7チャンの”なんでも鑑定団”は、鑑定が意表を突くところが一番面白いのですが、お宝にまつわる故事来歴の説明もまた面白く、ここ20年くらい好んで見ています。
一番わからないのは陶磁器の値打ちです。絵画でも言えることですが、ネームバリューがすべて?世の中、有名になることが一番の価値なんかなぁ、もっとも有名になる事がふつうできないんですけどね、なんて多少とも不条理に思えていますが。
それでも絵画は好きな方なので、結構楽しみにこの番組を見ていました。村田喜代子さんの”人が見たらカエルに化れ”を読むまでは。
図書館で目にしたので ウン、これにしようと読み始めて、結構、せねばならない事を押しのけて読んでしまいました。
イヤぁー、すごい世界ですね、骨董の世界は。小説は虚飾の世界ですよね。全部、真に受けることはありませんが、ずいぶん興味深く面白く読めました。それに村田喜代子さんの文才にも驚きです。恥ずかしながらこの方の小説を読んだのは初めてだったのですが、次にもこの方の小説を読んでみたいと思います。
”人が見たら蛙に化れ” は新聞小説で連載されていたそうです。私は日々の新聞小説を読む習慣がありません。昔は新聞を良く読んでいた方ですが、時間の制約があった頃からの習慣で、小説まで目が届かなかった習慣が、今に続いています。
毎日、チマチマ読むのが嫌だったからかも知れませんね^_^;
とにかく、”なんでも鑑定団”の鑑定も胡散臭いとは思っていましたが、やっぱりお宝の値打ちなんて自分で決めるもの、値段を決定するのはいかがなものか、と思います。
お宝を何一つ持たない者のひがみ、でした。
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