韓国観光旅行にあたって、ほとんどの人はガイドブックから情報を得て計画を立て、またそれを携行して出かけると思います。
代表的なものでいえば、<まっぷる>とか<るるぶ>とかはソウルの情報がほとんどと、あとは釜山くらい。また内容もグルメとかオシャレ関係の、女性好みのコンテンツに重点が置かれています。
そこへ行くと、「地球の歩き方」は、なんのかのと難点も指摘されていますが、一人旅や、地方への旅行、史跡めぐり等のちょっとオタクっぽい旅行者にはやっぱり定番でしょう。
<ベタな旅行ガイドの法則>というサイトには、「地球の歩き方」について、「日本人をカモにしてる海外のそのテの人達には地球の歩き方が外観だけで判断できるらしい」とか「あまりにも日本人観光客の携帯率が高いため、載った宿がボッタクリ宿になってしまうことがある」との指摘がありました。
また同サイトには「旅行目的ではなく、その国の基礎知識を蓄えるために純粋な読み物として読むのも面白い」とありますが、この点は私ヌルボも同感します。
たとえば、最新号(2009年9月11日改訂第1刷)を見ると、
・ソウル駅の赤レンガ駅舎は記念物として保存するために改修中
・住居表示は、<○○洞○○番地>のようにエリアごとの方式だったのを、<○○路○○番>のように道路名+建物番号の方式に変更中
・・・のような最新情報もあれば、
・明洞は日本統治時代は明治町とよばれた。旧明治座が改修されて国立劇場になった。
・宗廟では5月初旬に王の末裔の全州李氏が集まって儀式を行う。
・マッコリの作り方
・蔚山の捕鯨文化
・全羅北道のセマングム防潮堤(←長く繰り広げられた干拓反対運動には触れていないのは×)
・・・等々、歴史・文化の諸情報が満載で、ホントに勉強になります。
また、乗り物の乗り方、カードのみになってきているコイン(?)ロッカーの使い方等の実用的な記事も懇切丁寧。
まあ、これらのことはヌルボがこと細かに書くまでもないですよね。(って、けっこう書いてしまいましたが・・・。)
ここからが本論です。
上記の「地球の歩き方」にも載ってないような、主に地方の情報を、韓国の道(どう)や郡市町村のサイトから直接入手しようというおすすめです。
日本でも、各県市町村のサイトに観光関係情報がありますね。名所旧跡や、祭等の行事や、お奨めのルートや、特産物や、代表的なお土産品等が載っているものです。
たとえば慶尚南道等々の各道や、主要都市の場合は、ググればそのまま道や市の日本語サイトが出てきます。
束草(ソクチョ)の場合は、<束草>でググると、ウィキペディアがヒットするので開いて見てみると、下の方に<束草市公式サイト(日本語)>とか<束草市観光局ウェブサイト(韓国語、英語、日本語、中国語、ロシア語)>とかにリンクがはられていますからそれを開き、日本語を選んでクリックすればバッチリです。
大川海水浴場がある保寧(ポリョン)市ように、まだ日本ではあまり知られていない市でも日本語版が用意されています。
もっとマイナーな市や町の場合は、ウィキでハングル表記がわかれば、韓国語がわからない人でもそれをコピーして再度グーグルの窓に貼りつけて検索すれば○○시(市)のサイトにだどりつきます。
もちろん、ハングルがわかればハングル入力してググって、市のサイトでさらに<관광.観光>のページを開けてみるにこしたことはないですが・・・。
私ヌルボは、まだそんなに韓国の地方をあちこち旅したというほどではないのですが、ソウルのような大都市にはないような、また「地球の歩き方」にも載ってないような地方の魅力は、探せばいっぱいあると思いますよ。
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