→1つ前の記事の続きです。
<韓国100景>の後半、第51~100位はけっこうよく知られた観光地が多いようです。
①行ったことのある所、②行ったことはないがそれなりに知識として知っている所、③このリストで初めて見た所 ・・・と分けると、私ヌルボ、①は53位、54位、61位、65位、76位、80位、86位、89位、98位、99位、100位の11ヵ所。ほとんどは定番の観光地ですけどね。①以外の39ヵ所は②と③がほぼ半々。定番といってよさそうな河回マウル、南怡島、南漢山城、正東津、北漢山等々は行ってないしねー・・・。(南怡島なんていつか行くことがあるのだろうか?)
前回と同じ動画を貼っておきます。
第51位=全羅北道茂朱郡・徳裕山香積峰 무주 덕유산 향적봉
・・・全羅北道と慶尚南道の境界上の山で最高峰が香積峰の1614m。これは漢拏山(1950m)、智異山(1915m)、雪岳山(1708m)に次いで韓国で4番目。
第52位=忠清北道忠州市・忠州湖 충주 충주호
・・・忠州ダム建設によりできた韓国で最も大きな湖。
第53位=ソウル特別市・5大故宮 서울 5대 궁궐
・・・5大故宮とは景福宮・昌徳宮・徳寿宮・慶煕宮・昌慶宮の5つ。
第54位=慶尚北道慶州市・仏国寺 경주 불국사
・・・日本でいえば姉妹都市の奈良に相当する歴史都市慶州の、超有名なお寺。石窟庵まではシャトルバスがある。
第55位=京畿道抱川市・山井湖 포천 산정호수
・・・ソウル近郊だが周囲を山に囲まれた自然豊かな湖。遊園地、公園等さまざまな施設がある。
第56位=済州特別自治道済州市・拒文(コムン)オルム 제주 거문오름
・・・「オルム」とは済州島に約360もある小高い丘状の寄生火山。拒文オルムは城山日の出峰、漢拏(ハルラ)山とともに<済州火山と溶岩洞窟>という名称で2007年韓国初の世界自然遺産に指定された。ここの探訪は1日の人数制限があるので予約が必要。
第57位=慶尚北道奉化郡・清涼山 봉화 청량산
・・・清涼山は眺望が良く、とくに紅葉は美しい。800mの高さの稜線上にハヌルタリ(空の橋)という吊り橋が架けられています。→コチラの記事の写真見てみて! この地の清涼寺はドラマ「トンイ」や「善徳女王」のロケ地とのこと。→参考記事。
第58位=江原道太白市・太白山天祭壇 태백 태백산 천제단
・・・太白山は江原道と慶尚北道の境にある山で、その最高峰は将軍峰(1567m)ですが、3mを超える大きな山名碑が立つメインピークが天祭壇(1560m)。
第59位=全羅南道珍島郡・雲林山房 진도 운림산방
・・・朝鮮後期の有名な書画家・許維(号は小痴)が1856年に師の金正喜(号は秋史)が世を去った後に帰郷して晩年を過ごした所。長く放置されていたが1982年復元された。小痴記念館も建てられている。
第60位=全羅南道谷城・汽車マウル 곡성 기차마을
・・・韓国の公共鉄道KORAILが経営する汽車のテーマパーク。昔の汽車や機関車、昔利用されていた谷城駅舎等の他、レールバイクも人気。植物園やミニ動物園もある。
第61位=忠清南道天安市・独立記念館 천안 독립기념관
・・・1982年日本の教科書問題を契機に、国民の募金運動も行われて1987年8月15日(光復節)に開館。天安は三一独立運動の象徴的存在の柳寛順の故郷で、彼女の記念館もある。
第62位=慶尚北道慶州市・良洞(ヤンドン)マウル 경주 양동마을
・・・慶州の市街地から約25km離れた所に位置する伝統民俗村。約150世帯が生活する村全体が重要民俗文化財に指定されていて、2010年には河回マウルとともにユネスコ世界遺産に登載された。
第63位=慶尚北道浦項市・虎尾岬(ホミコッ) 포항 호미곶
