カサブランカが開花しました。奥ゆかしくもうつむき加減に咲いています。辺りはユリの香りでいっぱいです。鉄砲百合にはない花弁の淵のフリルには優雅さを感じ、真っ白い大きな花弁は花嫁さんにはぴったりの花ですね。
好きな花ランキングに常に上位にあげられる百合ですが、問題はこの花粉!花屋さんではきっちり葯(やく)が取られていますよね。本当にこの花粉が服や手に着いた日にゃ強烈です。こってりした油脂成分で、ちょっとやそっとでは落ちません。
と言っても、この黄褐色の雄しべの先を全部取ってしまうなんて、無粋な事、せっかくの美を30%くらい減じているような気がします。
ここは狭い家の庭先。花粉に捕まらないよう、遠巻きにすり抜け、咲き切るまで感動を与えてもらうことにします。