今日は堺市美原区木青会館の着付教室です。
谷先生がお休みだったので嶋岡先生と2人です。
今日から新しく入ったUさんがこの教室に来られることになったので
Uさんを嶋岡先生にお願いして、私は女袴と男性の馬乗袴の違いを説明してから、実技に入りました。
すでにお二人は以前やっているので復習になりますが、後の3人は全く初めてです。
まず、女袴の着付方には色々な方法がある事を説明して、
今日は私たちが取り入れているおはしょりを作らない方法を勉強してもらいました。
★下着 ぴったりしたシャツとスパッツなどを着てもらいます。
肌襦袢や裾よけの場合は、短く着せます。(残りはウエストの補整)
★補整 襟元、みぞおち、ウエストの補整を綿花やおタオルで行います。
胸が豊かな方は、ガーゼ又は晒しで押さえ、
タオルなどで胸元の段差をなくします。(帯を高い位置で締めるため)
★長襦袢 ◎着物のようにおはしょりを作って着せる場合
おはしょりがウエストの補整になる。
◎おはしょりを作らないで、裾を折り上げて着せる。
タオルでウエストの補整
★着物 ◎おはしょりを作る場合
着丈は床から20㎝ぐらいの位置(ブーツの場合はふくらはぎぐらい)
半襟は1から1.5㎝(刺繍衿の場合は、多目に)
衣紋は指3本・4本(ヘアスタイルによっては、もう少し抜いても良い)
おはよりは袴の脇から目えるのですっきりと整える。
裾を折り上げて、伊達締めの位置まで持ってくる。
上前からシワにならないように
しっかり伸して伊達締めに添わせてくる。
上前が終わったら、その上に下前を添わせる。
腰紐をなるべく広げて着物が落ちないように気持ちで締める
(この後、胸紐や伊達締めをするので、あまりきつく締めなくても良い。)
紐は結ばないで2度掛けして挟んでいるだけです。
化繊は結んでいますが,ほとんどの紐は結びません。
写真のように
前も後も綺麗にシワを伸して腰紐で止めます。
ここで伸し方が悪かったり、腰紐を強く締めすぎるとシワになります。
★帯 最初に袴の長さを確認してから、帯を巻く位置を決める。
浴衣帯を21~23㎝ぐらいの蝶結びにする。
帯は結んでもよいし、手先をかけて引き抜く方法等、どちらでもよい。
変わり結びの練習にもなるので、結ぶ方法で行ないました。
※帯が長ければ3回巻きにしてもよい。
★袴 半幅帯を1~1.5㎝(袴が短い場合2~3㎝)出します。
袴の前紐の扱い方も色々あります。
①帯の上で交差させて、羽根を挟み込むようにして前に回す方法
②帯の上で捻ってから、羽根を挟み込むようにして前に回す方法
③帯の上で3㎝ぐらい捻って、羽根を挟み込むようにして前に回す方法
※帯が地厚で押さえたいときは①の方法で行なっています。、
④帯の下で交差させ前に回し、その紐がもう一度後に廻ってきたときは
2度がけして蝶結びにして、解けないようにひっかけておきます。
後ろから来た紐も前で2度がけして蝶結びにします。
2度掛けして、しっかり締めるとと紐は少し短くなりますが、
気持ちいいぐらい後板が体に添って締ります。
2度がけしているので緩まないのがメリットです。
装束結びは難しいので蝶結びにして、結び目を隠します。
蝶々大きさも色々ありますが、私は最初に習った、紐の巾と同じ短い長さが好きです。
Nさん・Kさん・Sさん・Yさんには女袴・Aさんには男性の馬乗袴の着付を勉強して頂きました。
最後に袴のたたみ方を勉強してもらいました。
本日もご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 ブログランキングへ参加しています。
クリックでの応援、どうぞよろしくお願いいたします!