・・・代表的な日の出の名所。ここにミレニアムを期して1999年12月に完工した<相生の手(상생의 손)>は歴史が浅いわりには有名なのでは? 私ヌルボ、最初にTVで見た時にはちょっとビックリ! →参考過去記事。
第64位=江原道束草市・雪岳山権金城 속초 설악산 권금성
・・・雪岳山の玄関口でとくに多くの観光客が来る場所が国立公園入口と千仏洞渓谷。その公園入口の正面にそびえる岩山が権金城(クォンクムソン)。その昔モンゴルからの侵攻に備え権さんと金さんが築いた城壁・・・なんて、こんな岩山築けるわけないでしょ。伝説ね。歩くと1時間の道だが途中まではロープウェーで上れる。
第65位=京畿道坡州市・臨津閣 파주 임진각
・・・正面に見える北朝鮮側の建物は板門閣。私ヌルボが最初行ったのは板門閣の方で、臨津閣は1年後。外国人だから可能なわけで、北朝鮮や韓国のフツーの人だと行けないという理不尽。北からの旅行記はたとえば→コチラ。
第66位=忠清北道槐山郡・華陽九曲 괴산 화양구곡
・・・俗離山国立公園にある渓谷。華陽洞渓谷とも。大きな岩と豊かな水量と森の調和した渓谷美で、オートキャンプ場もある。
第67位=江原道鉄原郡・鉄原DMZ 철원 DMZ
・・・北朝鮮との軍事分界線沿いには秘密トンネルや展望台等々の国境観光のポイントがいくつもあります。(正確には国境ではないですが。) その詳細については<DMZを横断する旅>という→コチラから始まるシリーズ記事がありますが、何といってもおもしろく読めるのが<ワッタカッタ!さんのBLOG>中の<DMZ非武装地帯を巡る旅>という一連の記事。たくさんありますが、最近目次(→コチラ)を作ってくださいました。鉄原に行った時の記録ももちろんあります。DMZに直接関係ない記事もありますが、どれもホントにおもしろくてハマってしまいます。
第68位=京畿道驪州郡・英陵(世宗大王陵) 여주 영릉
・・・陵の周囲には祭礼を行う丁字閣等があり、ここにも世宗大王像が置かれ、自撃漏(水時計)や測雨器等々のレプリカもある。ここは車で行くしかない? 利川からだと車で約30分か・・・。
第69位=忠清北道報恩郡・俗離山法住寺 속리산 법주사
・・・俗離山は忠清北道報恩と慶尚北道尚州の境にある山。法住寺は、6世紀の新羅時代に創建。金色に輝く高さ33mの青銅弥勒仏が目を引くが、これは1990年建立と新しい。国宝の捌相殿(パルサンジョン)は1624年に再建されたものだが、現存する韓国唯一の木造五重塔。
第70位=江原道東海市・望祥(マンサン)オートキャンプ場 동해 망상 오토캠핑장
・・・韓国最初のオートキャンプ場。目の前は望祥(マンサン)海水浴場です。
第71位=全羅北道完州郡・大屯山 완주 대둔산
・・・忠清南道の論山市と錦山郡にもまたがっている山。878mとそれほど高くないが、奇岩の景勝と秋の紅葉の美しさで観光客が多く、ケーブルカーもあります。あ、ここのクルムタリ(雲の橋)もすごい! →コチラの写真参照。この橋の名前、多くのブログ等では金剛クルムタリとなってますが、<VisitKorea>の記事では錦江と表記。大屯山は「湖南の金剛山」ともいわれたりしていますが、山から流れ出る水はたしか錦江に注ぐのではないかな? スペルはどちらも금강(クムガン)。まぎらわしいなー。で、正解はわからず。
第72位=全羅北道群山市・仙遊島 군산 선유도
・・・数多くの島が点在する古群山群島の中心ともいうべき島。群山の中心部から50㎞ほど離れているが、人気の高い避暑地で各種施設が整っており、夏には行楽客が多く訪れる。
第73位=慶尚南道昌原市・鎮海軍艦祭 창원 진해 군항제
