新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

脱税5人衆よ、もっとゴネてくれ!

2024年02月28日 12時03分35秒 | 維新の会

先週、「岸田文雄政権の起死回生策は北朝鮮訪問なのか」というつぶやきの中で、「『核が使われる第二次朝鮮戦争が勃発するその前に…』岸田内閣が「電撃訪朝」に焦りまくる極秘事情」という週刊現代の記事を紹介した。
 
その引用記事に対して、ジャーナリストの有田芳生が『週刊現代』の記事の誤認箇所を指摘する記事を発表していた。
 
有田芳生氏が断言。岸田「6月電撃訪朝」を実現させる機運など北朝鮮にはない
 

■岸田総理の「6月訪朝」はあるのか?
「岸田総理 6月訪朝」「極秘計画すっぱ抜く」「スクープ!」と『週刊現代』が巻頭記事で書いている。いまや週刊誌が売れない時代だ。この「スクープ」がどれほど読まれるかは疑問だ。しかし新聞に大きな広告が出るから、印象だけは広がっていく。もっともいまや紙の新聞も読まれなくなっている。「スクープ」記事を一読して「極秘計画」が「すっぱ抜かれた」内容でないことがわかる。まず致命的な誤認がある。「日朝平壌宣言」(02年)に
『国交正常化の暁には、日本から1兆円規模の経済協力を行うという約束』
があったと書いているが、そんな事実はない。さらに
岸田政権が待望する訪朝を実現させる機運が、北の中枢でも高まっている
とある。そう思い込む理由はある。それは昨年このメルマガで書き、政府が情報漏れを疑って「犯人探し」をした一連の動きである。客観的な事実を経過的に振り返っておく。
岸田文雄政権は北朝鮮拉致問題を安倍晋三政権が「内閣の最重要課題」と位置付けたことを踏襲している。「総理直轄のハイレベル協議」で日朝首脳会談を実現すると公言したのは、2023年5月27日に「家族会」「救う会」などが開催した「国民大集会」だった。その2日後の29日に北朝鮮のパク・サンギル外務次官が談話を発表した。その一節にこうある。
もし、日本が過去に縛られず、変化した国際的流れと時代にふさわしく相手をありのまま認める大局的姿勢で新しい決断を下し、関係改善の活路を模索しようとするなら、朝日両国が互いに会えない理由がないというのが、共和国政府の立場である。
日本のメディアは「朝日両国が互いに会えない理由がない」という部分を強調した。岸田発言の2日後にコメントを出した異例の早さは、事前の準備があったからだ。それは日本政府と北朝鮮が2023年3月と5月にタイのバンコクで接触をしていた。そこで「総理直轄のハイレベル協議」が提案されていたようだ。それを北朝鮮労働党の組織指導部で検討し、金正恩委員長にも報告され、異例の早さの談話が出された。
2024年元旦に能登半島を大震災が襲った。1月5日、金正恩委員長は岸田総理にお見舞いの電報を送った。
 
日本で不幸にも年初から地震によって、多くの人命被害と物的な損失を受けた知らせに接し、遺族と被害者に深い同情とお見舞いの意を表す
被災地の人々が1日も早く地震の被害から復旧し、安定した生活を取り戻すことを願っている
 
これまた異例の対応だった。日本政府へのメッセージだ。
さらに2月15日に金委員長の妹で朝鮮労働党副部長の金与正談話が出された。全文を読めば北朝鮮政府の岸田政権への距離がよくわかる。昨年の外務次官談話では、
朝日両国が互いに会えない理由がない
だったが、こんどは
首相が平壌を訪問する日が来ることもあり得る
だ。首脳会談を無条件で行いたいとする岸田総理への呼びかけだ。しかし北朝鮮のこれまでの原則はまったく変えていない。
日本が、既に全て解決した拉致問題や、朝日関係改善とは何の縁もない核・ミサイル問題を前提として持ち出し続けてきた
と批判している。そして外務次官談話と同じく、日本政府の「政治的決断」を求めている。そこにどんな意図があるのか。
金与正談話は「個人的な見解」とするが、金正恩委員長の了解なしで出せるものではない。では日朝交渉は進むのか。北朝鮮は国際情勢を「新冷戦」と捉えている。米朝関係も南北関係も最悪の状況だ。そこに「無条件の首脳会談」を変更していない岸田政権がある。「解決済みの拉致問題」と原則を主張しても、日朝交渉が再開すれば、拉致問題でも話し合うのは、いつもの外交だ。
北朝鮮側が求めているのは朝鮮高校や幼稚園の無償化からの排除を是正すること、日本独自の制裁の解除だ。いま行われているのは拉致対策本部ルートでの「接触」であって「交渉」ではない。正式交渉となれば外務省が中心となる。いきなり岸田総理の訪朝発表があるわけもなく、実現するならば「ハイレベルの協議」の結果である。そのために岸田政権がどんな決断を下すのか。問われているのは日本政府なのだ。日朝関係筋(朝鮮総連ではない)は、「進んでいない」と私に語った。
 
