正月の約1週間ほどは地方の温泉地からのローカル局では満足なニュースを見ることができず、ましてやガラけーではネットニュースをほとんど見ることがなかった。
おまけに帰宅後はなぜか「インフルエンザ」まで一緒についてきてしまった。
高齢者としてインフルエンザの罹患後の後遺症はかなり厄介なものであると、あらためて感じている次第。
石川県の能登半島の大地震関連ニュースに隠れてしまった自民党の裏金疑惑について、わかりやすい解説をしている記事があった。
「民間なら即逮捕。岸田首相が「岸田派パー券」過剰販売で得た4億円の荒稼ぎ」
■総裁までもが詐欺行為?自民党という最低の犯罪者集団 自民党の政治資金パーティーの問題は、この問題が表面化してから国会を欠席し、ずっと逃げ回っていた安倍チルドレンの池田佳隆元文部科学副大臣が、共犯者の政策秘書とともに、1月7日に逮捕されるという大きなステージへと進みました。しかし、当然のことながら報道は能登の震災が最優先で、自民党の大半の議員が「しめしめ…」とほくそ笑んでいることが透けて見えます。 でも、あたしは通常運転なので、震災には今年の初競馬で手にした配当金の全額を義援金として寄付しつつも、このメルマガでは自民党の組織犯罪を追及し続けて行きます。 で、今回の自民党の政治資金パーティーの問題ですが、その大まかな構造として、各派閥に所属する議員にパー券の販売ノルマが課せられ、ノルマを超えた分が現金でキックバックされていた、と報じられて来ました。あたしもこのコーナーで「キックバック」という言葉を使って、そのように書きました。しかし、あたしには、問題発覚当初から疑問に思っていた点がありました。それは、キックバックと呼ばれている還流金の金額です。 これまで報じられて来たキックバックのシステムを具体的に説明すると、ある派閥の政治資金パーティーで、その派閥に所属するA議員に1枚2万円のパー券100枚の販売ノルマが課せられた場合、仮にA議員が計150枚のパー券を売ったとしたら、ノルマを超えた50枚分の100万円が現金でA議員に渡される、というものでした。しかし、あたしは、この「50枚分の100万円がA議員に現金で渡される」という点が疑問だったのです。 何故なら、1枚2万円のパー券代の中には、会場費や飲食費や人件費などの運営費用が含まれており、2万円全額が利益ではないからです。ですから「2万円のうち運営費用を引いた純利益分の1万円がキックバックされていた」という話であれば、あたしは何ひとつ疑問に思いませんでした。 しかし実際には、運営費用に当たる金額まで含めてキックバックされていたのですから、これが正しく運営されているマトモなパーティーであれば、主催者である各派閥は、所属議員らにキックバックすればするだけ運営費用がマイナスになって行き、本来の利益が消えて行くことになるのです。つまり、各派閥が予定通りの利益を上げるためには「2万円の全額キックバック」は事実上不可能なのです。 それなのに、嗚呼それなのに、それなのに…というわけで、こんなにも不可思議なシステムなのに、各派閥は濡れ手に粟の大儲け、キックバックを受けていた所属議員らも大儲け、これほどおかしな話はありません。しかしこの謎は、この問題を刑事告発した神戸学院大学の上脇博之教授の綿密な調査と、しんぶん赤旗の追加調査などによって、昨年末に明らかになりました。この手品のタネは「パー券の過剰販売」だったのです。 ■安倍氏現職中には収容人数の5.2倍以上ものパー券を販売 たとえば、ある派閥が1,000人規模の政治資金パーティーを企画した場合、まずは1,000人を収容できる会場を押さえますよね。そして、分かりやすくするために所属議員を10人ということにしますが、議員1人にパー券100枚のノルマを課します。これで、10人の議員が全員ノルマを達成すればパー券は完売になり、集まった2,000万円から会場費や飲食費などの運営費用を支払っても、派閥は予定通りの利益を上げることができます。 してこの先は、各議員がどれほどノルマ以上のパー券を売ろうが、派閥には関係ありません。すでにノルマ分だけで派閥の利益は確定しているのですから、それ以上のパー券収入は全額を各議員にキックバックしても、派閥の利益はマイナスにはならないのです。たとえば、10人の議員が全員、ノルマの2倍の200枚を売ったとしたら、全員に100枚分の200万円が現金でキックバックされますが、派閥も議員も双方ともに丸儲けなのです。 しかし、ここで1つの問題が浮上するのです。1,000人しか収容できない会場に、1,000人分の飲み物と食べ物しか用意していないのに、そこにパー券を買った2,000人全員がやって来たらどうするのか?…という問題です。これに関しては、そもそもがパーティーなど出席する気のない各派閥や各議員のスポンサー企業などが「献金」の意味でパー券を買っていただけ、というド直球の正解が用意されていますが、そうであれば、これって詐欺じゃないですか? だって、1,000人収容のパーティーで1,000枚のパー券が売れているのに、そこで「売り切れになりました」と言わずに、青天井でパー券を売り続けていたのですよ?これと同じことを人気歌手のコンサートでやったら、完全に主催者は詐欺で逮捕されるでしょう。さらに言えば、ほとんどの派閥のほとんどのパーティーが、どうせ収容人数の半数も来ないだろうと考えて、用意すべき飲み物や食べ物も収容人数の半分くらいに抑え、その分を浮かしていたのです。 その上、特に悪質な安倍派や二階派では、各議員が集めたパー券代をいったん派閥へ全額納めて、あとからノルマ超過分をそれぞれ受け取るという手順まで省略していたのです。