・・・韓国随一の桜の名所・鎮海は2010年の合併で現在は昌原市鎮海区に。鎮海の町全体で桜の本数は約34万4千本! 吉野山の桜の10倍もあるとはオドロキ。4月の軍港祭には200万人以上の観光客が訪れるそうです。鎮海も含め、韓国の桜事情については→過去記事参照。
第74位=慶尚北道安東市・河回マウル 안동 하회마을
・・・民俗村の代表格。
第75位=大田広域市・ファントッキル(黄土の道) 대전 계족산 황톳길
・・・大田市内の鶏足山にある約13kmの健康トレッキングコース。「黄土は身体に良いと言って韓国人が多く訪れる」と<VisitKorea>の記事には書いてあるんだけどなー・・・。
第76位=ソウル特別市・仁寺洞 서울 인사동
・・・今さら何をいわんや。あ、アナタが知ってる「仁寺洞」の店は実際の住所は「寛勲洞」であるかもしれません。古書店の通文館もそうでした。
第77位=京畿道春川市・南怡島(ナミソム) 춘천 남이섬
・・・今さら何をいわんや。「冬ソナ」の聖地というか、韓流ブームの原点というか・・・。
第78位=京畿道楊平郡・トゥムルモリ 양평 두물머리・・・北漢江と南漢江が合流する所。
直接関係はありませんが、私ヌルボが初めてこの地名を知ったのは「茶山(タサン)の父に」というジュニア歴史小説でした。(→関係過去記事。)
第79位=慶尚北道慶州市・慶州南山 경주 남산
・・・500m弱の山だが、南北約8km、東西約4kmの範囲に100ヵ所という寺跡、80の石仏、60の石塔が点在し、眺望も良い。
第80位=仁川広域市・仁川チャイナタウン 인천 차이나타운
・・・1883年の仁川の開港以来の歴史のある街。チャジャンミョンの発祥の地とか。
第81位=忠清南道保寧市・大川(テチョン)海水浴場 보령 대천해수욕장
・・・マッド・フェスティバルで有名。madじゃなくてmud、つまり「泥んこ祭り」ですよ。
第82位=慶尚南道南海郡・タレンイマウル 남해 다랭이마을
・・・다랭이(タレンイ)は棚田のこと。日本では信州・千曲市の姨捨の棚田が「田毎の月」で有名ですが、コチラの棚田村は海に面していてかなり雰囲気は違います。→コチラの写真参照。しかし、世界遺産になっているフィリピン・コルディリェーラの棚田や、中国等の棚田の写真を見るともっとすごいんですよ。→コチラやコチラ参照。
第83位=全羅南道康津郡・茶山草堂 강진 다산초당
・・・正祖の死後迫害された丁若鏞(チョン・ヤギョン)の配流先。ここで数々の書籍を著した。
第84位=京畿道広州市・南漢山城 광주 남한산성
・・・今年富岡製糸場等とともに世界遺産にも登録・・・ということで、説明省略。
第85位=慶尚南道咸陽郡・智異山トゥルレギル 함양 지리산 둘레길 ・・・トゥルレギルという新語については以前書きましたが(→コチラ)、山の頂上をめざすのではなく、眺望を楽しみながら歩く山の周縁コースのこと。智異山は漢拏(ハルラ)山に次ぐ韓国第2の高峰なので、このコースは総延長300㎞にもなるとのこと。
第86位=京畿道水原市・水原華城 수원 수원화성
・・・イサン(正祖)の時代に(以下略)、丁若鏞(チョン・ヤギョン)が(以下略)。
第87位=忠清南道瑞山市・磨崖如来三尊像 서산 마애여래삼존상
・・・瑞山郊外の山の中腹の岩壁に彫られた高さ2.8mの磨崖仏で、1958年に発見されその後国宝に指定。7世紀前半のものと推定されている。
第88位=江原道江陵市・正東津 강릉 정동진
・・・正東津という地名はソウルから真東に位置するという意味。代表的な初日の出の名所。→関連過去記事。
第89位=全羅南道順天市・楽安邑城 순천 낙안읍성
・・・昔の姿をよく残している民俗村。朝鮮時代の邑城の中の伝統家屋100数戸に住民がそのまま生活している。
