新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

小池百合子、今後の4年はイバラの道、五輪とともにトンズラか

2020年07月07日 12時05分31秒 | 小池百合子

予想通りなのか、それとも新たに市中感染が広がったのかは不明だが、またもや都知事選が終わったところで、都内感染者数が5日連続の100名超となった。
 
 
  
しかし明らかに感染者数が増加しているにも関わらず、そうではないかのような問題発言をしている経産省出身大臣がいた。

『都知事発言、感染広がっている印象与える』西村再生相
 

西村康稔経済再生相(発言録)
 小池(百合子・東京都)知事は「不要不急の東京からの移動は遠慮していただきたい」と言われているが、国の方針としては県をまたぐ移動は自由にしている。「体調が悪い方は移動は慎んでください」と(政府の)基本的対処方針に示しているので、そういう趣旨でおっしゃったのかなと思っている。東京が(小池)知事の発言で、相当感染が広がっているような印象を地方に与えて、地方もまたちょっと心配になっている。いろんな県の知事からもそんな話もいただいたので、よく調整して、正確な情報を伝えていかないといけないと思っている。(BSフジの番組で)

 
「もうコロナは終わった、あとは経済対策だ」という安倍政権の方針に基づいた 経済再生担当大臣らしい発言である。
 
そして、安倍政権の意に沿わない専門家等を排除するためなのかはいざ知らずだが、今までの専門家会議を突然解散して、新たな分科会なる組織を立ち上げた。

分科会、廃止の専門家会議から8人移行 尾身氏が会長に」 

 メンバーを見ると「?」という人物も存在する。

政府のコロナ対策分科会メンバー一覧 経済学者や知事、マスコミ

地域医療機能推進機構理事長 尾身茂
 ▽ヘルスケアコミュニケーションプランナー 石川晴巳
 ▽連合副事務局長 石田昭浩
 ▽東京都立駒込病院感染症センター長・感染症科部長 今村顕史
 ▽日本医療法人協会副会長 太田圭洋
 ▽大阪大院経済学研究科教授 大竹文雄
 ▽川崎市健康安全研究所長 岡部信彦
 ▽東北大院医学系研究科微生物学分野教授 押谷仁
 ▽日本医師会常任理事 釜萢敏
 ▽ANA総合研究所会長 河本宏子
 ▽東京財団政策研究所研究主幹 小林慶一郎
 ▽全国保健所長会副会長 清古愛弓
 ▽東邦大微生物・感染症学講座教授 舘田一博
 ▽霞ケ関総合法律事務所弁護士 中山ひとみ
 ▽鳥取県知事 平井伸治
 ▽読売新聞東京本社常務取締役・調査研究本部長 南砂
 ▽東京大医科学研究所公共政策研究分野教授 武藤香織
 ▽国立感染症研究所長 脇田隆字



もちろん安倍政権が人選したのだろから、今後は「諮問会議」のように政府の方針に都合の良い発言をする連中の集まりであるかとは想像に難くない。

さて、昨日は、「『過去はどうでもいい』と考える普通の人々が小池百合子や安倍晋三を延命させている」とつぶやいたが、そんな普通の人たちのアンケート結果がいみじくも実態を語っていた。

日刊ゲンダイの、ある人から言わせれば「元ソースなしのヨタ記事」と酷評された記事から、ジャーナリストや経済評論家、学者らの声を集めてみた。
 
コロナ利用の自分ファースト “女帝”圧勝の内幕と今後<前>
 
「コロナ禍に乗じた“やってる感”の印象操作で、小池知事ひとりだけが選挙活動期間が長かった印象です。前回は崖から飛び降りる覚悟で自ら風を起こしましたが、今回は論戦を避け、風を抑えた。テレビ討論会を一度も行わなかったメディアの異常さも彼女に味方しました」
(法大名誉教授・五十嵐仁=政治学)
 
「4年前のように小池氏VS自公、小池氏VS野党統一候補となれば、都知事選はもう少し盛り上がったでしょう。対立構図が生まれず、小池1強と多弱のような形になり、現状維持派が多数となった」 
「小池氏には、学歴詐称問題とコロナ感染拡大という2つの危機があり、マイナスの影響が出てもおかしくありませんでしたが、ギリギリ回避した。特にコロナは東京での新規感染者が100人を超えたのが投票日の3日前。あれが告示前なら厳しかったでしょう」
(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)
 
