獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

豊中の精神障碍者専門の就労継続支援B型事業所にいって、コーヒーを飲んだ。

2024-01-22 14:08:04 | 網膜色素変性症と私
ホートク

今日は、月曜日、午前中、豊中にある精神障碍者専門の就労継続支援B型事業に行った。そこでは、精神障碍者が、ゆっくりすごしているよう。時給150円とすくjないけど、ここの雰囲気がいいからということで、車や電車にのってわざわざ通っている精神障碍者もいるとのこと。

話をきいたら、時給150円は安いとおもわれるかもしれないけど、多くの障害者は、障害年金などで生活していて、それだとずっと家にこもっていがちなので、こういった作業所があることで、障害者も手一揆的に外出できる。それがメリットとのこと。たしかに、人間は、どこかに行きたい、だれかににあいたいと思うことがとっても大事だね。その作業所でおはなしをきっきながら、自家焙煎のコーヒー、ガテマラをいただく。生のコーヒー豆を、ホートクとよばれる、陶器の器にいれて、それをガスコンロの日であたためて、コーヒー豆を焙煎。それを精神障碍者の人がじっくり、やっていた。20分ぐらいずっと、コンロとホートクと豆とにらめっこ。こがさないように、まんべんなく火がとおるようにすることが意外と難しいとのこと。こういった、単調作業も、精神障碍者の中には、得意な人がいるのね。

作業所の中は、コーヒーのいいにおいがしていた。300円はらって、そのコーヒーをいただく。ちいさなチョコレート菓子もひとつついて300円。おいしいね。このお金も精神障碍者の工賃になるんだろうね。

生産性とか、売り上げとかにしばられないよい作業所だった。

話を区と、昔は、ヘルパー事業所もやっていたとのこと。ピアヘルパーという、精神障碍者がヘルパーの資格をとって、精神障碍者のお宅を訪問して、家事援助や相談相手になる。そんな、理想的な事業をやっていたとのこと。
でも、採算があわなくて、やめたとのこと。10組、ヘルパーと利用者をマッチングしても、相性があうのはたかだか2組程度、これだと、待機のヘルパーが増えすぎて、赤字になったとのこと。この考え、当事者が、当事者をさぽーとする。デコボコのある精神障碍者が、おたがいにたすけあう、理想的だね。

でも、現実には、そのデコボコがうまくマッチしないのね。

この法人は、もともとは、精神障碍者の家族会があつまって設立しとのこと。親は、子のために、資金をだしあって、そのこどもの日中活動する場所をつくったのね。今は、それが、就労B型事業所として、ちゃんと経営できているのね。いいこといいこと。昔は、精神障碍者のケアはその家族だけがやっていたのね。それが、家族通しのあつまりができ、そして、今では、就労B型の事業所として経営して、介助者もしっか雇用しているのね。事業所の中はとてもきれいでひろくてよい場所だった。土地は豊中市の土地で、そこに建物をたてているとのこと。家族の力ってすごいね、制度の力ってすごいね。
コメント
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