第90位=全羅北道井邑市・内蔵山・内蔵寺 정읍 내장산 내장사
・・・紅葉の名所内蔵山には、シーズン中最多の観光客が訪れるとか。内蔵寺は7世紀前半の百済の時代に創建されたがその後何度も焼失、現在の寺は1970年代に再建されたもの。
第91位=江原道江陵市・大関嶺古道 강릉 대관령 옛길
・・・平昌郡の最東部大関嶺面から江陵に抜ける古道のトレッキングコース。大関嶺ヤンテ牧場駐車場から大関嶺博物館まで10数㎞の緩い下り道は眺望もよく気持ちよさそう。→コチラのブログの写真を順に見ていくと仮想散策ができる。
第92位=忠清南道泰安郡・安眠島・コッチ海水浴場 태안 안면도 꽃지해변
・・・安眠島は橋で本土とつながっているけっこう大きな島。(第6位の広さ。) コッチ海水浴場は白い砂浜が続く遠浅のビーチ。
第93位=ソウル特別市・北漢山 서울 북한산
・・・ソウルに行けばいつも目にするが、登ったことはナシ。いつかは、と思いつつ20年。
第94位=全羅北道扶安郡・彩石江 부안 채석강
・・・「江」といっても川ではなく、辺山半島格浦港一帯1.5キロの層岩絶壁と海の総称で、とくに夕焼けが美しいとのこと。
第95位=慶尚北道永川市・タルビンマウル(星の光村) 영천 별빛마을
・・・普賢山天文台がある永川市は<星の都市>として売り出していて、毎年5月頃には星の光祭りを開催。星の光村は天文台の入口近くにあり、観測等の催しの他、山菜や農作物の収穫等の行事も行っている。
第96位=全羅北道高敞郡・禅雲寺 고창 선운사
・・・6世紀に創建された古刹。(現在の寺は17世紀初めに再建。) 四季折々の花や秋の紅葉もさることながら、春先にはとくに天然記念物にも指定されているツバキがきれいに咲き誇るとか。
第97位=全羅南道求礼郡・華厳寺 구례 화엄사
・・・智異山の麓に位置する寺で、6世紀に創建され、文禄・慶長の役で焼失後17世紀初めに再建された点も禅雲寺と同じ。韓国で一番大きい約6mの石灯籠(国宝)等がある。
第98位=江原道高城郡・高城統一展望台 고성 통일전망대
・・・韓国の日本海側最北端にあり、北朝鮮が目の前に。実は私ヌルボ6月に行ってきたばかり。2日後には兵士の銃乱射事件が! その記事は→コチラ。
第99位=忠清南道扶余郡・扶蘇山城 부여 부소산성
・・・百済の古都扶余観光のメイン。1992年ヌルボの最初の韓国旅行で「地球の歩き方」を携えて行った所。ずっと後で行った慶州より素朴な感じでヨロシ。
第100位=全羅北道南原市・広寒楼苑 남원 광한루원
・・・あの「春香伝」の舞台。
51~100位を通してみると、山のお寺が多いのは順当なところでしょうが、散策コースもけっこうありますね。1位の聞慶セジェからしてそうだし・・・。ここにも今世紀に入って以来の健康ブーム、自然・環境ブームが如実に反映されていますね。
★韓国旅行関係情報を探していてこの記事にたどり着いた方、過去記事で<[韓国の観光地] テーマ別ベスト10>という5回シリーズもあります。その初回の<①山・島・散策コース>は→コチラ。
<韓国100景>の後半、第51~100位はけっこうよく知られた観光地が多いようです。
①行ったことのある所、②行ったことはないがそれなりに知識として知っている所、③このリストで初めて見た所 ・・・と分けると、私ヌルボ、①は53位、54位、61位、65位、76位、80位、86位、89位、98位、99位、100位の11ヵ所。ほとんどは定番の観光地ですけどね。①以外の39ヵ所は②と③がほぼ半々。定番といってよさそうな河回マウル、南怡島、南漢山城、正東津、北漢山等々は行ってないしねー・・・。(南怡島なんていつか行くことがあるのだろうか?)