「感染が全国に再拡大したことで、夏休み需要は吹き飛ぶでしょう。震源地の東京からの移動は歓迎されず、地方から東京に遊びに行こうという気にもならない。第1波に襲われた3~4月のように人の動きが止まり、経済活動ストップが再現されるのではないか。お上が『移動は自由』とハッパをかけても、不安を抱える国民は自粛し、巣ごもりに戻るでしょう。小池知事の失政が大きな経済損失を生み、都民や都内の事業者がそのツケを払わされるのは避けられません」 
「鳴り物入りで導入した『東京アラート』は、小池知事が再選出馬を表明する前日に解除。中途半端に経済再開に舵を切った揚げ句、感染が再拡大するとアラートを実質廃止し、数値基準ナシの新指標にすり替えた。新型コロナ対応で都の貯金にあたる財政調整基金を9割以上取り崩して台所事情が厳しくなると、何の知恵もなく無理やり経済を回そうとして感染を放置し、第2波を招きつつある責任は極めて重い」(経済評論家の斎藤満)

コロナ利用の自分ファースト “女帝”圧勝の内幕と今後<後>
「野党はひとかたまりにならなければ時の権力には立ち向かえず、大きな風も起こせない。そのことを痛感させられた都知事選でした。野党がバラバラでは次の総選挙も勝てないことが明瞭になった今、野党はその教訓を生かし、共闘に動くべきです」(法大名誉教授・五十嵐仁=政治学)
 
「1期目の小池知事は何をやってきたか。対立する自民党を追い込み、都議会をコントロールするために、17年の都議選に向けて都民ファーストの会を立ち上げて圧勝。直後の衆院選で希望の党を立ち上げ、華々しく国政復帰を果たそうとした。あの時は失敗しましたが、小池知事はあきらめていない。遅くとも1年4カ月以内に実施される次の衆院選がターニングポイントになるでしょう」
(政治ジャーナリストの角谷浩一)
 
興味深いのは、国政進出の野望を捨ててはいない今後の小池百合子の動向なのだが、こんな声を拾っていた。
  
「小池さんと日本維新の会の関係は悪くない上、維新推薦で出馬した小野氏は考え方も似通っています。小池さんが小野氏を副知事に登用し、解散・総選挙のタイミングで知事のイスを譲る。東西知事ポスト独占を狙う維新に貸しをつくり、衆院選でタッグを組んで野党を蹴散らかす。そうして自民党の牙城を切り崩し、女性初の総理を狙うのではないか」
(永田町関係者)       

 
まさに同じような見方を、「女帝・小池百合子の最後の挑戦が始まった/地獄耳」と政界地獄耳氏は指摘していた。
 
そして、さらにコロナ対策をもてあそんだ小池都知事の化けの皮を剥いでいた。
 
ポストに興味があって街に興味がない都知事/地獄耳
★現職2期目の圧勝が都民もメディアも冷めた感じだ。都知事・小池百合子を選択した有権者も小池のコロナ対策を評価しながらもコロナ対策をもてあそんだという認識はぬぐえない。小池は当選後のメディアとの会見などで感染者増を「3月の状況とは違う」としたが3月と比べて市区町村別、年代別発生状況がどう違うか実効再生産数はどう変化しているかという基本的な説明責任を果たしていない。
★今回の感染者増加で「夜の街関連」以外の情報を出さなくなったことを考えれば3月から進歩していないと言わざるを得ない。3月は「一律自宅にいなさい」でよかったかもしれないが、そこで学んだことはあったはず。休業協力金の金がないのでなくて、知恵が足りないのではないか。小池は昨年の税収増を訴え、早速議会に3000億の補正予算を提案するとしたが、休業協力金の金が尽きたというのには疑問符が付く。他県や国よりも格段に恵まれている天下り先維持の経費や他県で考えられない予算を洗い出せば、再対策経費ぐらいは出てくる。こうした無駄をなくして利権を洗い出すのが「都民ファースト」の公約だったのではないか。
★共産党の三鷹市議、紫野あすかは都知事選で「夜の街で生きている人も 昼の街でさまよう人も 夕陽を見ながらため息をつく人も 夜明けと共に働きに出る人も 夜勤が終わって家路につく人もいる。小池百合子氏の言う『街』とは何だ。『街』とは物理的なものではない。それは全て人だ。人が生きている、暮らしや営みがあってこそ初めてそれが『街』になるのだ」と記している。都知事のポストに興味があって、東京の街に興味のない知事はこれから何をするのだろうか。(K)※敬称略 

真面目な政治家ならば、4年前に掲げた公約が実現できずに再選されれば、「新たな任期中に実現します」といった程度のリップサービスをするものだが、厚顔無恥な小池百合子は全くそんなことは忘れたかのように、目先をくらますような目標を掲げ、また4年間、都民を煙に巻き続けるのだろうか?
 
少なくとも予想できることは五輪が中止になった時点で「責任を取ります」と任期中に辞任し副知事に丸投げして逃げるのではないだろうか、とオジサンは思う。
 

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