員として陸上自衛隊の自衛官二人を派遣する実施計画を閣議決定したが、これは国会の承認は必要ないと、ついに戦争法の危うさを自ら露呈したようなものである。
 
シナイ自衛官派遣 閣議決定 国会承認不要と判断
 
           
   
こんな危うい安倍晋三内閣に憲法を改悪させたら、善良な国民がテレビのワイドショーを見ている間に憲法で保障された自分たちの諸権利が気が付いたら無くなっていた、という悪夢のような日がやって来るのではないだろうか、とオジサンは思う。


 


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