前回と同じ動画を貼っておきます。
第51位=全羅北道茂朱郡・徳裕山香積峰 무주 덕유산 향적봉
・・・全羅北道と慶尚南道の境界上の山で最高峰が香積峰の1614m。これは漢拏山(1950m)、智異山(1915m)、雪岳山(1708m)に次いで韓国で4番目。
第52位=忠清北道忠州市・忠州湖 충주 충주호
・・・忠州ダム建設によりできた韓国で最も大きな湖。
第53位=ソウル特別市・5大故宮 서울 5대 궁궐
・・・5大故宮とは景福宮・昌徳宮・徳寿宮・慶煕宮・昌慶宮の5つ。
第54位=慶尚北道慶州市・仏国寺 경주 불국사
・・・日本でいえば姉妹都市の奈良に相当する歴史都市慶州の、超有名なお寺。石窟庵まではシャトルバスがある。
第55位=京畿道抱川市・山井湖 포천 산정호수
・・・ソウル近郊だが周囲を山に囲まれた自然豊かな湖。遊園地、公園等さまざまな施設がある。
第56位=済州特別自治道済州市・拒文(コムン)オルム 제주 거문오름
・・・「オルム」とは済州島に約360もある小高い丘状の寄生火山。拒文オルムは城山日の出峰、漢拏(ハルラ)山とともに<済州火山と溶岩洞窟>という名称で2007年韓国初の世界自然遺産に指定された。ここの探訪は1日の人数制限があるので予約が必要。
第57位=慶尚北道奉化郡・清涼山 봉화 청량산
・・・清涼山は眺望が良く、とくに紅葉は美しい。800mの高さの稜線上にハヌルタリ(空の橋)という吊り橋が架けられています。→コチラの記事の写真見てみて! この地の清涼寺はドラマ「トンイ」や「善徳女王」のロケ地とのこと。→参考記事。
第58位=江原道太白市・太白山天祭壇 태백 태백산 천제단
・・・太白山は江原道と慶尚北道の境にある山で、その最高峰は将軍峰(1567m)ですが、3mを超える大きな山名碑が立つメインピークが天祭壇(1560m)。
第59位=全羅南道珍島郡・雲林山房 진도 운림산방
・・・朝鮮後期の有名な書画家・許維(号は小痴)が1856年に師の金正喜(号は秋史)が世を去った後に帰郷して晩年を過ごした所。長く放置されていたが1982年復元された。小痴記念館も建てられている。
第60位=全羅南道谷城・汽車マウル 곡성 기차마을
・・・韓国の公共鉄道KORAILが経営する汽車のテーマパーク。昔の汽車や機関車、昔利用されていた谷城駅舎等の他、レールバイクも人気。植物園やミニ動物園もある。
第61位=忠清南道天安市・独立記念館 천안 독립기념관
・・・1982年日本の教科書問題を契機に、国民の募金運動も行われて1987年8月15日(光復節)に開館。天安は三一独立運動の象徴的存在の柳寛順の故郷で、彼女の記念館もある。
第62位=慶尚北道慶州市・良洞(ヤンドン)マウル 경주 양동마을
・・・慶州の市街地から約25km離れた所に位置する伝統民俗村。約150世帯が生活する村全体が重要民俗文化財に指定されていて、2010年には河回マウルとともにユネスコ世界遺産に登載された。
第63位=慶尚北道浦項市・虎尾岬(ホミコッ) 포항 호미곶
・・・代表的な日の出の名所。ここにミレニアムを期して1999年12月に完工した<相生の手(상생의 손)>は歴史が浅いわりには有名なのでは? 私ヌルボ、最初にTVで見た時にはちょっとビックリ! →参考過去記事。
第64位=江原道束草市・雪岳山権金城 속초 설악산 권금성
・・・雪岳山の玄関口でとくに多くの観光客が来る場所が国立公園入口と千仏洞渓谷。その公園入口の正面にそびえる岩山が権金城(クォンクムソン)。その昔モンゴルからの侵攻に備え権さんと金さんが築いた城壁・・・なんて、こんな岩山築けるわけないでしょ。伝説ね。歩くと1時間の道だが途中まではロープウェーで上れる。
