好きなことにぞっこん

花に癒され、永井龍雲の歌声に癒されています

嬉しいな

2021-04-19 00:11:34 | 日記

一年余りかかって、やっと完了した録音図書を提出した。一回目校正は何百箇所の誤読、脱文、言語不明瞭、ノイズ、etc、を指摘されたことか!  2回目 の校正は初回の半分以下とは言うものの、修正を終えてやっと完成したつもり、のしろもの。図書はヘルマン・ヘッセの「車輪の下に」。子供の頃、読んだ気もするけど、完全に忘れてたので、たまたま点字図書館の音訳希望の書棚にあったのを、内容を吟味せずに引き受けてしまった。

平成時代の翻訳本ならもう少し楽だったかもしれないけれど、昭和26年だったかな、日本語訳の文章の言い回しが、古典作品とまでは言わないけれど、今では使われないような言い回しもあった。 

録音完成時間は9時間ちょっと。たぶん、この何十倍の時間をかけたことでしょう。一年以上かかってるんですものね。

ボランティアで、時間制限もないので完成できたものの、振り返えれば涙がでる、なんてことはないですよ\(^^)/でも途中下車しなかった。

一番のネックはやはり標準語のアクセントとイントネーション。バリバリ泉州弁ネイティブな私には無理なんじゃない??頭ではわかっていても、練習すればどうにかなる、どうにかしよう!と新しい目的を見つけられた喜びもあって、やーっと完成した音訳2作目なんだもん。

点字図書館の録音室の機器は高価格のもの。録音室に通わなければならない億劫さを回避したいがため、最低限のマイクを買って自宅録音してるものだから音が浅薄、都度都度違う声になる。これを克服するためにマイクの角度や距離を工夫したり、ノイズが入らないように掛け時計を下ろしたり、読み直しにが度重り、校正の修正とともに途方もない時間がかかってしまった。

その提出したものについ一昨日、点字図書館からメールが入った。なんだなんだ!ダメ出し?これじゃ使いものになりませんって言ってきたの?メールを開けるのが怖かった。

「車輪の下に」を今夕、サピエ図書館にアップしますが、録音場所を教えてください、と言うものだった。えーっと、サピエ図書館ってどうだったけ・・デイジー図書館ってあったっけ??

 

素人同然の読み手のわたしの声が、全国ネットワークにのせられることになったってことが分かった。嬉しいけど恥ずかしいな。

終わったときに感じていた、もう嫌、しばらくは遠ざかりたいと思っていたけれど、またやろう。

単純です。

コメント
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