獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

豊中市から重度障碍者等就労支援特別事業の支給決定通知書がとどいた。なんと月121時間も、ヘルパーを利用できる。

2024-01-18 20:50:50 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
重度障碍者が結婚しないほうがよい理由

先月、税務署にいって、個人事業主の届け出を出した私。去年の4月に退職して、無職になって、さて何をしよう。障碍者講演会の講師や、YOUTUBEの動画でわずかでもいいので収入を得よう。税務署にたった1枚の紙を出せば、だれでも個人事業主になれるのね。日本は自由な国だね。外国だと、何か事業をしようとすれば、いろいろなハードルありそう。

個人事業主になろうとおもったのは、豊中市の重度障碍者等就労支援特別事業を利用するため。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。例えば、講演会の講師として、会場に時間通り到着するには、ヘルパーの手引きが必要、動画の撮影や、編集もひとりではできない。チラシをつくったり、そのチラシをくばったりすることもできない。こういった、作業は、ヘルパーは使えない、同行援護も家事援助も使えない。経済的活動には障害者福祉サービスはつかえない。

でも、豊中市の重度障碍者等就労支援特別事業なら、なんと、こういった作業にもヘルパーが使える。もちろん、ヘルパーを従業員のように使うのはだめで、視覚障害者がやることを一緒にやって補助をしてくれるだけだけど、それでも、ありがたいね。これから、ヘルパー事業所を設立する私。この書類作成も大変。こういった事業の準備活動や、営業活動にも、この特別事業のヘルパーを使えるとのこと。

先月12月に、豊中市役所にこの特別事業の申請をし、時間数を書いて提出。その後、役所から電話があり、お昼休みの食事時間にも、ヘルパーををつけることができますよ、なので、1時間、追加しておきますねと、電話があった。同行援護だとこういった対応はしてくれず、同行援護は月50時間までしか、がんとして認めない豊中市が、なんか変。やけにやさしい。

そして今日、豊中市からメールが届いた。特別事業の支給決定。その支給時間にびっくり。
なんと、月121時間の、支給時間。私の同行援護は月50時間だけなのに、この就労支援特別事業では、なんと月121時間。これにはびっくり。

この事業をつかえば、週に3日、ヘルパーさんを1日9時間おねがいして、いろいろな作業を手伝ってもらえる。一緒に、お昼休みに食事にいったり、一緒に昼ご飯をつくったりできるのね。

豊中市が私にエールをおくってくれているよう。YOUTUBE動画や、講演会で、収益をあげてくれよ。重度視覚障害者でも、就労して、お金をかせいでくれよ。そのために、ヘルパーを月121時間つけてあげるからな!。そう豊中市がいっているよう。

うれしいね。ここまで豊中市が私に期待してくれるとは。

そして、この制度を利用すれば、重度の障碍者も働けて、そして結婚できるかもしれないね。これからの若い重度障碍者に希望かもね。

例えば、重度障碍者がひとりいて、つきあっている人がいるとする。重度障碍者の収入が月8万円ていどのしょうがいねんきんだけ。これだけだと、なかなか暮らしていけないし、結婚もできない。そこで、付き合っている人にヘルパーになってもらう。そうすると、付き合っている人に作業を手伝ってもらったり、外出を援助してもらったり、掃除洗濯をしてもらったりで、その付き合っている人には、月30万ほどの収入ができる。そうすると、二人で月40万円の収入。これで平均世帯の収入をえられるね。さらに、この重度障碍者と付き合っている人、それにもう一人加えて、ヘルパー事業所を設立すれば、事業所にも月10万円ほどの利益をあげることができる。

遠くない将来、重度障碍者と結婚するのは、たまのこしっていわれるかもね

でも、ここで注意は、もし重度障碍者と付き合っているへるぱーが結婚すると、掃除や洗濯や調理などは、夫婦なら当然やってあげるべきものとなって、ヘルパーとしての時間にはカウントされないのよね。

それと、こういったことをやると、重度障碍者は、特定のヘルパーにかこわれてしまうことになり。支配されてしまう、あるいは、いつも同じ人で息苦しくなるかもね。

ぜひ、若い、重度障碍者のみなさん、福祉サービスと特別事業を利用して、どんどん活動の幅、世界をひろげていってね。障害をもっているということが、資産、結婚におけるセールスポイントになる日も近い!!

コメント (2)
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