第65位=京畿道坡州市・臨津閣 파주 임진각
・・・正面に見える北朝鮮側の建物は板門閣。私ヌルボが最初行ったのは板門閣の方で、臨津閣は1年後。外国人だから可能なわけで、北朝鮮や韓国のフツーの人だと行けないという理不尽。北からの旅行記はたとえば→コチラ。
第66位=忠清北道槐山郡・華陽九曲 괴산 화양구곡
・・・俗離山国立公園にある渓谷。華陽洞渓谷とも。大きな岩と豊かな水量と森の調和した渓谷美で、オートキャンプ場もある。
第67位=江原道鉄原郡・鉄原DMZ 철원 DMZ
・・・北朝鮮との軍事分界線沿いには秘密トンネルや展望台等々の国境観光のポイントがいくつもあります。(正確には国境ではないですが。) その詳細については<DMZを横断する旅>という→コチラから始まるシリーズ記事がありますが、何といってもおもしろく読めるのが<ワッタカッタ!さんのBLOG>中の<DMZ非武装地帯を巡る旅>という一連の記事。たくさんありますが、最近目次(→コチラ)を作ってくださいました。鉄原に行った時の記録ももちろんあります。DMZに直接関係ない記事もありますが、どれもホントにおもしろくてハマってしまいます。
第68位=京畿道驪州郡・英陵(世宗大王陵) 여주 영릉
・・・陵の周囲には祭礼を行う丁字閣等があり、ここにも世宗大王像が置かれ、自撃漏(水時計)や測雨器等々のレプリカもある。ここは車で行くしかない? 利川からだと車で約30分か・・・。
第69位=忠清北道報恩郡・俗離山法住寺 속리산 법주사
・・・俗離山は忠清北道報恩と慶尚北道尚州の境にある山。法住寺は、6世紀の新羅時代に創建。金色に輝く高さ33mの青銅弥勒仏が目を引くが、これは1990年建立と新しい。国宝の捌相殿(パルサンジョン)は1624年に再建されたものだが、現存する韓国唯一の木造五重塔。
第70位=江原道東海市・望祥(マンサン)オートキャンプ場 동해 망상 오토캠핑장
・・・韓国最初のオートキャンプ場。目の前は望祥(マンサン)海水浴場です。
第71位=全羅北道完州郡・大屯山 완주 대둔산
・・・忠清南道の論山市と錦山郡にもまたがっている山。878mとそれほど高くないが、奇岩の景勝と秋の紅葉の美しさで観光客が多く、ケーブルカーもあります。あ、ここのクルムタリ(雲の橋)もすごい! →コチラの写真参照。この橋の名前、多くのブログ等では金剛クルムタリとなってますが、<VisitKorea>の記事では錦江と表記。大屯山は「湖南の金剛山」ともいわれたりしていますが、山から流れ出る水はたしか錦江に注ぐのではないかな? スペルはどちらも금강(クムガン)。まぎらわしいなー。で、正解はわからず。
第72位=全羅北道群山市・仙遊島 군산 선유도
・・・数多くの島が点在する古群山群島の中心ともいうべき島。群山の中心部から50㎞ほど離れているが、人気の高い避暑地で各種施設が整っており、夏には行楽客が多く訪れる。
第73位=慶尚南道昌原市・鎮海軍艦祭 창원 진해 군항제
・・・韓国随一の桜の名所・鎮海は2010年の合併で現在は昌原市鎮海区に。鎮海の町全体で桜の本数は約34万4千本! 吉野山の桜の10倍もあるとはオドロキ。4月の軍港祭には200万人以上の観光客が訪れるそうです。鎮海も含め、韓国の桜事情については→過去記事参照。
第74位=慶尚北道安東市・河回マウル 안동 하회마을
・・・民俗村の代表格。
