ゼラニュウムです。多分、葵の一種ではないかと思います。ゼラニュウムも葵も品種が多
く、様々に進化、品種改良されてきたのでしょう。
古い記憶を手繰っていくと、就学前
の幼き日の近所のお家の庭先を思
い起こされます。
おばあちゃんがおられました。
葉ボタン、サボテン、葵と私の家の
庭には咲いていない、子供心に珍し
い花が咲いていました。花の名前を
聞くと、おばあちゃんは子供相手に
も全部教えてくれました。
これらは幼心にかなり強烈な印象を残しています。と言うのは、これらはみな、今の私の趣
味の花じゃないから・・
特に葵は匂いが苦手で、何でこんな匂いがするのだろう、と不思議な思いをしました。自分
では決して植えようと思ったことがありません。けれども何故か20年ほど前に家に咲いていま
した。しかし、やはり匂いが苦手で、扱いがぞんざいで、いつしか消滅していました。
けれどもヨーロッパのきれいな街の窓辺には定番の花で、よく似合います。虫よけ、蚊よけ
のためにも植えていると聞いたこともあるのですが、確かにあの匂いなら虫も嫌うでしょう。
けれども人間まで寄せ付けない計算もをしているのかしら。
遠目にかわいい花色に引き付けられ、躊躇なく購入したのが、この鉢でした。よくよく見たら
ゼラニュウムと書いてあり、葉っぱの形もそうと気づきました。匂いは・・最近のゼラニュウム
は匂いを減らす改良をしているのか、はたまたヒノキ花粉のせいですっかり鈍くなった嗅覚の
お陰(?)か。
かわいい花なので良し、とします。