好きなことにぞっこん

花に癒され、永井龍雲の歌声に癒されています

少し気温が下がりましたね

2016-09-19 16:18:01 | 日記

 とは言っても台風がよどんだ日本列島の熱気団を吹き飛ばしたことで、吹き飛ばす風力や太平洋上の雨雲を従えての迷惑の方が、気温が少し下がったことと比べて、迷惑さにおいては割に合わない。

 わずかな庭の叢で虫が鳴いています。秋の気配は感じるものの昔から慣れ親しんだコオロギの声ではなくやたらめったらうるさいのです。声(羽音)が大きいのです。それに気付いてからもう10年以上になるでしょうか、どうやら帰化生物のアオマツムシの鳴き声のようです。

 その実、コオロギとキリギリスくらいしかなき声の識別はできていませんでしたが、あまりに大きくうるさくて気になったので調べたのです。それがアオマツムシらしいことを突き止めたのです。

 以来、この庭に卵を残しているのでしょうね、必ずこの時期になると夕刻からに一晩中鳴くのです。正味うるさい。秋の風情もぶち壊しだ。

 そうはいっても生きとし生ける虫けらも否定できない。うるさいけどしんぶするしかないか。そうだ、鈴虫の鳴き声も知ってたわ。20年くらい前の、その頃は鈴虫の養殖が流行ってなかったように思うけど、鈴虫をいらん?と聞かれて、んなまあと虫籠ごと一式もらって一夏飼ったことがあったよなあ。

 十数匹いたでしょう夏の夜に近所にも聞こえるくらい賑やかに鳴いて、確かに涼やかにしてくれました。エサはキュウリやナスを楊枝に突き刺して親子ともども楽しんだものです。しか~し、気温が下がって来るとそろそろ冬支度するのでしょう。 

 湿った黒い土の上で羽を持ち上げて一生懸命鳴く愛らしい鈴虫の姿が一匹一匹と消えてゆくのです。天寿を全うしたならそれはそれで自然で、亡骸の一つも土の上に転がっていそうなものを、羽の脚の一遍たりともどう土をひっくり返しても見つけられないのです。私の家族は彼らの生態を調べて飼うほど熱心な愛鈴虫家ではありませんでしたから、見つけられなかったかもしれませんが。

 やがてすべて姿を消しました。不気味でした。

 

コメント
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