第75位=大田広域市・ファントッキル(黄土の道) 대전 계족산 황톳길
・・・大田市内の鶏足山にある約13kmの健康トレッキングコース。「黄土は身体に良いと言って韓国人が多く訪れる」と<VisitKorea>の記事には書いてあるんだけどなー・・・。
第76位=ソウル特別市・仁寺洞 서울 인사동
・・・今さら何をいわんや。あ、アナタが知ってる「仁寺洞」の店は実際の住所は「寛勲洞」であるかもしれません。古書店の通文館もそうでした。
第77位=京畿道春川市・南怡島(ナミソム) 춘천 남이섬
・・・今さら何をいわんや。「冬ソナ」の聖地というか、韓流ブームの原点というか・・・。
第78位=京畿道楊平郡・トゥムルモリ 양평 두물머리・・・北漢江と南漢江が合流する所。
直接関係はありませんが、私ヌルボが初めてこの地名を知ったのは「茶山(タサン)の父に」というジュニア歴史小説でした。(→関係過去記事。)
第79位=慶尚北道慶州市・慶州南山 경주 남산
・・・500m弱の山だが、南北約8km、東西約4kmの範囲に100ヵ所という寺跡、80の石仏、60の石塔が点在し、眺望も良い。
第80位=仁川広域市・仁川チャイナタウン 인천 차이나타운
・・・1883年の仁川の開港以来の歴史のある街。チャジャンミョンの発祥の地とか。
第81位=忠清南道保寧市・大川(テチョン)海水浴場 보령 대천해수욕장
・・・マッド・フェスティバルで有名。madじゃなくてmud、つまり「泥んこ祭り」ですよ。
第82位=慶尚南道南海郡・タレンイマウル 남해 다랭이마을
・・・다랭이(タレンイ)は棚田のこと。日本では信州・千曲市の姨捨の棚田が「田毎の月」で有名ですが、コチラの棚田村は海に面していてかなり雰囲気は違います。→コチラの写真参照。しかし、世界遺産になっているフィリピン・コルディリェーラの棚田や、中国等の棚田の写真を見るともっとすごいんですよ。→コチラやコチラ参照。
第83位=全羅南道康津郡・茶山草堂 강진 다산초당
・・・正祖の死後迫害された丁若鏞(チョン・ヤギョン)の配流先。ここで数々の書籍を著した。
第84位=京畿道広州市・南漢山城 광주 남한산성
・・・今年富岡製糸場等とともに世界遺産にも登録・・・ということで、説明省略。
第85位=慶尚南道咸陽郡・智異山トゥルレギル 함양 지리산 둘레길 ・・・トゥルレギルという新語については以前書きましたが(→コチラ)、山の頂上をめざすのではなく、眺望を楽しみながら歩く山の周縁コースのこと。智異山は漢拏(ハルラ)山に次ぐ韓国第2の高峰なので、このコースは総延長300㎞にもなるとのこと。
第86位=京畿道水原市・水原華城 수원 수원화성
・・・イサン(正祖)の時代に(以下略)、丁若鏞(チョン・ヤギョン)が(以下略)。
第87位=忠清南道瑞山市・磨崖如来三尊像 서산 마애여래삼존상
・・・瑞山郊外の山の中腹の岩壁に彫られた高さ2.8mの磨崖仏で、1958年に発見されその後国宝に指定。7世紀前半のものと推定されている。
第88位=江原道江陵市・正東津 강릉 정동진
・・・正東津という地名はソウルから真東に位置するという意味。代表的な初日の出の名所。→関連過去記事。
第89位=全羅南道順天市・楽安邑城 순천 낙안읍성
・・・昔の姿をよく残している民俗村。朝鮮時代の邑城の中の伝統家屋100数戸に住民がそのまま生活している。
第90位=全羅北道井邑市・内蔵山・内蔵寺 정읍 내장산 내장사