これがどういうことかと言うと、各議員は自分のノルマ分だけを派閥に納めたら、あとはパー券をじゃんじゃん売りまくり、受け取った現金をそのまま自分のフトコロに入れていたのです。 これって、自分はその人気歌手のコンサートにまったく関わっていないのに、勝手にチケットを印刷して、勝手に売りまくってたような話じゃないですか。さらに言えば、「会場の収容人数を超えたパー券を売りまくる」という行為は、実体のない投資話で大勢からカネを集める投資詐欺と同じじゃないですか。何でこんな詐欺行為が許されるのでしょうか?真面目に働いて真面目に納税しているあたしたち一般市民には、1ミリも理解できない感覚です。 ちなみに、しんぶん赤旗の報道によると、安倍晋三首相が現職だった2018年には、ナナナナナント!安倍派は会場の収容人数の5.2倍以上ものパー券を売りまくっていたことが、派閥の記録から判明したのです!2,000人の会場で1万枚以上のパー券を売りさばき、西村康稔氏、松野博一氏、高木毅氏、世耕弘成氏、萩生田光一氏を始めとした所属議員たちが、濡れ手に粟でボロ儲けしていたのです。でも、これは政治資金収支報告書に記載されている分だけの話なのです。 ■収容人数の2倍近いパー券を売りさばいていた岸田首相 安倍派は、派閥も議員も双方が政治資金収支報告書に記載せずに、キックバック分の大半を裏金としてフトコロに入れていたのですから、実際には会場の収容人数の10倍も20倍もパー券を売りさばき、その何億円という金額を脱税していたのです。一部報道では、その総額は8億円とも10億円とも言われています。億単位の脱税なんて、もしも民間が同じことをしたら、普通は逮捕されますし、ソッコーで国税庁に摘発されて追徴課税です。その上、そのカネ集めが詐欺行為によるものだったのですから、検察も刑事事件として捜査を始めるでしょう。 安倍派や二階派と比べたら、いくぶんマシとされている岸田派にしても、公開されている2020年から2022年までの政治資金収支報告書を見ると、年1回の派閥の政治資金パーティーのパー券購入者は、2020年が2,218人、2021年が2,528人、2022年が2,851人となっています。これによって、派閥のトップの岸田文雄氏が、2021年に自民党総裁、そして首相となったことで、購入者の人数が「うなぎのぼり」になったという実態が分かります。でも、この3回のパーティーは同じホテルの同じ会場で行なわれたのですが、この会場の収容人数は1,500人なのです。 収容人数1,500人の会場でのパーティーなのに、売りさばいたパー券は2,851枚…。岸田派は、会場の収容人数の1.5倍から2倍近いパー券を売りさばき、この3年間だけで4億円以上も荒稼ぎしていたのです。そして、この3回とも、岸田首相自身が派閥のトップをつとめていたのです。つまり、岸田首相が任命した閣僚の不祥事ではなく、岸田首相自身の不祥事なのです。現職の首相がこんな詐欺行為を働いていたのに、何でこれがOKなんですか?民間が同じことをしたら普通に逮捕されるのに、どうして政権与党の国会議員だと、こんな犯罪行為を犯しても何のオトガメも無しなんですか? そもそもが、政治家への違法献金を取り締まるための政治資金規正法なのに、その法律を政治家に作らせるなんて、まるで暴力団員に暴対法を作らせるような話なのです。自分たちを取り締まる法律だから、初めから抜け穴だらけにしておき、法律の施行後は、その抜け穴を使ってやりたい放題。自民党って、マジで最低の犯罪者集団です。 そして、これほど最悪の政党ぐるみの大犯罪が明らかになったと言うのに、その政党の総裁である岸田首相は相変わらず、まるで他人事のようなオトボケ顔で「国民の信頼回復のために私が先頭に立って~」などと寝言を繰り返しているのです。この自民党による組織ぐるみの大犯罪は、岸田さん、あなたも主犯の1人なんですよ?その自覚が1ピコグラムでもあるのなら、本当の意味での「国民の信頼回復」のために、トットと解散総選挙を行なってください。すでに風前の灯火であるあなたの支持率が、せめて1ケタになる前に。 |
ところで、最近のテレビ事情について精神科医・作家の和田秀樹がズバリ核心を突いた批判をしていた。
「和田秀樹氏:古市憲寿とかいう社会学者が重宝される異常。松本人志を擁護するテレビの「差別と忖度」を憂慮する」
■新年の震度7を“伝えなかった”テレビ各局 今年に入ってから悲惨なニュースが多い。 元旦の夕方4時10分に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)が発生し、4日(水)20時までに、震度3以上を観測する地震が少なくとも168回、うち最大震度5弱以上の地震が少なくとも14回観測されているとのことだ。東京の人間なら震度5でも、ものすごくびびることだろう。 さて、この地震は久しぶりの大地震と感じさせるものだ。毎日の報道で亡くなる人が増え、また生存者や死者が発見されれば行方不明者が減るはずなのに、それも5日現在ではまだ少しずつ増えている。高齢者が多い地域らしいので気がつかれないひともいるのだろう。 |
「松本人志」を頂点とするお笑い芸人のベテラン連中の度し難いいやらしさは、若手芸人をはなから人間扱いしない上から目線満載のふるまいが日常茶飯事行われ、売れない芸人からすればなんとか取り入れられようと無理難題な要求もう請けいることにより、若い女性を差し出すという悪しき接待文化を生んでしまったのではなかたのだろうか、とオジサンは思う。