【資料】金与正談話(2月15日)全文
岸田日本首相が最近、国会衆議院予算委員会で、日朝間の現在の状況を大胆に変えるべき必要性を強く感じる、とし、自分自身が朝鮮民主主義人民共和国国務委員長と主動的に関係を結ぶことが極めて重要であり、現在多様な経路を通じて引き続き努力している、と発言したという。
私は、岸田首相の発言に関連して日本のメディア(複数)が、朝日関係問題について従来とは異なる立場を表明したものとなる、と評価したことについても留意する。
岸田首相の今回の発言が、過去の束縛から大胆に脱して朝日関係を前進させようとする真意に端を発したものであるなら肯定的なものと評価することができない理由はないと考える。
これまで日本が、既に全て解決した拉致問題や、朝日関係改善とは何の縁もない核・ミサイル問題を前提として持ち出し続けてきたことによって両国関係が数十年にわたり悪化の一途をたどることとなったということは、誰もが認める事実である。
日本が時代錯誤の敵対意識と実現不可能な執念を勇気を持って捨て、互いを認めた基礎の上で丁重な振る舞いと信義ある行動によって関係改善の新たな活路を切り開いていく政治的決断を下すなら、両国は幾らでも新たな未来を共に切り開いていくことができるというのが私の見解である。
過去ではなく先を見通すことができる賢明性と戦略的眼目(視野)、そして政治的決断を下すことができる意志と実行力を持つ政治家のみが機会をつかむことができ、歴史を変えることができる。
日本がわが方の正当防衛権に対して不当に食って掛かる悪習を振り払い、既に解決した拉致問題を両国関係展望の障害物として置くことさえしなければ両国が近くなることができない理由などないであろうし、首相が平壌を訪問する日が来ることもあり得るであろう。
ただ現在までわが国家指導部は、朝日関係改善のためのいかなる構想も持っておらず、接触にも何の関心もないものと認識している。
今後、岸田首相の心の内をさらに見守るべきであろう。
これはあくまでも私の個人的な見解でしかなく、私は公式的に朝日関係を評価する位置にはない。

 
 
当然ながら金正恩委員長の了解の下の発表された談話であったのだが、日本のメディアはその全文を詳細に解釈せずに、「良いとこ取り」した情報を国内に流したということなのだろう。
 
うがった見方をすれば内閣の低支持率に歯止めをかけるかのような在京メディアの勇み足とも解釈できる。
 
ところで北朝鮮問題はさておき、相変わらず「裏金事件の容疑者連中」の自己保身からなのか「政倫審」の開催のめどが立たなくなっているようである。
 
政倫審、土壇場で28日は見送りに…渋る自民党の狙い読み解くと浮かぶ「やってる感
 
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を受けた衆議院政治倫理審査会(政倫審)を巡って、与野党の協議が難航している。28、29日開催で調整していたが、27日午後になって条件が折り合わず、一転見送りとなった。
政治に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫さんは、政倫審はそもそも説明責任を果たす上で「一番、軽い場だ」と指摘し、「茶番の国会対策にだまされちゃいけない」と力を込める。
◆3段階で最も「軽い」
鈴木さんは、国会で不祥事や疑惑を明らかにしていく手続きとして3段階あると解説する。政倫審と、国会への参考人招致、そして国会への証人喚問だ。
この中で、最も重い手続きが証人喚問。原則公開で、うそをつけば偽証罪に問われる。
次に重いのが参考人招致。原則公開だが、うそをついても偽証罪までは問われない。
最も軽い政倫審は原則非公開で、偽証罪に問われることもない。出席するかどうかも任意なので、本人が「出たくない」と言えば出席しなくてもいい。
鈴木さんは「政倫審みたいな軽いところでやったって、何の意味もない」とまで語る。

では、なぜ政倫審の開催や、やり取りを公開するかどうかが連日ニュースになっているのか。鈴木さんは「自民党が自分でハードルを高くして、政倫審を大きなものに見せかけて、野党の要求を受け入れて『やっている感』を演出している」と読み解く。
◆「茶番だ」と語る理由
例えば、衆議院の政倫審について、野党が自民の現職議員51人の出席を求めると、自民は当初は2人、今は5人と出席する人数を小出しに増やした。その流れだけ見ると自民が困難な要求に少しずつ応じているかのように映る。
しかし、鈴木さんは「今国会が始まる前は、自民は『誠意を持って対応する』と言っていた。開会後に『政倫審をやらない』と言い出した」と振り返り、「茶番だ。自民は時間稼ぎをして、逃げ切ろうとしている」と指摘する。この自民の動きは、時間がたてば裏金問題の報道が少なくなり、国民が忘れていくという見立てからの国会対策だとし、「与党から国民が挑まれている。次の選挙までこの問題を忘れてはいけない」とも語った。
◆意味ある議論するには
鈴木さんは、「政倫審が開かれても、国民が納得するような説明はないだろう」とも予想する。では、どうすればいいのか。鈴木さんは、政治とカネの特別委員会を設けることを提案する。


 



 
まさに「駄々っ子」みたいな5人衆がもっと駄々をこねてもらい、国民の自民党に対する怒りを増長させてくれれば、4月28日の衆院の補欠選挙は自民党の惨敗(3議席を失う)になる可能性がますます高まるだろう、とオジサンは思う
 
 
【付録】
 
   
 
TSMC日本誘致の6つの闇 | かわいそうジャパン
 
TSMCの誘致はおかしいことだらけ!言ってることがどんどん変わる政府」 
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党の終焉は老害議員と裏... | トップ | 罰則無き政倫審の茶番劇の後... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

維新の会」カテゴリの最新記事