・・・紅葉の名所内蔵山には、シーズン中最多の観光客が訪れるとか。内蔵寺は7世紀前半の百済の時代に創建されたがその後何度も焼失、現在の寺は1970年代に再建されたもの。
第91位=江原道江陵市・大関嶺古道 강릉 대관령 옛길
・・・平昌郡の最東部大関嶺面から江陵に抜ける古道のトレッキングコース。大関嶺ヤンテ牧場駐車場から大関嶺博物館まで10数㎞の緩い下り道は眺望もよく気持ちよさそう。→コチラのブログの写真を順に見ていくと仮想散策ができる。
第92位=忠清南道泰安郡・安眠島・コッチ海水浴場 태안 안면도 꽃지해변
・・・安眠島は橋で本土とつながっているけっこう大きな島。(第6位の広さ。) コッチ海水浴場は白い砂浜が続く遠浅のビーチ。
第93位=ソウル特別市・北漢山 서울 북한산
・・・ソウルに行けばいつも目にするが、登ったことはナシ。いつかは、と思いつつ20年。
第94位=全羅北道扶安郡・彩石江 부안 채석강
・・・「江」といっても川ではなく、辺山半島格浦港一帯1.5キロの層岩絶壁と海の総称で、とくに夕焼けが美しいとのこと。
第95位=慶尚北道永川市・タルビンマウル(星の光村) 영천 별빛마을
・・・普賢山天文台がある永川市は<星の都市>として売り出していて、毎年5月頃には星の光祭りを開催。星の光村は天文台の入口近くにあり、観測等の催しの他、山菜や農作物の収穫等の行事も行っている。
第96位=全羅北道高敞郡・禅雲寺 고창 선운사
・・・6世紀に創建された古刹。(現在の寺は17世紀初めに再建。) 四季折々の花や秋の紅葉もさることながら、春先にはとくに天然記念物にも指定されているツバキがきれいに咲き誇るとか。
第97位=全羅南道求礼郡・華厳寺 구례 화엄사
・・・智異山の麓に位置する寺で、6世紀に創建され、文禄・慶長の役で焼失後17世紀初めに再建された点も禅雲寺と同じ。韓国で一番大きい約6mの石灯籠(国宝)等がある。
第98位=江原道高城郡・高城統一展望台 고성 통일전망대
・・・韓国の日本海側最北端にあり、北朝鮮が目の前に。実は私ヌルボ6月に行ってきたばかり。2日後には兵士の銃乱射事件が! その記事は→コチラ。
第99位=忠清南道扶余郡・扶蘇山城 부여 부소산성
・・・百済の古都扶余観光のメイン。1992年ヌルボの最初の韓国旅行で「地球の歩き方」を携えて行った所。ずっと後で行った慶州より素朴な感じでヨロシ。
第100位=全羅北道南原市・広寒楼苑 남원 광한루원
・・・あの「春香伝」の舞台。
51~100位を通してみると、山のお寺が多いのは順当なところでしょうが、散策コースもけっこうありますね。1位の聞慶セジェからしてそうだし・・・。ここにも今世紀に入って以来の健康ブーム、自然・環境ブームが如実に反映されていますね。
★韓国旅行関係情報を探していてこの記事にたどり着いた方、過去記事で<[韓国の観光地] テーマ別ベスト10>という5回シリーズもあります。その初回の<①山・島・散策コース>は→コチラ。
青さんが行ったという14ヵ所の中では牛島が目を引きますね。検索して過去記事を拝読しました。
ご覧になったというハ・ジウォン出演の「ファミリーがやってきた」というのはこれ(に始まる動画5つ)ですね? →
http://www.youtube.com/watch?v=ChEZHp6RLDI
しかし、ブログを見ると青さんが足を運んだ所は観光地中心のこの100ヵ所よりもそれ以外の所がいろいろあって、ソチラの方がはるかに興味深く、価値があると思います。
これからも、そんなフツーの人(ヌルボも含む)の知らないような所の報告記事を期待しています。